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バイリンガルと記憶力について

投稿日:2017年2月26日 更新日:

覚えるのが早い人とそうでない人

人によって、覚えるのが早い人とそうでない人がいるのは、一般的に知られていることだと思います。そして「覚える」ということについて言えば、、子供が学校で勉強する時期は、スポンジのように勉強した内容を吸収するとも言います。では、頭の中に知識などを吸収する「スポンジ」があるとして、バイリンガルの子供の場合もやはりそのようなスポンジが頭の中に2つあって、それぞれの言語や文化に関することを2つのスポンジで吸収するのでしょうか。

 

今日は、「覚える(記憶力)」ということに主に焦点をあてて、新聞記事なども紹介しながら、バイリンガルの「記憶力」などについて思うことなどを書いてみます。

 

「記憶力がいい」ってどういうこと?

よく「あの人は物覚えがいい」や「記憶力がいい」などと言いますが、それはどんな時に言うでしょうか。それは、例えば教えたことを1回で覚えた人や、みんなが忘れているようなことを覚えている人がいた時に、そのように言うのではないかと思います。

 

そのような人は、ただ単に覚えることが得意であったり、メモをする習慣がある人であったり、いわゆる記憶術を習得している人であったりさまざまです。

 

教える側からすると、何回も同じことを繰り返し言わないと覚えてくれない人よりは1回で覚えてくれる人の方が助かる場合もありますね。

 

バイリンガルって記憶力がいいの?

では、ここで新聞記事を1つご紹介します。

 

記事の年月日:2012年5月2日

新聞の名前 :The Wall Street Journal(日本版)

記事のタイトル:「バイリンガルの脳、記憶力と注意力に優れている=米大学調査」

URL : http://jp.wsj.com/public/page/0_0_WJPP_7000-436534.html

 

記事の概要は以下の通りです。

アメリカのノースウエスタン大学の研究チームによると、バイリンガルの人は注意力と記憶力において、モノリンガル(できる言語が1つだけの人)に比べると優れている、という結果がでたそうです。この研究チームは、「da」という音を使ってモノリンガルの人とバイリンガルの人が、周りが静かな時と雑音がある時と、どちらが音を正確に聞き分けることができるかという実験をしました。その結果、周りが静かなら差はなかったのですが、周りに雑音があるとモノリンガルよりもバイリンガルの方がより正確に感知していたとのことです。

 

また、この記事では、2か国語以上を習得した人は神経系統の微妙な変化により脳の力が増すことや、2か国語以上習得する人は注意力やワーキングメモリー(情報を一時的に保存している機能)も向上すること、そして複数の言語を話す高齢者は記憶力がいいことなどが書かれています。

 

 

つまり・・・

なんだか話が難しくなりそうですが、要するにバイリンガルの人は「注意力」「記憶力」「音を聞き分ける力」がモノリンガルの人に比べると優れていて、そしてそれは言語を2つ(またはそれ以上)使うことによって脳の神経が微妙に変化した結果だということです。

 

使える言語が1つではなく2つなので「注意力」「記憶力」「音を聞き分ける力」も2倍・・・ そんな単純なものではないと思いますが、例えば英語と日本語の場合だと、日本人には「ライオン」の「ラ」も「ラビット(うさぎ)」の「ラ」も同じ「ラ」にしか聞こえないのに、英語を話す人は同じ「ラ」ではなく別の音として聞き分けるという話を聞いたことがある人もいると思います。

 

「ラ」だけに限っていうと、日本語しかわからない人よりも日本語と英語がわかる人は、先ほどの「ラ」の音は英語にすると同じではないとはっきりと言えるように、わかる言語が多くてしかも始めた年齢が低いとよりはっきりと音を聞き分ける力がつくのだと思います。

 

 

うちの子の場合

ところでここでちょっとうちの上の子(小学生)について言うと、記憶力は悪い方ではないと思います。もちろん、うっかりすることもありますが、1度話したことはたいてい覚えていることが多いです。(もちろん、全部ではありません。)しかし、注意力はどちらかというとない方かなぁと思います。そして、お腹の中にいたころから日本語で話しかけていて、韓国の保育園、幼稚園、そして小学校に通うかたわら、私とは徹底して日本語を使っているので、「音を聞き分ける力」は、日本語しかわからない人、または韓国語しかわからない人に比べると聞き分けられる音の種類が多いと思います。

 

一方、下の子は・・・まだ保育園児ということもありなかなか微妙ですが、上の子が保育園児の時と比べると・・・ 上の子の方が記憶力はよかったように思います。「注意力」は、うーん、これも残念ながら上の子が保育園児の時の方がましだったような気がします。そして「音を聞き分ける力」は、反対に下の子の方がたけているような気がします。

 

 

結局・・・

今日、ご紹介した新聞記事はアメリカの大学の研究チームが10代や高校生を対象とした研究の結果です。そして、うちの子の話をしましたが、これは同じバイリンガルと言っても年齢差、できる言語、調査対象とした人数などの条件が違うので、一概に比較はできません。また、記憶力がいいのは注意力が向上して人の話などに耳を傾けるから記憶に残りやすいということかもしれません。

 

また、バイリンガルと言っても年齢や国、何歳からバイリンガルなのかによっても変わると思うので今日ご紹介したような記事は、いろいろな方向から見てまだまだいろいろな研究ができそうで興味深いなと思いました。

 

 

合わせて読みたい・・・

「バイリンガル」と「認知症」の関係。共通するものはコレ!

 

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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