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バイリンガル育児

「アパート」と「マンション」の違いを海外に住む子どもに帰納的/演繹的に考えてもらった結果...

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。

 

韓国に住んで約10年以上が経ち、韓国の生活にも慣れて不便に感じることもたいしてなくなりました。周りは韓国人だらけですが、日本語がわかる人もいればそうでない人もいます。

 

日本語がわかる韓国人の知り合いは、私とは日本語で話したいと思う人もいるので、そういう時は日本語で話します。しかし日本語力はバラバラなので、相手に合わせてこちらの日本語を調節することもよくあります。

 

相手にわかってもらおうと思ったら、自然に簡単な言葉や韓国語に近い発音のものなどを選んで話すので、使う語彙が偏ったり韓国語っぽい日本語を使ってしまうこともあります。

 

それが続いたり習慣になってしまうと、自分の日本語が日本人らしくなくなってしまいそうなので気をつけるようにはしているのですが、気づかないうちにそうなっているきもあるようです。

 

今回は一時帰国中の上の子の疑問から、日本語と韓国語での意味の違いを子どもに考えてもらう時の方法を2つやってみたのでご紹介します。

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「アパート」と「マンション」の違いを海外に住む子どもに帰納的/演繹的に考えてもらった結果...

一時帰国中に子どもたちと道を歩いていた時の話です。私がなにげなく言ったひと言に上の子が疑問を持ちました。

 

まめちゃん
お~、こんなところにマンションができたんだね。駅から近くて便利そう。

 

これを聞いて上の子は、こう言いました。

 

マンション? あれはアパートじゃないの?

 

私が言ったのは15階建てぐらいの建物で、日本人が見たらきっと「マンション」と呼ぶと思われるものです。

 

私は、子どもの疑問を聞いてすぐに疑問に思った理由がわかりました。

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韓国の「マンション」と「アパート」

韓国にもマンションとアパートはありますが、マンションはだいたい5階建てぐらいてエレベーターがないこともあります。一方、アパートは高層が一般的で低くても10階建て、高い場合は80階建てや100階建ての建物もあります。そして、どちらかと言えばアパートの方が高級感があります。

 

一方、日本のマンションとアパートはだいたいの場合、その逆で高層で高級感があるのはマンション、低層でエレベーターがなかったりするのはアパートです。

 

私は子どもと話ながら、

 

まめちゃん
この違いをどうやって説明しようかな?

 

と思いました。



こんな2つの教え方はどうだろう?!

こんな時に子どもに教える時には、方法があります。それは「演繹法」と「帰納法」と呼ばれる方法です。まず、この方法について簡単なは説明すると・・・

 

★演繹法とは? 

演繹法とは「一般論」と「観察したこと」を合わせて「結論」を出す考え方のことで、例えば・・・

 

「りんごは果物です。」(一般論)

「ジョナゴールドはりんごです。」(観察したこと)

「ジョナゴールドは果物です。」(結論)

 

という感じです。

 

つまり、今日のマンションとアパートの話だとまず「アパート」とは?について説明してからいろいろな建物を観察して、その特徴に合うものを見つけて「あれはアパートだ」と結論づけるやり方です。

 

もうちょっと具体的に言うと・・・

 

「2,3階建ての集合住宅をアパートと呼びます。」

「○○(←建物の名前)は、2階建ての集合住宅です。」

「○○は、アパートです。」

 

という感じです。もちろん、子どもに言う時は「演繹法」なんて言葉は使いません。上のようなことを子どもがわかる言葉に噛み砕いてから伝えます。




★帰納法とは?  

先ほどの演繹法とは反対の思考方法が帰納法といいます。帰納法では、観察をして共通点を見つけ出してルールを見つけ出すものです。

 

「(韓国料理の)トッポギは辛い。」

「(韓国料理の)ナッチポックンは辛い。」

「(韓国料理の)チャンポンは辛い。」

 

これをみて「韓国料理は辛い」という共通したルールを見つけるというものです。

 

このやり方でもやはり子どもには「帰納法」という言葉は使わないで、一緒にいくつか観察をして「アパートとは......?」という結論を出してもらいます。



アパートとマンションの区別のために取った方法は?

私はまず、子どもがルールや特徴を見つけられるかどうかを見るために散歩しながら「あれはアパート」、「あれはマンション」と言ってみました。つまり、まず帰納的にやってみたのです。

 

何日か経って、この方法はやめてしまいました。理由は歩いていた場所に「マンション」が多かったので特徴を見つけられそうではあったのですが、マンションにはいろんなデザインがあるので外から見るだけでは共通するルールを見つけるのがなかなか難しそうだっからです。

 

そのため、方法を演繹的に変えて様子を見ることにしました。

 

方法を変えたことで、なんとなくつかめてきたのか子供はだんだんと区別がつくようになってきました。しかし、日本の建物はアパートとマンションだけに分類されるわけではないので、「ハイツ」や「団地」などになるとまた別の説明が必要になってきます。

 

韓国に住んでいると、ついつい通じやすいので日本でいうところの「高層マンション」を「アパート」と言ってしまいますが、子どものことを考えると反省です。



まとめ

今回は、日本に一時帰国中の上の子の「アパート」と「マンション」に関する疑問から、私自身の日本語を振り返り、そして子どもにはすぐに見分け方を教えないで帰納的/演繹的に考えさせてみました。

 

私としては、帰納的に考えて答えにたどり着いて欲しかったのですが、想像力を要するためか、または結果に結びつくだけのサンプルに出会えなかったからか、少々うまくいかず演繹的なやり方に変更したらそこそこうまく行ったという感じでした。

 

今後も自分が使う日本語に気をつけつつ......。




    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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