どう答える?! 漢字について子供の素朴な疑問・・・

日本で生まれ育ってたら考えないかも?!

私たちは生まれる前はママと、そして生まれてからもママや周りの人達と話して言葉を覚えていきます。そうして物心がつくころにはある程度聞いて話するようになっているものだと思います。

 

これは、ある意味自然な流れかもしれません。しかし、周りと話すだけで自然に身につかないのが読み書きです。日本で生まれ育っていても、読み書きは学校などで勉強してできるようになります。

 

うちの子の場合、日本語の読み書きで苦戦しているのは漢字です。プリントでドリルをやってみたり子供用のアプリを使ってみたりもしてみています。

 

今日は、この「漢字」と関連してうちの上の子の「素朴な疑問」に答えてみたことなどについてお話ししたいと思います。

漢字が苦手で停滞中の上の子

漢字に限らず読み書きは意識しないとできるようにならないと思います。うちの上の子は小学校低学年の時はそれなりにやってたのですが、だんだんと勉強が苦しくなって来て、今では苦手だと思っているみたいです。

 

苦手意識を持つようになったから漢字の勉強が停滞しているのか、漢字の勉強が停滞しているから苦手意識を持つようになったのか・・・?! うちの子は多分後者だと思います。

 

 

子供の素朴な疑問

以前、上の子と漢字の勉強をしていた時に子供がため息混じりにこう言いました。

 

「なんでこんなに読み方が多いの?」

 

日本の小学生なら音読みや訓読みなど読み方がたくさんあるのを小学校の授業で勉強します。しかし、海外に住んでいてしかも漢字を使わない国だとなかなか覚えられないのが実情です。

 

確かに、日本の漢字には読み方がいろいろなので覚えるのが大変で読み方が何通りもあるものもあります。

 

 

 

韓国の漢字の読み方はどうなってるの?

韓国には漢字語がたくさんありますが、漢字自体はほとんど使わないので韓国人でもそれが漢字語だと知っているかわかりません。そして韓国の漢字の場合、読み方が複数あるものも多少ありますが基本的に読み方は1つだけです。

 

 

日本語の漢字の読み方が多いワケ

では、日本の漢字はどうしてあんなに読み方が多いのでしょうか。それには歴史的背景があります。漢字はこれを読んでる方は知っていると思いますが、もともと中国のもので、それが日本に入って来ました。

 

しかし、全ての漢字や漢字語か一度に入って来たわけではありません。日本に入ってきた時代が違うので読み方がたくさんあるのです。中国は今は中華人民共和国という名前の国ですが、それ以前は他の名前でした。それらの国とは、、

 

呉、漢、唐(宋)です。

 

これらの時代に入ってきた音は、それぞれ「国の名前」+「音」で呼ばれています。そしてこれに加えて「慣用音」というのもあります。つまり、

 

呉音 → 奈良時代以前に伝来。

漢音 → 奈良時代から平安初期にかけて遣唐使や渡来人などによって伝えられた音。

唐音(宋音)→ 平安時代中期から江戸時代までに伝来した音の総称。

慣用音 → 漢音・呉音・唐音などとは異なるが、日本で広く使われ、一般化している漢字の音。

いずれも、「スーパー大辞林3.0」アプリ版より一部抜粋

 

これを見ると大人は納得がいくも知れませんが、子供はそうではありません。しかも、韓国で生まれ育ってるので日本の歴史は自分でやらないと学校では教えてもらえません。

 

そのため、それぞれの音がいつ、どうやって入ってきたかをあまり詳しく話すと歴史の時間となるし、さらに難しいという意識を植え付けるかも?と思いました。

 

 

私がした説明

実際に子供にこの質問をされた時、なんと答えようか一瞬迷いました。そして、こう言いました。

 

 

「日本の漢字ってそういうものだからね~。」

 

反応をみていると、イマイチ納得していないようでした。

 

「そりゃそうだ・・・。」

 

と思い、もうちょっと話をすることにしました。

 

「え~っと、漢字ってもともと中国で使われてたものでね、日本に入ってきた時期が違うからだよ。」

 

すると、子供は今度はこういいました。

 

「時期が違うと読み方が変わるの?」

 

「うん、10年とか20年じゃなくて何百年とかなが~い時間が経つと同じ言語でも発音がちょっとずつ変わることがあるんだよ。」

 

子供への説明はこの辺まででした。もうちょっと詳しく説明しようかとも思いましたが、子供はそんな理由よりもどうやったら漢字の読み方を効率的に覚えられるかの方に興味があるという感じでした。

 

もし、子供自身が興味を持てば、

 

「漢字って中国から入ってきたものなんだけど、中国って昔は中国っていう名前じゃなくて、呉とか漢とかいう名前だった時期があってね、日本とも宗教とか貿易、交流とかでいろいろと関係があったんだよ。それで、日本に入ってきた物や文化と一緒に漢字とその発音も入ってきたんだけど、それが入ってきた時代によって結構ちがったみたいだよ。例えば・・・。」

 

のように子供が知っている漢字で具体例を挙げて話してもいいと思います。

 

 

背景やウンチクを語ると興味は持つが・・・

日本語には漢字があり、それは日本語を勉強する外国人や海外に住んでいる日系の子供たちには覚えるのに一苦労するものです。子供が「どうして・・・?」と思った時に背景やウンチクを語ることができたら、子供も

 

「へぇ~!」

 

となり、おもしろいと思ってくれると思います。その「おもしろい!」が、勉強の動機につながってくれたらいいのですが、興味を持つことと勉強法は別なのできっかけぐらいにはなってくれそうです。

 

 

親は、自分の知識として「どうして日本語にはこんなにも読み方が多いのか?」に答えられるようにしておき、子供の反応を見ながら情報を子供にもわかるような言葉で簡単に説明できたらいいと思います。もちろん、子供が知りたければ詳しく説明できるといいと思います。

 

 

最後に・・・

今日は、うちの上の子の漢字の読み方に関する疑問から私がどのように答えたかについて少しお話しました。 日本で生まれ育った私は遠い昔の子供の時に小学校で勉強したので、「そういうものだ」と思っている部分もあります。

 

このような言語に関する疑問には、言語が専門だった私には即答できるものもありますが全部とは限りません。その場合は子供と二人で調べてみたり推測してみたりするのもおもしろいと思います。

 

そういう親子のコミュニケーションが、子供の漢字学習の動機につながることを願いつつ・・・。

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