子供が親の先生になると伸びるのはどんな力?

どれだけ勉強しても・・・

私は日本で生まれ育った日本人で、私の子供たちは韓国で生まれ育っています。私は両親が日本人、日本語のみで育てられ、外国語は中学校に入って学校で英語を習い始め、外国には大学生になるまで行ったことがありませんでした。

 

そんな私とは違い私の子供たちは両親は日韓夫婦、生まれる前から日本語と韓国語をお腹の中で聞き、生まれてすぐパスポートをもらい生後5〜6ヶ月で日本と韓国語を行き来するという私とは全く違う環境で育っています。

 

通う学校も韓国の保育園、幼稚園、小学校のため、おのずと身につけてくる韓国語は韓国人と同じです。

 

私は大人になってから韓国に興味を持ち韓国語の勉強を始めました。韓国在住も長くなり毎日の生活に困ることはありません。しかし、それでも自然な韓国語は当然ながら子供たちの方がずっと上手です。

 

今日は、下の子とのある日の会話から「親子っていつも親が教える側かな?」と考え、「子供が親の先生になったら子供にはどんないいことがある?」について考え、気がついたことを書いてみます。

 

ある日のできごと

それは下の子が満3歳になるころの話です。保育園から帰ってきてご飯を食べ、シャワーを浴びて寝ようかという時、何を思ったのか下の子が私の方に四つん這いになって近づいて来たのです。

 

そして、こう言ってました。

 

「엉금엉금(オングムオングム)」

 

私は全く意味がわからず、

 

「何してるの〜? さっさと着替えなさい〜。」

 

と言いました。しかし、下の子は止めようとせず、ひとこと「거북이〜!(コブギ〜!)」と言いニヤニヤしながら近づいて来ました。私は、そこでやっと四つん這いの意味がわかりました。「거북이(コブギ)」とは、韓国語で「亀」のことで、それは私は知ってたので、

 

「あっ!亀の真似をしてるんだ!」

 

と気がつきました。 そこでさっきの「엉금엉금(オングムオングム)」は、状況的に亀の歩き方を真似してるんだろうと思いました。

 

そこで、子供に聞いてみました。

 

「엉금엉금(オングムオングム)って何?!」

 

子供は、「わかんない〜。亀さんが歩くの。」

 

としか答えてくれなかったのですが、

 

「おもしろいね!ママ、もう1回見たいな!もう1回やってくれる?」

 

と言うと、得意げに「엉금엉금(オングムオングム)」と言いながら、また四つん這いで私のほうに向かって来ました。私はこれではっきりとわかりました。「엉금엉금(オングムオングム)」とは、亀が歩く様子を表す言葉なんだと。

 

表すものがわかれば、あとはきれいな日本語にするだけです。韓国語を書くのがあまり得意ではない私はすぐに韓国語のスペルが浮かばず、日本語だと「のっそりのっそり」ぐらいかなぁ?と思い、辞書を見るとその通りでした。

 

<「のっそりのっそり」日韓辞典にありました!>

親はいつも教える人でなくてもいい

このような経験は、子供が韓国の保育園、幼稚園、小学校と進んでいくとどんどん増えて行きます

 

いつもは、親は子供には言葉づかいや行儀、勉強などを教えるので、ついつい「親 = 教える人」となりがちなのですが、いつも親は教える人でなくてもいいのではないかと思います。

 

親よりも子供の方が上手にできることは、子供が親に教えてもいいと思います。・・・とは言っても、

 

「まだまだ言葉自体が完全ではない保育園児や幼稚園児に一体どんな説明ができると言うの?!」

 

と考える人もいると思います。しかし大人のようにちゃんと説明するのはまだ難しいので、大人がヒントを出しながら子供は自分が知ってる言葉で説明できたらそれでいいのではないかと思います。

 

例えば、、、

 

「엉금엉금(オングムオングム)というのは、亀がゆっくりゆっくり歩く様子を描写した言葉だよ。」

 

は、無理なので、

 

子供 : 엉금엉금(オングムオングム)

親    : 何が歩いてるの?

子供 : 亀さん。

親    : 亀さんってそうやって歩くの?

子供  : うん、엉금엉금(オングムオングム)って歩くんだよ。

親    :へぇ〜、よく知ってるね!  ママの言葉では「엉금엉금(オングムオングム)」って何ていうんだろうね、、、。

 

と、一緒に辞書を引いたり子供に「엉금엉금(オングムオングム)」を使う時を教えてもらったら大人もそれがどんな言葉かだんだん想像がついてくると思います。

 

日本語でなんというのかがわかったら、子供に「教えてくれてありがとうね!日本語では、のっそりのっそりなんだね!」とひとこと言えば、きっと子供も喜ぶと思います。

 

 

子供から学ぶことも多いバイリンガル子育て

今日はバイリンガル子育てをしている親と子の関係について、いつも親は教える人でなくてもいいと思うことや、その例として子供との会話を挙げました。

 

私のようにモノリンガル(1つの言語)、モノカルチャー(1つの文化)で育った親がバイリンガル子育てをする時は、言語や文化の面で子供から学ぶことも多いと思います。

 

子供に教えてもらう時は、子供を褒めつつ説明してもらえば子供の「説明する力」というのも少しずつ伸びていくのではないかと思います。

 

親と子供で日々勉強。そして、楽しく努力したいですね。

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