どうする? 子供が乱暴な言葉を覚えて来たら・・・

子供の言葉にドキッとしたことはありませんか?!

子供は日本に住んでいるかどうかに関わらず、そしてどんな言語を身につけようとしているかに関わらず、周りの言葉を聞いて覚えていくと思います。そして子供たちは、自分でもその言葉を使ってみるという経験を重ねてだんだん上手になっていきます。

 

多分、それは子供たちだけではなくある程度成長した後や大人になってからも流行りの言葉などを聞いて理解して覚えて使ってみる、ということをしていると思います。

 

しかし、子供の場合はどんな言葉なのかちゃんと理解しないうちに言ってみることがあるようで、時折、周りの大人はドキッとすることもあります。

 

今日は、そんな体験を聞かせてくださったある日本人ママの話を元に、「こんな時どうすればいいのかな?」を考えてみたいと思います。

 

 

ある日本人ママからの話

先日、ある日本人ママと子供について話していた時に、こんな話が出ました。

 

「子供が乱暴な言葉を使うことがあってびっくりしたことがあるんですよ・・・。」

 

乱暴な言葉・・・

 

その日本人ママのお子さんは、息子さんなので小学生の男の子と考えるとあまり不思議ではないかもしれません。しかし、海外でバイリンガル子育てという環境を考えると、「どこで覚えて来たの??」という疑問がまず湧きます。

 

この話を聞いて、以前うちの3歳児が韓国語の悪口(汚い言葉)を家の中で連発してびっくりしたのを思い出しました。

 

では、このような時はどうしたらいいのでしょうか。

 

 

日本語か自分の言語であるということはどういうこと?!

ここでうちの3歳児が韓国語で悪口(汚い言葉)を言った時の私の反応と対応を簡単に振り返ります。

 

<反応>

まさか3歳児が韓国語の悪口(汚い言葉)を知ってるとは想像だにせず、「まさか・・・」と思い、私は危うく聞き流すところでした。

 

そんな私とは対象的に、一瞬で正しく聞きとって「マズイんじゃないの?!」と思って私のところにかけよってきたのは韓国語がネイティブの旦那と上の子でした。

 

<対応>

「どこで聞いたの?」「誰が言ったの?」「意味はわかってるの?」を子供に確認した上で、韓国語では悪い言葉だから使わないようにしようね」と話しました。

 

 

これは、子供が使った言葉が韓国語の悪口(汚い言葉)だったからこのような反応と対応となりました。しかし、今回の日本人ママの話は「日本語の乱暴な言葉」です。これには、私がしたような対応とは少し違ってきます

 

その最大の理由は「日本人ママが日本語が自分の言語であるから」です。「自分の言語であるから」ということはどういう意味でしょうか。

 

外国語の勉強をしたことがある人はわかると思いますが、上手になるまでは喜怒哀楽を感情を込めて表現するのが難しかったり、褒められても怒られてもなぜかワンクッションおいて心に響くので「もしかして私、褒められてる?/怒られてる?」と相手の表情や声のトーンから読み取ります。

 

ところが「自分の言語」の場合は喜怒哀楽、褒められても怒られてもストレートに心に届くのです。これは、日本語でバイリンガル子育てをすると言う点で「利点」だと私は考えています。

 

 

子供への対応

私がこの日本人ママの話を聞いて「こうしたらいいんじゃないかな?!」と思ったのは、次のような流れの対応です。

 

  1. 「えっ?! そんな言葉知ってるの?」と軽く驚いて見せる。
  2. 「どこでそんな言葉聞いたの?」「周りで誰が言ってた?」と情報源を探る。
  3. 「意味は知ってるの?」と確認。
  4. 「その言葉聞いたらすごく悲しいなぁ」など、聞いた人がどう感じるかを教える。
  5. どうやって使えばいいかを教える。

 

もう少し具体的に見ると次のようになります。

 

1.「えっ?! そんな言葉知ってるの?」と軽く驚いて見せる。

 

ある意味、パフォーマンスかもしれませんが軽く驚いて見せたり「おっ?!そんな言葉も知ってるの?」という反応を見せると子供はニヤッとしたりへへッと笑ったりするかもしれません。ここで、頭ごなしに「なんでそんな言葉使ってるの〜〜!!!」と怒るのはNGです。子供は心を閉ざしてこちらが知りたいことを言ってくれなくなります。

 

2.「どこでそんな言葉聞いたの?」「周りで誰が言ってた?」と情報源を探る。

ここでは、「テレビ?」それとも「日本人の友達の◯◯君?」など、こちらから先にいろいろと言わないで子供が口を開くのを待つといいと思います。できれば家族の前ではなく、子供と2人きりで話せる時がいいと思います。

 

3.「意味は知ってるの?」と確認。

子供は意味も知らないて口走ってることもあるので、どういう意味の言葉か知ってるのかを確認します。意味を知ってても漠然の「悪い言葉らしい・・・」と思ってることもあれば、全く意味もわからずどこかで聞いた言葉を繰り返しただけということもあります。

 

4.「その言葉聞いたらすごく悲しいなぁ」など、聞いた人がどう感じるかを教える。

ここがネイティブの感性の出番です。乱暴な言葉を言われたらどう感じるかを表情も交えながら伝えます。例えば、、、

 

そんなこと言ってるのを聞いたら、日本のお友達はみんなビックリして友達じゃなくなっちゃうよ。」

「そんなこともこと言われたら悲しくて涙か出そうになる。」

 

などです。

 

5.どうやって使えばいいかを教える。

しかし、乱暴な言葉だからといって使うのを完全に禁止したり「そんな言葉知らなくてもいい!」と言ったら子供はどうなるでしょうか。

 

きっと日本に一時帰国した時に同じような言葉を誰かに言われてもすぐに反応できないと思います。

 

そこで、日本語か自分の言語である親ができることは、どんな時に使うかを教えることだと思います。

 

「その言葉はね、ケンカする時とか、本当に腹が立った時に使うんだよ。」と、いつ使ったらいいかを教えて、「日本人のお友達に、とても腹が立つことを言われた。はい、ここで何て言う?」という風に場面を教えて実際に使う練習をしてみてもいいと思います。

 

そして、練習が終わったら「じゃ、普段は使わないでね。」と言っておくといいかなと思います。

最後に・・・

今日は、日本人ママの話から、子供が日本語で乱暴な言葉を覚えてきたらどうしたらいいかを考えてみました。意味がわからないのに使っているのか、どこで聞いたのか、どんな時に使う言葉なのか・・・。 日本語が自分の言葉であることを生かして、乱暴な言葉を言われた人の気持ちもわかり、しかもいざケンカとなったら使える・・・。そんな風にできたらいいのかもしれないと思います。

合わせて読みたい・・・「バイリンガル子育てと悪口

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