兄弟がする日本語の間違いから何がわかる?!

子供が使う日本語の間違いには何が隠れてる?

日本に住んでいて日本語に囲まれて育っていたら、知らず知らずのうちに子供は家の中や外で日本語を覚えてきて聞いたり話したりができるようになります。そして、小学校に入ったら読み書きが本格的に始まりひらがな、カタカナだけではなく漢字も勉強し使えるようになります。

 

海外で日本語を自分の子供に教える場合、現地の学校に通っていれば現地の言葉はそのような感じで伸びていくのではないかと思います。しかし、海外で現地の学校に通いつつ日本語も伸ばそうとするとなかなかうまくいかないこともあります。そして「また日本語間違えてる・・・」と思うこともあるかも知れません。

 

今日は、海外で育つ子供の日本語の「間違い」に焦点を当ててそこからどんなことがわかるのか、うちの子供たちを例にお話ししたいと思います。

 

上の子と下の子

これまでも何度か書いたので、何度も読んでくださってる方には重複して申し訳ないのですが、簡単に子供のことをお話しします。

 

子供たち :  小学生動幼稚園児(共に現地校)

両親 : 韓国人の父、日本人の母(二人とも日本語、韓国語がわかる)

兄弟間の言語  : 基本的に日本語。しかし韓国語が混じることも多々。

 

このような家庭で、家の中では日本語を使うことが家族のルールなのですが、上の子が小学生になったころから韓国語が増えたなぁ、と思うこともあります。

 

どんな間違いをするの?!

日本に一時帰国する際に、上の子は日本の小学校に体験入学をしたり、下の子は日本の保育園に一時保育をお願いしたりしていました。しかし、日本語はまだまだ覚えている段階なので間違えることもあります。ここで、上の子と下の子がする間違いの例をご紹介します。

 

★上の子がする間違い

上の子は、例えばこんな間違いをします。

 

  1. 「ママ〜、そろそろうちに行こう。」
  2. 「数学の宿題、わかんない。」
  3. 「ちょっと熱い水が欲しいから沸かして。」

 

1.は「そろそろうちに帰ろう。」が正しいです。日本語では自分の家の場合には「帰る」を使い、他の人の家なら「行く」を使います。
2.は、「えっ?! 小学生なのに数学なんてどんなに難しいことやってるの?」と思った人がいるかも知れません。しかし、普通に小学生が勉強する「算数」と言いたいのです。
3.は不自然ですが意味がなんとなくわかりそうな間違いだと思います。「熱い水」ではなく「お湯」が正しいです。

 

上の子の場合、1.〜3.まで、これらは全て韓国語を日本語に直訳した間違いです。

 

 

★下の子がする間違い

これに対して、下の子は次のような間違いをします。

 

  1. 「ママ、このお菓子におくないよ。」
  2. 「あの、ぷうせんが欲しい〜!」
  3. 「幼稚園ではね、교감선생님がこれ教えてあげたんだよ。」

 

1.はかなり意味不明ですが、子供がお菓子のにおいをかいで、「変なにおいがしない」と言いたいのに「おいしい → おいしくない」「たのしい → たのしくない」のように「におい」も「におい → におくない」と変化させてしまった文法的な間違いです。

2.は、「風船」の発音は「ふうせん」なのに、うちの子には「」と聞こえるのか「ぷうせん」と言ってしまった間違いです。前にも何度か言ってるので間違えて覚えてるのかも知れません。

3.これは「교감선생님」は「教頭先生」に当たる言葉で、日本語で言えない言葉を韓国語でそのまま言ったパターンです。そして、「教えてあげたんだよ」は「教えてくれだよ」の間違いで文法的な間違いです。「あげる」「もらう」「くれる」は紛らわしいようです。

 

 

上の子と下の子の間違いからわかることは?

不思議なことに、上の子がする間違いは下の子はあまりせず、下の子がする間違いは、上の子はあまりしません。これにはどんな理由があるのでしょうか。

 

まず、上の子が今の下の子の年齢(3歳ぐらい)だったころも、やはり同じような間違いをしていました。しかし根気よく訂正本人にも意識してもらった結果、文法的な間違いや言葉を間違えて覚えることは段々と減っていきました。

 

しかし、日ごろ韓国の小学校で韓国語で勉強し、韓国人の友達と韓国語で遊んでいるので韓国語の方が強くなり、言いたいことに韓国語の影響か色濃く出てくるのだと思います。

 

下の子も同じように日ごろ、韓国の幼稚園に通い韓国人の先生やお友達と過ごしているのですが、間違いをみていると子供がどう考えてそう言ったのかがよくわかります。文法、発音、語彙などまだまだ年齢的に言葉自体が発達中のの下の子は家族やテレビ、周りの日本人親子の知り合いなどの日本語を聞いて自分の中で日本語の体系を作っている段階ではないかと思います。(そして下の子のこのような間違いは3.の韓国語を混ぜてしまうことを除けば日本に住んでいる日本の子供もする間違いではないかと思います。)

 

・・・とすると、将来このまま上の子のように韓国の小学校に進むと、韓国語がより強くなり直訳したような間違いが増える可能性もなくはないように思います。

 

 

親ができること

今日は、うちの子たちを例に海外で親から日本語を教えてもらい日本語を覚える子供の間違いには何が隠されているかについて書いてみました。間違いにも特徴があり、そして理由があるものだと思います。ここで、「親ができることはなんだろう?」と考えてみると次のようなことだと思います。

 

  1. .耳を澄ませて間違いのパターンを探る。
  2. 根気強く間違いを直す。
  3. できたら褒める!

 

パターンを探るのはなかなか難しいかも知れませんが、「変な日本語!」と思ったらすぐメモをする習慣をつけておけば、それが集まったらなんとなく傾向が見えてきます。

また、「ぷうせん」のような間違いは、「ぷうせんじゃないよ、ふうせんだよ」と直すのがいいと思います。

 

そして最後に、ちゃんとできたらちょっとオーバーなくらいに褒めてあげるのがいいと思います。それは「ふうせん」とちゃんと言えたことでもいいし、前は文法的におかしなことを言ってたのに、ふとちゃんと言えた時などに、「覚えたね〜!」と言って褒めると子供も嬉しくなるのではないかと思います。そしてその嬉しさが、もっと日本語を覚えたいといういよに繋がればいいな、と思います。

 

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