どうしてこうなる?「そうじしてくれた」と「そうじされた」 – シオモニ vs ミョヌリ –

永遠の課題

韓国に嫁いで来て約10年たち、新婚の頃とは違い韓国の文化や韓国人との人付き合いに戸惑いを感じることもなくなりました。そして、少しずつ日韓カップルや日韓夫婦の知り合いも増え自分の経験を話したり、相手の話を聞いたりする機会もできてきました。

 

そんな日韓カップルや日韓夫婦と話すことは、結婚生活や、韓国に住むということ、韓国語の勉強、そして女性が日本人の場合はシーワールド(妻から見た夫側の親戚)についてです。

 

今日は、そんな日韓夫婦の方々と話していた時にある人が言ったひとことからシーワールドという永遠の課題について考えてみたいと思います。

 

「シオモニにそうじされた!」

知り合いの日韓夫婦(夫が韓国人、妻が日本人)の、奥さんの方と話してた時にこんな話が出ました。

 

「この前、シオモニ(義母)がうちに来たんですけど、なんとリビングをそうじされちゃったんですよね〜〜。リビング、汚かったのかなぁ・・・?!」

 

この方は、お子さんがまだ1歳にもなってなくて手がかかる月齢です。仕事は今はしてなくて専業主婦でシオモニは同居ではなく時々家に来るそうです。シオモニが来る前にこの方がリビングをそうじしたのかはわからないのですが、シオモニが家に来たときにリビングをそうじして行ったそうです。それに驚いて私に会った時に話をしたというわけです。

 

なぜシオモニのそうじに驚いた?!

家のそうじは誰でもするもので、それ自体は驚くべきものではありません。では、この方はどうして驚いいたのでしょうか。この方と話していてわかったのは、それは次の2つの理由によります。

 

  1. 同居してないシオモニが自分の家をそうじしたこと。
  2. そうじしたのが実の母ではなく「シオモニ」であるということ。

 

これは、「家族」や「親戚」をどう捉えるかの日韓の違いも関係しているように思います。

 

ちょっと詳しく見てみます。

 

★1.同居してないシオモニが自分の家をそうじしたこと。

もしシオモニが同居なら、この日本人の方にとっては「家族」となるので同じ家に住んでいる家族が家の中をそうじしたら、それがリビングであれキッチンであれトイレであれ、それほど大きい問題ではないと思います。

 

しかし、この日本人の方はシオモニが同居ではないので「親戚」と考えてるのだと思います。そう考えると同居ではない親戚が家に遊びに来てそうじをしたら、それがシオモニでなくても義理の姉や妹でも驚くと思います。

 

一方、シオモニの方はどう考えたのでしょうか。この日本人の方は「嫁」であり、同居でなくても自分の「家」にお嫁に来た人です。つまりシオモニにとっては「家族」なのです。また、全体的に韓国のシオモニは家族に非常に献身的なので家族の家にそうじが必要だと思ったからそうじしたのだと思います。

 

 

★2.そうじしたのが実の母ではなく「シオモニ」であるということ。

この辺が「永遠の課題」と言う最大の理由のような気がします。もし、同居ではなくても実の母がそうじしたのであれば、「お母さん、ありがとう〜〜!」ということになったと思います。しかし、それがシオモニだったので・・・
「リビングをそうじされた」

 

という不満混じりの言い方になったのだと思います。そして実の母なら、

 

「そうじしてくれた」

「そうじしてもらった」

 

となるのではないでしょうか。

 

この差は、やはり義理の関係ならではではないかと思います。

 

 

考えた方を変えたら何が変わる?!

実を言うと私自身も新婚時代に同じような経験がありました。同じように子供(上の子)が生まれて半年くらいの時に、シオモニが家に来ました。孫の顔を見に来たのですが私が子供を預けて外出して、帰ってきたらシオモニがリビングをそうじしてちょうど終わったところでした。私もやはりびっくりしました。理由は先ほど上に書いた2つです。

 

「えっ? そんなに汚かった?!」

 

まずこのように思いました。そして、1人であれこれ考えました。

 

「これって間接的に叱られてるのかな?!」

「思わずそうじしてしまうほど汚かった?」

「嫌がらせ?!」

 

こんなことを考える私は性格が悪いのかも知れませんが、最初はどうしてなのか理由がわからず正直、悪い方向にばかり考えてしまいました。また、シオモニがうちに来るとやたらとリビングはそうじしたがるのですが、トイレ(シャワーとトイレと洗面台があります)は全くそうじしないのはなぜだろう?!と思いました。なぜならシオモニがうちに来て帰った後は必ずと言っていいほどトイレの床に髪がたくさん落ちているのです。

 

しかし、「家族」の概念の違いや「シオモニであること」を冷静に考えるとだんだんと理由が見えてきました。また、そういう目でシオモニの行動を見たりシデグ(義理の両親の家)に行くと、なぜシオモニがリビングをそうじしたかがわかってきました。それは、シテグと我が家は家の構造上、気になるところが違うからです。シデグはシャワー室にトイレと洗濯機があったり、床のタイルが暗い色で汚れが目立ちにくいこともあり、ホコリや髪の毛が落ちててもそれほど気になりません。

 

それはさておき、シオモニが我が家に来てそうじをすることは、最初は驚きましたが私が仕事をしていることもあり、「そうじされた」ではなく、「そうじしてくれた」と考えるようにしています。そうすると、私自身の気分もガラリと変わります

 

気分がどう変わるかというと「そうじされた」の不満から「そうじしてくれた」の感謝の気持ちとなるのです。

 

だからといって・・・

「そうじをしてくれた」と考えると自然と「ありがとう」という言葉が出てきますが、だからと言ってあまり甘えてもいけないかなと思います。シオモニが来る!となるとシオモニが気になるリビングをそうじしてから、シオモニを迎えるようにしてます。また、シオモニが気にならないトイレはシオモニが帰ってから黙って私がそうじすることにしています。

 

また、私が仕事などで忙しすぎてそうじをしてからシオモニを迎えられない時は、シオモニにそれを話して「もしできたらそうじお願いします〜〜!」とお願いすることもあります。それは、義理の間柄であるためお互い気をつかうので、してほしいことははっきりと言葉にした方がいいし、それは「家族」に非常に献身的なシオモニにはそれほど負担ではないことが旦那との話でわかったからです。

 

 

考え方の違いを理解して受け取り方を変えると気分が変わり、シオモニと私の間にいる旦那とも話して不満が感謝に変わると、義理との仲もうまく行くんじゃないかなぁ、と思います。・・・とえらそうなことを書きましたが、この考え方に到達するまでかなりかかりました。「永遠の課題」は、ひとつひとつが修行なのです・・・。

 

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