優れた点が違う!「紙の絵本の読み聞かせ」と「ビデオ絵本を見せること」

最終更新日時 : 2018年2月28日

「もう一回読んで!」

「もう一回読んで~!」・・・と、文字はまだ全く読めないしもちろん書けないけど、絵本が大好きで、ママやパパにこうお願いする子供も多いと思います。

 

そして親が読んであげると、また「もう一回」というのでまた読んであげたら「次はこれ」という風にエンドレスです。絵本の世界に興味があるのはいいことなのですが、ちょっぴり大変だと思うこともあります。

 

今日は、バイリンガル子育てとは直接関係がないかもしれませんが、このような絵本の読み聞かせに関連して「これは興味深い!」と思ったものがあったのでそのサイトや内容をご紹介して、最後にバイリンガル子育てを実践している親として考えたことを書いてみたいと思います。

 

スポンサーリンク
 

絵本の読み聞かせについて・・・

絵本の読み聞かせをする時、子供に絵本がよく見えるように広げながら指で絵や文字が隠れないように気をつけつつ、子供の反応を見ながら感情をいれたり声色を変えたりして読むパパやママが多いと思います。また、このブログでも紹介しましたが、紙の絵本だけでなくweb絵本なども登場しています。

 

このような読み聞かせについて、東京未来大学では「幼児や児童における未来型能力育成システムならびに指導者教育システムの開発」と題した研究がありました。その報告論文集には第1章から第13章まであって、内容は言葉の発達やコミュニケーション、表現、外国語能力、異文化理解、運動表現能力、メディア環境活用、道徳観など、いろいろです。

 

この中で、絵本の読み聞かせと関係しているのは第3章の2節と3節の部分です。そのタイトルは。。。

 

第2節 絵本の読み聞かせとビデオ絵本の視聴による物語理解度の違い

第3節 絵本の読み聞かせとこどもの視線

 

第2節は幼稚園児を対象に同じ内容のもので紙の媒体の「絵本」で絵み聞かせを行い、そして同じ内容の「ビデオ絵本」を見せたあとに幼児に質問をして、どのくらい理解しているかをみるものです。

 

研究方法などの詳しい内容は今日の話の一番下の「今日の話に関係があるホームページなど」を見ていただくことにして、結果だけをちらっと話すと紙の絵本とビデオ絵本では優れている点が違うとのことです。どのように違うかというと・・・

 

紙の絵本 → 文脈や内容の理解に優れている。

ビデオ絵本 → 画面の映像の記憶に優れている。

 

そして、3歳児や4歳児に関しては、ビデオ絵本を見たあとは大人と一緒に話して内容を確認すると効果があるようです。

 

次に第3節の絵本の読み聞かせと子供の視線についてですが、これはかねがね絵本の読み聞かせをしている時って子供は何をみて何を考えているんだろうと思ったことがあるので、とても興味深い内容です。

 

これも幼稚園児を対象にしていて、絵本の読み聞かせをしている間は子供の視線を追いかけることができる装置を使って絵本のどこを見ているかを測定しています。そして、読み聞かせが終わったら子供に質問をしてどのくらい理解しているかを見ています。

 

そして、質問に正しく答えることができた子供は絵本の読み聞かせをしている時に、質問の答えとなる部分を見ていた、しかし、正しく答えられなかった子供はみていなかった、そして質問には年齢が上がるほど正しく答えることができる、といった内容です。しかし、今後はもっと詳しい研究が必要であることも書かれています。

 

バイリンガル子育てから考えると・・・?!

今日ご紹介した論文の2つの節を読んで、バイリンガル子育てをしている親としていろいろと考えるところがあります。例えば・・・

 

「紙の絵本とビデオ絵本の優れた点の違いは言語が違っても同じなのかな?」

「ネイティブではない親が読み聞かせをしても同じ結果がでるのかな?」

「言語が違っても読み聞かせの時に絵本の中で子供がみる部分は同じなのかな?」

 

などです。読み聞かせをしている間に子供がどこを見ているかについての研究(今日の話では第3節)では、まだまだ今後の研究が待たれますが、第2節のような研究結果は、もしビデオ絵本やWeb絵本などを見せている親がいて自分が読まないでビデオに読んでもらっていることを後ろめたく思っている人がいたら、その優れた点んついて知って「ビデオ絵本を見た後に大人と内容について話し合う」ことが有効だとわかれば、もっと効果的な使い方ができると思います。

 

最後に・・・

今日は、東京未来大学の研究結果の論文集から絵本の読み聞かせに関連がある興味深い部分についてご紹介しました。「論文」と聞くと、何だか難しそうですが難しい場合は最初の「要約」や「要旨」だけを見てもなんとなくわかりそうです。

 

このような研究結果が、特にどんな点が優れているかは難しい論文ではなく「子育てをしている親が誰でも見られるところに掲載されているといいな!」と思いました。

 

合わせて読みたい・・・

・海外受講可能な絵本の定期購読について → 「童話館ぶっくくらぶ」で絵本の定期購読

 

 

今日の話に関係があるホームページなど

・東京未来大学「幼児や児童における未来型能力育成システムならびに指導者教育システムの開発」 → http://www.tokyomirai.ac.jp/research_report/essay/index.html

・「第2節 絵本の読み聞かせとビデオ絵本の視聴による物語理解度の違い」 → http://www.tokyomirai.ac.jp/research_report/essay/pdf/3-2.pdf 

・「第3節 絵本の読み聞かせとこどもの視線」 → http://www.tokyomirai.ac.jp/research_report/essay/pdf/3-3.pdf

スポンサーリンク

 

2 件のコメント

  1. マメさん、いつも私が読まないような情報をありがとうございます。ビデオ絵本の活用法として、海外子育てママで絵本の入手がままならない方は、いいですね。紙の絵本とは、区別して利用って感じですね。幼児にテレビを見せる場合、一緒に見る。会話しながら見る。に似ているなぁ。と思いました。

    • まめちゃんsays: 返信

      Yokoさん、コメントありがとうございます。海外に住んでて紙の絵本が手に入らない人にはビデオ絵本は助かりますよね。単なる動画とも違うので利点や効果を親が理解して子供に見せて活用するのかベストですね^ – ^。

よろしかったら感想をお聞かせください。コメントは承認後掲載となります。コメント入力後は一旦画面が真っ白になります。

トラックバック URL

http://www.mamelingual.com/2017/07/26/picturebooks-videobooks/trackback/