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ホントにそうかな? 「Wカーブ曲線」を自分に当てはめてみると?!

 

こんにちは。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。

自分が生まれ育った土地を出るということは、人によっては楽しいことですが他の人にとっては不安だらけということもあると思います。また、自分の意思で住み慣れた土地を離れる人もいれば自分の意思とは関係なく親の転勤や結婚で引っ越しということもあると思います。

 

「行きたい!」と自分で思って行くならまだしも、親の転勤や結婚などで他の土地に移り住むことになった場合は、仕方なく行くという場合もあるかも知れません。

 

少し前に、このブログで日本への一時帰国は楽しいことばかりで大丈夫かな? 子どもがもし日本に住みたいと将来言ったら? などについて話して「Wカーブ曲線」も少しご紹介しました。

 

・Wカーブ曲線についての前回の話 ↓↓

 

今回は、この「Wカーブ曲線」について「ホントにそうかな?」という批判があると言う点から「私自身の経験に当てはめてみるとどうなるかな?」について考えてみたことを書いてみたいと思います。





ホントにそうかな? 「Wカーブ曲線」を自分に当てはめてみると?!

では、早速「Wカーブ曲線」を自分に当てはめてみることにします。 ところで「Wカーブ曲線」とは、留学や移住などで外国に住むようになり異文化などに触れて楽しくなってテンションが上がる時期や、その後の気分の浮き沈みのことを言います。

 

★簡単に話すとどんな話?!

詳しくは「日本って楽しいところ!? - 将来子供が日本に住みたいと言った時のために親が知っておきたいこと 」から前回の話をお読みいただきたいのですが、だいたい次のような流れです(前回と一部重複します)。

 

1.外国などに移住や留学などで住むようになった場合、まず新しいものに触れて新鮮味を感じテンションが上がり楽しくなります。

2.そしてその後、なんだか嫌になって気分が落ち込む時期を経験します。

3.そして再び気分が上昇し・・・

4.また沈む・・・

 

 

というように気分が浮き沈みする様子がローマ字の「W」のように見えるのでこのような名前がついたようです。

 

また、この「時期」については最初の楽しい時期を「ハネムーン期」、次の落ち込みを「ショック期」そして次の気分の上昇を「回復期」、そして「安定期」と呼びます。 そして、これには「本当なのかな?」「ハネムーン期ってあるのかな?」という批判もあるようです。それで、「私自身に当てはめたらどうなるかな?!」と思ったのです。

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自分の経験に当てはめてみると?!

さて、これを私に当てはめてみる前に私の海外在住経験について少しお話すると・・・

 

  1. アメリカ交換留学(約1年)
  2. 韓国語学留学+仕事(約2年)
  3. 結婚後の韓国移住(約14年)

 

です。それでは、それぞれどうだったかを見ていきます。

 

★1.アメリカ交換留学(約1年)

たった1年でしたが多分私が一生のうちで一番「よく学びよく遊べ」を実行していた時だったと思います。アメリカ留学は自分が行きたくて行ったのですが、留学直後はいろんなことに圧倒されたり、勉強へのプレッシャーで「ハネムーン期」ではなくどちらかというと「ショック期」から始まったような気がします。

 

 

★2.韓国語学留学+仕事(約2年)

韓国には語学留学で数ヶ月、そしてその後仕事をして合計約2年いた頃がありました。結婚前の独身の時です。これもやはり自分が来たいから韓国に来たのですが、何度も旅行した後に来たせいか、または交換留学ではなかったので勉強のプレッシャーもなかったせいか、「ハネムーン期」はありました。

 

まめちゃん
韓国人っておもしろいなぁ。 韓国語っておもしろいなぁ。

 

と思っていたので、毎日が楽しかったです。しかし、そのうち

 

まめちゃん
なんで○○ってこうなんだろう・・・?

 

という思うようになり気分が落ち込むこともありました。そして、また回復して・・・ この2年間の私は「Wカーブ曲線」に近いものを描いていたように思います。

 

 

★3.結婚後の韓国移住(約14年)

2.の韓国語語学留学+仕事とこの3.は別々の時期なのですが結婚してまた韓国に住むことになった時に思ったのは、

 

まめちゃん
また韓国か~。

 

ということです。韓国に住むのが2回目であることや自分の意思ではなかったことなど、それまで日本で働いていたのに辞めないといけなくなったこと、日本での多忙な生活を終わらせ韓国に2度目に住み始めてしばらくはヒマを持てあましていました。そこには「ハネムーン期」も「ショック期」もなく、「テンション下がり気味の日常生活」でした。



結局どうなのかな?!

2.と3.のように同じ国「韓国」に来てもテンションが上がることもあれば、「テンション下がり気味の日常生活」のように違いがあるのはどうしてでしょうか。

 

それは、きっと「ハネムーン期」とはその人が感じる主観的なもので、海外に住むことになったその人の「立場」や「気分」によって変わるからではないかと思います。

 

 

私の3つの経験だと、1.が「交換留学生」、2.が「私費語学研修生+お仕事」、そして3.が「」という立場です。自分が行きたいと思って行ったのは1.と2.ですが、そうだとしても周りに圧倒されたり勉強へのプレッシャーを感じたりすると「ハネムーン期」は訪れないのかもしれません。

 

そして2.のように成績などとは関係なくまだ嫁でもなかったので興味がある国でいろいろなことがきっと純粋に楽しめて「ハネムーン期」となったのだと思います。



まとめ

今回は、以前このブログでご紹介した「Wカーブ曲線」について「本当にそうなの?」と「ハネムーン期なんてあるの?」という批判もあることから、

 

「実際に海外移住経験のある私自身に当てはめてみると、どうなるのかな?」

 

と、考えてみました。すると、3回の海外移住のうち「ハネムーン期だった」と思ったのは、1回だけでした。きっと移住が自分の意志かどうかや新しい土地での立場気分も大きく関わっていると思います。

 

また、私に当てはめてみたら、きれいに当てはまらない部分もありましたが、もっと多くの人にアンケートでもとってその話を分析してみると実は当てはまる人が多いのかもしれません。なかなか難しいですが、興味深い話だとも思います。




    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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