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一時帰国

「一時帰国=文化体験」で子どもが感じた4つの驚き

 

こんにちは、韓国で二児の子育てをしながらブログを書いているまめちゃん(@mame_chang)です。バイリンガル子育てというと、言語ばかりに目がいきますが、言語だけでなく文化も吸収してほしいと思う欲張りな私。 日本に一時帰国する時は、保険や免税のお買い物、ポケットWifiの手配、買い物リスト、などなどやりたいことはいっぱいなのですが、子どもに肌で感じて欲しいこともたくさんあります。

 

先日、ふと2年ほど前に子どもたちを連れて行った旅行のことを思い出しました。その旅行は日本の国内旅行だったのですが、子どもには日本の文化を体験するいい機会となりました。 その旅行を思い出しながら「一時帰国=日本文化体験」と考え、日本の文化に触れた子どもの反応をお話したいと思います。




「一時帰国=文化体験」で子どもが感じた4つの驚き

今回の話は約2年前の日本の国内旅行ですが、旅行の計画を立てる時にいつも日本に帰る時は日本のおばあちゃんの家(私の実家)ばかりなので、私の実家に帰る前に10日間ほど旅行を入れました。

 

★簡単な旅程は次の通りです。

韓国 → 関西空港 → 神戸まで移動

神戸から国内フェリーにのり「小豆島(しょうどしま)」へ。

小豆島に約10日間滞在

国内フェリーで神戸まで戻りました。

 

<小豆島へのフェリーにはコンテナも一緒でした>

滞在は10日間前半と後半に分けて、、、

 

前半は露天風呂とプールがついた日本風のホテル、後半はプールの他にも子ども対象のイベントがあるホテルにしました。

 

今回の話は、日本文化体験がより多くできた前半の日本風のホテルについてお話しします。



旅行で触れられた日本の文化とは?

私と子どもたちの3人での旅行でしたが、下の子はまだ1歳児だったので「子どもの反応」とは言え下の子はまだ感想などが話せない歳だったので、小学生の上の子(当時8歳)の話が主になります。

 

それまで、日本に帰った時の日本文化といえば日本のおばあちゃんの家やその周りでできることでした。
しかし、一時帰国と言っても毎回おばあちゃんの家で、毎回夏休みか冬休みで、毎回会う人が同じだと子どもたちは慣れることはあっても新しい発見はありません。

 

小豆島旅行の前半では「子どもが珍しがるかも?」と思い、日本風のホテルにしたら正解だったようで子どもは次の4つのことに驚き、珍しがっていました。

  1. 露天風呂
  2. 会席風の食事
  3. 餅つき大会
  4. 泊まった部屋が畳で布団を敷いて寝るタイプの部屋

 

では、当時8歳で1.〜4、に初めて触れた上の子の反応です。

 

★1.露天風呂

天井がなく海を臨む露天風呂に子どもは大喜びでした。

 

なんでお外が見えるの?

 

と言ったり、下の子と一緒に数ヶ所ある露天風呂に入ってみたり。

 

屋外で水に入るのはプールという経験しかなかったので、かなり楽しかったようです。このホテルには部屋にもシャワーと浴槽が、そして天井と壁がある屋内の大浴場もあったのですが、上の子は滞在中はずっと露天風呂に入りたがりました。

<誰もいなくて貸切状態でした>




★2.日本風の食事

韓国にいる時も家の中では日本のおかずを作って食べたりしますが、このホテルでの食事は会席料理風で子どもは初めて見るものばかりでかなり珍しかったようです。

 

また、このような料理は韓国にいた間はインターネットで見ている日本のテレビ番組に出ていることもあるので、上の子の「あっ! 日本のテレビで見た!」という発言はかなりおもしろかったです。

<ホテルの食事>



★3.餅つき大会

これは日本のおばあちゃんの家に行っても、子ども会や何かのイベントがないとなかなか見せられません。滞在したホテルでは毎晩、お客様が観光から帰って来そうな夜8時に合わせて餅つき大会が開かれていました。

 

餅をつく道具(杵と臼)の実物を見るのも触って見るのも初めての上の子は、杵の重さに戸惑いながらも少しだけ餅をつかせてもらい大興奮でした。

<餅つき>



ついた餅はきな粉を振ってきな粉餅としてふるまわれますが、韓国のきな粉餅とは違う日本のきな粉餅に「おいしい〜! おいしい〜!」を連発していました。

<振舞われていたきな粉餅>



★4.泊まった部屋が畳に布団を敷いて寝るタイプの部屋

泊まった部屋が。8畳程の部屋でバス、トイレなどに加え床の間、お茶セット、お茶菓子などもありました。チェックイン後、部屋に荷物を置いて少し休んでから晩御飯を食べにホテル内の食堂に行きました。食事はビュッフェではなく家族ごとに名札のようなものがありテーブルが指定されていました。そして食事は1人ずつ御膳が準備されていました。

 

食事をしてから部屋に戻ると・・・

 

子どもが部屋に入ってみた光景はさっきまでなかった布団がきれいに敷かれていたことです。それを見て上の子がいいました。

 

ママ、いつ布団敷いたの?

 

子どもは、布団はママ(私)が敷くものだと思ったようですが、私はこれを聞いて思わず微笑んでしまいました。

 

さっき、ご飯食べてた間にホテルの人が敷いてくれたんだよ。
まめちゃん

 

上の子は、これを聞いてかなりびっくりしてました。

 

他にも、部屋に浴衣が大人用と子ども用があったので、子どもたちは浴衣を着て寝るという体験もできました。



まとめ

ふだんは、韓国に住んでいて家の中はいつも日本語という状態で、インターネットで日本のテレビを見ていても知識として知ってても、やはり実物を見せたいと思います。

 

一時帰国は私にとっては自分の生まれ育った国に帰ることですが、韓国生まれ韓国育ちの子どもたちにとって母親の母国です。そして日韓ハーフの子どもたちなのとっては自分のルーツの半分が見つかる国なんだと思います。

 

いつもおばあちゃんの家でもいいのですが、旅行という形でいつもと違う日本を見せてあげられたらいいなと思います。

 

「一時帰国は子供にとっては日本文化体験」

 

そう考えると一時帰国の計画も違ったものになると思います。

 

●小豆島で泊まったホテルの情報 → 小豆島グランドホテル水明

 

<小豆島の位置>





  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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