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バイリンガル育児

日本語が出てきそうで出てこない時は?ヒントの与え方4つ

 

こんにちは。韓国で2人の子供たちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。知ってる言葉なのに思い出せない…。 知ってる人の名前や場所なのに、口から出でくるまでに「え〜〜っと、あれなんだけど、あれ・・・」と、時間がかかることってありますね。

 

これは海外に住んでなくても日本に住んでいても時々起こることです。 いわゆる度忘れです。 これは、海外で日本語を子育てをしている時に親にも子供にも起こることです。 親なら度忘れしても、さっと辞書を引いたりインターネットで検索したりしてすぐに調べられます。 しかし、子供の場合で特に保育園児や幼稚園児の場合は辞書やインターネットでしらべようにもまだひらがなもわからない場合がほとんどなので、やはり親が教えることになります。

 

今日は、一度覚えたはずの言葉が子供の口から出そうで出ない時に私がやってみた方法について書いてみます。

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日本語が出てきそうで出てこない時は?ヒントの与え方4つ

まず、どんな時に言葉が出そうで出ないのでしょうか。 ここでは、「ダンゴムシ」という言葉を例にあげます。 子供とお散歩中に、ダンゴムシを見たとします。 大人にはなんでもないことでも、子供は興味津々でしゃがみこんでダンゴムシを観察します。 そのため、大人なら5分の道のりも子供と一緒なら倍以上かかることもよくあります。

 

ダンゴムシを見た時、子供は何と言うでしょうか。

 

  1. ママ見て〜。ダンゴムシだよ〜〜!
  2. ママ見て〜。なんかいるよ。
  3. ママ見て〜。콩벌래(コンボゥレ) だよ〜〜!

 

.の場合は「ダンゴムシ」という言葉をちゃんと覚えているので問題なしです。 2.の場合は「ホントだ〜〜!この虫、なんて名前だっけ?」 と親が聞いてみて「ダンゴムシ」と出てきたらokです。 3.も同じく「ママの言葉(←日本語で)なんて名前だっけ?といって「ダンゴムシ」と出てきたらokです。

 

しかし、「わからない」や「知らない」と言った場合で、以前に教えたことがない場合「ダンゴムシっていうんだよ」と教えたらいいです。 「ダンゴムシ」という言葉が出そうで出ないのは、知ってるけどあまり使わないので忘れてしまった時や前に教えてもらった時に集中できる状況ではなかった時です。

 

例えば、見ている子供のテレビ番組に、にダンゴムシがでてきて子供が親の話を集中せて聞けなかった、などの理由で完全に覚えてない時です。 また、あまり使わない言葉には「ダンゴムシ」のほかにも「うちわ」「金魚すくい」「ホッカイロ」「雪だるま」など、その季節にしか主に使わないもの「こたつ」「たたみ」「七五三」など海外では触れにくい日本文化に関係する言葉多いように思います。

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ヒント4つの具体的な方法

子供の言葉が出そうで出ない時に、私がやってみた方法は以下の通りです。

 

  1. 三択クイズにする
  2. 声を出さないで口パクでいってみる
  3. イントネーションをつけて音だけ教える
  4. 指で数えながら文字の数だけ教える

 

「ダンゴムシ」では、1.の三択クイズは、さぁ〜〜、ママ言葉で何でしょうか?」とクイズっぽい雰囲気をだしながら、

 

「1番マメムシ  2番ダンゴムシ  3番マルムシ   はい、どれ?」

 

と選択肢を提示します。 1番は実は韓国語の「콩벌래」の直訳です^_^;  私がテンションあげてクイズにすると結構盛り上がります。  2番は口の形を読みとらせないといけないし、なんだかよくわからなかったみたいで反応はまぁまぁでした。  3番はは、「ンンンンンと「ダンゴムシ」を全部「ン」でいって、2番目、3番目「ン」の音を高くして「低高高低低」とイントネーションで示します。

 

すると、その響きで言葉を思い出すことがあります。 最後に4.は指おり数えながら、ひらがな5つの言葉であることを伝えます。 これは、結構難易度が高かったみたいで難しそうでした。 最終的によかった方法は、1.のクイズ形式と3.と4.を組み合わせて「ンンンンン」と言いながら指おり数える方法。  そして、それでも出てこなかったら「ダンンンン」や「ダンンンシ」のように部分的に教えると出てきます。

 

それでも出てこない時は、「ダンゴムシ」と最後には全部言ってしまいます。




「ママ、ヒント!」楽しみながら覚えてほしい

海外に住んでいて日本語は家族としか使わない子供もいますが、できればいわゆる「お勉強」ではなく楽しみながら覚えてほしいと思います。 クイズには景品(キャンディ1個とか?)をつけてもいいと思いますし万が一最終的に答えがでなくても「この言葉は夏にしか使わないもんね。などと言いながら、なぐさめつつ、励ましつつやっていくのがいいのではないかと思います。 

 

きっと他にもいい方法があるかもしれませんので、自分の子供はどんな方法が好きかな?! というのを観察しながら、いろいろ試してみて子供が気に入ったり乗ってくる方法で覚えてくれたらいいなぁと思います。

 

 

ちなみに、過去に私は1つクイズ動画を作ってみましたがうちの子には好評でした。 ただ・・・動画を作り慣れてないのと毎回作るのも大変なので継続はできていませんが・・・(汗) よかったら見てみてください^^; ↓

 




まとめ

今日は、子供が知ってるはずの言葉が出そうで出ない時にどんな方法を使って思い出してもらったり、正解に導くかについて書きました。 もう一度書くと私が試してみた方法は次の4つです。

 

ポイント

  1. 三択クイズにする
  2. 声を出さないで口パクでいってみる
  3. イントネーションをつけて音だけ教える
  4. 指で数えながら文字の数だけ教える

 

うちの子(幼稚園児)には、1.の三択クイズや、3.4.の組見合わせが反応がよかったです。 前に聞いたことがある言葉だと、三択クイズは効果があるように思います。 また、3.のイントネーションで覚えてもらう方法も、知ってる言葉ならでは、そして文字はまだよくわからないけど耳で言葉を覚えている幼稚園児ならではの方法ではないかと思います。

 

とはいえ、他にも楽しく覚える方法はあると思うので、自分の子供でいろいろ試しつつ楽しんで言葉を覚えられる方法を取ることができたら一番いいのではないかと思います。たとえば、↓こんな本を読んでまず親が学んでみるのもよさそうです。




  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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