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一時帰国

得られたものが違った「日本の小学校の体験入学」と「日本の学習塾」

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。

 

約4週間の予定の今回の一時帰国。一時帰国中には子どもたちに体験させたいことがたくさんありました。

 

そのうちのひとつが、上の子を日本の塾に通わせて国語の読み書き、特に書くこと伸ばすことでした。なぜなら夏は韓国の小学校と日本の小学校の夏休みがほぼ同じ時期なので、韓国の夏休みに日本に一時帰国してもタイミングが合わず体験入学ができないからです。

 

そして塾の先生との面談を通して直面した厳しい現実(詳細は「合わせて読みたい・・・」から、一時帰国という限られた時間の中でできることを考え塾と図書館などを併用してみました。

 

・塾での面談結果 ↓↓

 

 

今まで日本の小学校に体験入学は2回しましたが、今回の塾での勉強を通して「体験入学」と「塾」で得られるものの違いを感じました。もちろん、小学校と塾はもともと違うものですが、それをさらに強く感じたという感じです。

 

今回は、一時帰国中の日本の体験入学と学習塾に通わせてみた経験から、私が感じた「体験入学で得られたこと」「日本の学習塾で得られたこと」「次回はどうしよう?」など、考えたことについてお話ししたいと思います。

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得られたものが違った「日本の小学校の体験入学」と「日本の学習塾」

海外で子育てをしていて日本に一時帰国となると一時帰国中にすることをいろいろと考えますが、バイリンガル子育てをしていると考えるのは次のようなことです。

 

  1. 子どもの日本語力を伸ばしたい。
  2. 日本文化も体験させたい。
  3. 日本のお友達を作ってほしい。

 

そして私の場合、自分で調べたり周りに聞いたりして「体験入学」という制度があることを知りました。その後すぐ日本の帰省先の近くの小学校に連絡を取って体験入学をする、という運びになりました。では、体験入学で得られたこととはどんなことでしょうか。



日本の小学校の体験入学で得られたこと

日本の小学校の体験入学では1つのクラスに入って他の子どもたちと席を並べて、同じように授業を受け給食を食べて掃除をし、宿題もします。放課後は友達と公園などで遊んでから家に帰ってくるという感じです。

 

 

「小学校に行く」ということ自体は韓国にいても同じなのですが、やはりそれは国や文化が違うと、言語、やり方、考え方、行動などが違います。日本の小学校に体験入学を2回させたことで、得られたと思うことは・・・

 

  1. 日本の小学校の学校生活が体験できた。
  2. 日本の友達ができた。
  3. 日本語が伸びた。

 

1.はやはり体験入学しないとわからないことなので、子ども自身も韓国の小学校との違いに驚いていました。特に放課後に教室やトイレを掃除することは韓国の小学校にはないので新鮮だったようです。

 

そして日本の友達を作って一緒に遊ぶことは会話力が伸びることにつながっていました。また、小学校での授業を通して韓国にいた時は知らなかった言葉を学んだり自分で使ったりしもして語彙も増えたと思います。



日本の学習塾で得られたこと

次に、日本の学習塾で得られたことは何でしょうか。

 

今回、私が選んだ塾はクラス授業がある塾ではなく個別指導の塾です。理由はクラス授業の塾だと、いまの上の子の国語力では学年相応とは言えないため下の学年の子たちと一緒に授業を受けないといけなくなるためです。そしてそれは子どもにとってはできればやりたくないことでした。

 

個別指導の塾では、面談の時に親の希望と子供の現在の実力、一時帰国期間中に塾でできることを照らし合わせて勉強する内容を決めました。約4週間の滞在でしたが、塾のお盆休みや私が東京に用事で行ったりとしていたため、一時帰国前に私が考えていたよりも塾に通えた回数は少ないのですが、得られたことは次のようなことです。

 

  1. 読解などを通して細かい部分の理解までチェックしてもらえた。
  2. 知っている漢字でも音読みしか知らない(または訓読みしか知らない)部分を補強してもらえた。
  3. 意外と知らない語彙があったのでそれを少しずつ覚えられた。

 

塾での勉強は、ひと言でいうと、

 

「国語で抜けている部分を見つけ出して埋めていくことができた。」

 

です。これは個別指導の塾だからこそできたことではないかと思います。塾でもクラス指導なら、一斉授業で宿題やテストも一斉にやるのでここまで細かい部分まで見てもらえたかわかりません。きめ細かい指導が受けられてよかったと思います。



次回も学習塾?

このような感じで国語力の補強につなげることができた今回の一時帰国ですが、個別指導であったため新しいお友達などはできませんでした。小学校の体験入学と学習塾は目的できること違うため、親が子どもに「一時帰国中はこれをしてほしい!」という希望や子ども自身の「これがしたい!」というのにできるだけ近いものが選べたらいいな、と思いました。

 

 

そして、次回以降の一時帰国の時はどうしよう・・・・?!と少し考えてみました。早くて半年先、または1年後のことなのですが多分選択肢は次の4つです。

 

  1. 小学校の体験入学のみ。
  2. 塾で国語の個別指導のみ。
  3. 体験入学と塾を併用する。
  4. ほかの方法を考える?!

 

もちろん子ども自身の希望も聞きたいので、もしかしたら選択肢は他にもあるかもしれません。しかし、どんな選択肢になるとしてもポイントはやはり「国語力」になるだろうと思います。



まとめ

今回は一時帰国も終盤を迎え、今回初めて通わせてみた「日本の学習塾」と過去に2回行ったことがある「日本の小学校に体験入学」について親の希望とそこで得られたものについてそれぞれ書いてみました。

 

日本の小学校の体験入学と学習塾で得られたものとは、それぞれ次のようなものです。

 

ポイント

・小学校の体験入学

  1. 日本の小学校の学校生活が体験できた。
  2. 日本の友達ができた。
  3. 日本語が伸びた。

・日本の学習塾

  1. 読解などを通して細かい部分の理解までチェックしてもらえた。
  2. 知っている漢字でも音読みしか知らない(または訓読みしか知らない)部分を補強してもらえた。
  3. 意外と知らない語彙があったのでそれを少しずつ覚えられた。

 

次回の一時帰国はどの方法をとるか、まだ決めていませんが子供の希望を聞きつつ子供にとって一番いい方法が選べたらいいな、と思います。

合わせて読みたい・・・

・日本の小学校の体験入学について

→ 一覧はこちらから




    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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