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バイリンガル育児

「なんか変?!」子供が使う日本語に違和感を持ったらしてみる3つのコト

 

こんにちは〜。韓国で二児の母をしながらブログを書いてるまめちゃん(@mame_chang)です。日本で生まれ育った私が韓国で生まれ育っている子どもたちと接していると、どうしても言葉の面で「違和感」を感じざるを得ない場面があります。もちろん、それは日本で生まれ育つ子どもたちも小さい時は親が、ぷっと笑ってしまいそうなことを言ったりするものです。

 

しかし、海外で生まれ育つ子どもは日本で日本語のみの環境で生まれ育つ子どもたちには見られない「違和感」があります。日本語がネイティブの親が子どもが使う日本語に感じる「違和感」とは何でしょうか。

 

現在、小学校高学年のうちの上の子は韓国人の小学生らしく韓国の小学生が興味を持っているものに興味を持っています。年齢的にももしかしたらいろいろな物がほしくなるころのようで、文房具がびっくりするくらいたくさんあるのにもっと欲しがったり、同じ学年の友達との話題は、K-POPのスターの話だったり、または小学生の間で流行しているものだったりします。

 

そのような話題に出るものは、文房具屋さんで気軽に買えるものもあればインターネットで売ってるものもあります。最近、上の子がずっと欲しがってるのが「ロールアイス」を自分で作るセットで、冷凍庫で冷やしたプレートにアイスクリームの素を流し込み、ヘラでけずり取るとクルクルとロールされていくもので、韓国は「鉄板アイスクリーム」と呼ばれています。

 

今回は、その「ロールアイス作りセット」がほしい上の子が一生懸命訴えてきた時に言った言葉に違和感をもち、どのようにしたら正確な表現ができるようになるのかを考えてみました。





「なんか変?!」子どもが使う日本語に違和感を持ったらしてみる3つのコト

文房具から雑貨、K-POPグッズ、小学生の間で流行している物などは、お店で売っている場合もあればインターネットで買った方がいい場合もあります。友達と話す時の話題にもなるし、子ども自身がほしい(使ってみたい)と思うなら買ってあげたいところですが、結構いいお値段のことがあります。そのため、「ほしい」と言っても毎回何も言わずに買うわけではありません。まず、どうしてそれがほしいかを聞き、自分でそれが一体いくらなのかを調べてこさせます。そして親はそこでやっと買ってあげるかどうかを決めます。

 

 

この「鉄板アイスクリーム」ですが、それほど安いとも思わなかったので渋っていると子供がこんなことを言いました。

 

2万ウォン過ぎてるから、やっぱり高いかなぁ。

 

ここで私のバイリンガル子育てのアンテナ(←と私が勝手に呼んでるだけですが・・・)が反応し違和感を感じました。

 

2万ウォン過ぎるってどいう意味?
まめちゃん

 

上の子が言ったこの言葉に反応したのは、不自然だと思ったからです。普通なら・・・

 

2万ウォン超えてるから、やっぱり高いかなぁ。

 

となると思います。そこで、「もしかして?」と思いました。

 

「もしかして、 すぎる と こえる の使い分けができてないのかな?」

 

と思ったのです。そこで、子どもに聞いてみました。

 

ちょっと今からいくつか文を言うから〇〇の中に、すぎる が入るのか こえる が入るのか考えてみてね。
まめちゃん

 

私が出したのはこんな文です。

 

  1. 地下鉄の中で寝てたらおりたい駅を〇〇ていた。
  2. 7時に起きるつもりだったのに、気がついたら8時〇〇ていた。
  3. お金は500円まで使ってもいいです。500円を〇〇てはいけません。
  4. この線を〇〇て、こっちに来ないでください。

 

最初、説明をする前はちょっと迷っていましたが、簡単に次のように説明してみました。

 

すぎる は、ずーっと横のイメージで、もっと遠くにいく感じ。こえる は、ここまで!みたいな基準より上にいくイメージかなぁ......。
まめちゃん

 

こんな説明でしたが子どもはなんとかわかってくれました。そして、本当にわかっているか確認するために、あといくつか問題をだしてみたら正しく答えられていました。

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違和感... どうして区別ができなかったのかな?

最初どうして使い分けができなかったのかには、きっと理由があります。それは・・・

 

  • 韓国語で考えたから?
  • 使い分けがちゃんとできるほどたくさんの例を今まで聞いてこなかったから?

 

多分のこの2つのうちのどちらかか、または両方だと思います。昼間は韓国の現地校(小学校)に通っているので、韓国語で考えるのはいたしかたないことかもしれませんし、それを阻止するのは少々難しいです。

 

そのため、今後は間違えたらすぐに直してあげるのはもちろんですが、子どもが自然に使い分けが覚えられるようにたくさんいろいろな内容の日本語を聞かせたいと思います。

 

また、子どもが話す日本語を聞いて少しでも違和感をもったらそのままにしないでやってみるのは次の3つです

 

1.「正しい言い方はなにかな?」を考える。

2.「どうして子供はそういったのかな?」も考えてみる。

 

 

そして、

 

3.「どうしたら正しく覚えてくれるかな?」

 

を考え、例をたくさん出したりどんな時に使うか教えたらといいと思います。



まとめ

今回は、うちの上の子との会話から「2万ウォンすぎる」という不自然な言い方について理由を考え、親として何をしてあげることができるかも考えてみました。

 

韓国に住んでいていても、たくさんそしていろいろな種類の日本語を聞かせるのは相当努力が必要で大変なことです。一気にいろいろな話題のものを聞かせるのは大変だと思うので、少しずつ、少しずつですね・・・。

 

ちなみに、今日の話に出来る「ロールアイスはこちら!」 ↓↓

ハック 丸めて! 混ぜて! アイスプレート ブラウン W34×D7×H34 1843
by カエレバ

 




    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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