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バイリンガルを見る目についての今と昔

投稿日:2017年2月27日 更新日:

 

こんにちは。韓国で2人の子供たちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。 突然ですが、バイリンガルって頭がいいかどうか考えたことがありますか。 1つの言語、1つの文化で生まれ育った私は、中学生で英語の勉強を始めて「バイリンガル」という言葉を聞いてもピンとこず自分とは関係のない、何か別世界の話のような気がしていました。

 

また一方で、羨ましく思ったりきっと頭がいい人がなるものなのだろうと何の根拠もなしに思っていました。当時は、まさか自分が将来自分がバイリンガル子育てを実践して、このようなブログを立ち上げるなんて夢にも思いませんでした。

 

さて、私は中学生の頃は漠然と「バイリンガルってきっと頭がいい人がなるものなのだろう」と思っていましたが、今日はバイリンガルは世間ではどう見られている(いた)のかを、ひと昔前と最近をくらべて、そしてうちの子の話も交えてご紹介したいと思います。

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バイリンガルを見る目についての今と昔

バイリンガルについてひと昔言われてたことは、どちらかと言えば否定的なことが多く箇条書きすると、だいたい以下のようなことです。

 

  1. バイリンガルは学力が低い。
  2. バイリンガルになることは混乱を招く。
  3. 言葉を話し始めるのが遅い。

 

学力が低いと聞くと、親は気になりますね。しかし、バイリンガルであってもバイリンガルでなくても学力が高い人もいれば低い人もいると思います。

 

また、国際結婚や周りの環境で生まれた時か(または生まれる前から)2つの言語で話しかけられてバイリンガルになった人より、親の仕事や海外移住などで人生の途中からバイリンガルになった人は語学力の表面上の上達から「なんで言葉ができるようになったのに勉強できないんだろう?」と思うことが、1.の理由のような気がします。

 

 現地の言葉ができるようになったのになんで勉強ができないんだろう?の答えはこれ! → 現地の言語ができたら勉強もできる?

 

2.についてもやはり「語学は子供が小さい時から始めなきゃ!」と思い、保育園児辺りで始めると確かに混乱します。しかし、「1人1言語の原則」を守っていれば、そのうち「この人とは日本語、あの人とは韓国語」のように子供も経験から体得していくようです。

 

バイリンガル育児をする親が知っておきたい原則 →「バイリンガル教育の「1人1言語の原則」とは(その1)

 

そして、3.についてはだいたい3歳や4歳ぐらいの子供に焦点を当ています。バイリンガルと言っても住んでる国や地域、家庭での言語、そして子供自身の性格などいろいろな要素が絡み合っているので、モノリンガルと比べたら遅いという話になるのだと思います。

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近年になって言われていること

近年では、アメリカやヨーロッパの研究結果が新聞などに載っています。それらはバイリンガルがモノリンガルと比べて優れている点をバイリンガルの脳に注目して研究しています。

 

これらの研究は、まだまだ解明されてない点もありますが、モノリンガルと比べて優れている点があるという研究結果は、今後はどうなるのか気になるところです。

 

 

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バイリンガル子育てをしていて思うこと

ここで、バイリンガル子育て実践中の自分の経験と意見を述べると、思い当たる節がいくつもあります。まず、上の「ひと昔に言われてたこと」ですが・・・

 

1.「バイリンガルは学力が低い。」

一時帰国をしている間、日本の小学校に体験入学した時に、感じたことがあります。上の子は、韓国に住んでいても生まれる前から私に日本語で話しかけられ、生まれて言葉を話し始めてからは、日常的に私と日本語で話すので、日本語を聞いたり話したりには問題ありません。しかし、韓国の小学校で勉強してるので算数の勉強の時に韓国語ではなんと言えばいいかわかっていても日本語ではわからないものがいくつかあったそうです。

 

また、聞いたり話したりはできても読み書きは得意ではありません。そのため、子供には「韓国語では知ってるけど日本語ではわからない言葉は、ちゃんと先生に教えてもらってね。」と話しておきました。

 

もしこれがひと昔の話で、一時帰国ではなく本帰国で、私も小学校の先生もバイリンガル子育てについて何も知らなかったら、1.のように考えたかもしれないと思います。

 

2.「バイリンガルになることは混乱を招く。」

また、2.についても上の子は満2歳までは混乱が見えて、私に向かって韓国語を話したり保育園の先生やシオモニ(義理の母)に向かって日本語を話して「?」となったりしていました。しかし、満3歳を超えてからは、少しずつ混乱が収まり、相手によって言語を使い分けることができるようになってきました。

 

混乱を招くといえばそうかもしれないのですが、基本的に日本語がネイティブの親が海外育児をしている時に、現地語を文や単語の単位で混ぜ混ぜにしたりしなければ恐らく多少の混乱はあったとしても2つの言語を区別しながら覚えていけるのではないかと思います。




3.「言葉を話し始めるのが遅い。」

これは、上の子ではなく下の子に思い当たる節があります。下の子は上の子と比べると言葉を話始めるのが遅かつたのですが「バイリンガルは遅い」ということは知ってたのであまり心配しませんでした。

 

下の子は、言葉を発し始めても「ママ」や「パパ」といった単語が1つだけの時期がやたらと長かったのですが、その後「ママ、どこ?」「水、飲みたい」のような単語が2つだけの時期が始まりましたがさ期間としてはかなり短く、その後はいきなり文章で話し始めて家族を驚かせました。

 

このように見ていくと、最終的に現在はバイリンガルについては否定的な研究結果よりも、肯定的な結果が見られます。もし、自分が「ひと昔前」子育てをしていたらどのように思ったか、それでもバイリンガル子育てを実践していただろうかと、自分に問いかけてみました。

 

私自身の答えは「はい」でした。どのくらい力を入れたかわかりませんが、それでも母親のルーツがわかるもののうちのひとつだと思うからです。

 

まとめ

今日は、バイリンガルを見る目が昔と今とどのように変わったのかという話をしました。 以前の考え方だと表面的に否定的に見ていたように思います。 一方で、バイリンガルの脳の研究なども進んできたおかげか、現代ではそうではありません。

 

今の時代にバイリンガル育児をしている私たちは、昔のことなんて知る必要はないかもしれません。 しかし、そのような経緯があって今があるということを知識として親がもっておくのは問題ないと思います。 ただ子供に言語を教えるだけではなく、背景もできることなら知っておくのが理想なのかもしれません。

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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