韓国のあれこれ

韓国のお葬式の裏側(費用のお話)

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。

 

海外に長く住んでいると、その国で知り合いが少しずつ増えていき冠婚葬祭にも呼ばれることがあります。これまで呼ばれた冠婚葬祭については、過去の記事に書いたのでぜひご覧ください。

 

 

そしてこの度、義父が亡くなったことで初めてお葬式をする側となりました。韓国のお葬式の流れや感想などは、別の記事に書いたのでそちらを先にお読みいただければと思います。

 

 

お葬式をする側になると、関わってくるのは「お金」です。今回は、韓国でお葬式をしてみてどこにどんなお金がかかったかについてお話したいと思います。




 韓国のお葬式の裏側(費用のお話)

以前、韓国の親しい友人のお父さんが亡くなった時にお葬式の費用の話になったので、だいたいいくらぐらいかかるのか尋ねたことがありました。その時の友人の答えは、ざっくり次のようなものでした。

 

香典で全部カバーできると思うよ。

 

その時は、

 

ふ~ん、そんなもんか。
まめちゃん

 

と思っていました。そしてその後私の義父が亡くなりお葬式をする側となりました。家族が亡くなるというのは、悲しいことですが、お葬式をする側になると色々な手配が必要となり悲しむ暇もないぐらいです。

 

今回は費用の話に焦点を当てるので、収入と支出に分けてお話したいと思います。

  • www.mamelingual.com
    バイリンガル育児の始め方

入ってきたお金(収入)

最近では冠婚葬祭の際は周りの人たちへのお知らせをする時に、銀行口座も一緒に案内することもあります。そのため、香典はお葬式場で現金で受け取ることもあれば、銀行口座に振り込まれることもあります。

 

義父が亡くなったことで入ってきたお金は次の通りです。

香典

 

はい。香典だけです。私達夫婦、義理の兄弟や配偶者の職場や友人、親戚等からの香典でした。あとは、お金ではありませんが、次のような物品の支給がお葬式場に直接運ばれてきました。

 

・職場の名前が入った紙コップ、割りばし、紙皿、プラスチックのスプーン、ウエットティッシュなど。

・供花(職場や個人の名前入り)

 

ここで、

 

生命保険は?

 

と思う方がいるかも知れませんが、義父は生命保険に入っていなかったので生命保険会社からの保険金はありませんでした。そのため、香典ですべての費用をまかなうことになりました。




かかったお金(支出)

入ってきたお金が「香典」のみとシンプルだったのに対し、かかったお金は色々ありました。実際は韓国ウォンでしたが、ここはだいたいの金額を日本円でカッコの中に書いてみました。

 

<お葬式前にかかった費用(約4万円)>

・義父は老衰で家で発見されたのですが、発見当時まだ体が温かったようで救急車を呼びました。そして病院に搬送されたのでその費用と蘇生費用。

 

<お葬式会場に関する費用(約75万円)>

・会場使用費

・弔問客に出す食べ物代(メニューを見て業者に注文)

・弔問客に食べ物を出したり片付けたりしてくれる方への日給(2人分)と心付け。

・入棺にかかる費用

・斎場へ遺体を霊柩車で運ぶ費用

 

<斎場に関係する費用(約4万円)>

・火葬費

・火葬をしてくる方への心付け

 

<納骨に関係する費用(約20万円)>

・墓石製作など(石の準備、石に家族の名前を彫ってもらう、お墓へ運搬、納骨の手伝いなど)

 

<その他(約3万円)>

・納骨後家族や親戚との食事代。

・診断書の発行費用

 

ざっとこんな感じです。カッコの中を合計すると、約106万円となりました。そして、親しい友達に聞いていた通り、香典でカバーできて残ったお金は義母に、そしてさらに残ったお金は兄弟で分けていました。




お葬式の費用の整理の方法など

別の記事に書いた通り、香典は2つの方法でいただきました。1つは葬儀場に設置した香典箱に現金を封筒に入れてた分、もう1つは職場の方や知り合いの方が銀行口座に入金してくれた分です。

画像右の黄土色っぽい縦長の箱(부의함)が香典箱です。上部に小さい穴がありそこから封筒を入れます。

 

香典があちこちに入るし、万が一香典の袋をなくしてしまったらもう一体誰から香典をいただいたのか、わかりません。会場には芳名帳もありましたが、弔問に訪れた人たち全員が書いているわけでもなさそうでした。

 

どうしたら香典の整理がやりやすいかな…?と考えていると、ふと夫が葬儀場にパソコンを持ってきているのを思い出しました。

 

まめちゃん
エクセルでまとめるのが一番便利かな。

 

…ということで、義理の姉に香典の封筒に書かれている名前と金額を読み上げてもらい、私がエクセルに入力していきました。そして、それぞれの銀行口座に入金された香典は、夫の口座に入金してもらいそこから必要な支払いをしました。銀行口座に入金された香典も、もちろんエクセルに入力です。

 

この方法により1か所に香典を集めることができ、「収入」の部分は把握が楽でした。そして「支出」の部分も1枚のカードにしたら、明細を見れば支出が一目瞭然だったのですが支払先によって、

 

今すぐ口座に振り込んでください。

 

といわれたらスマホの銀行アプリから指定された口座に振り込んだり、心づけはさすがにカード払いとは行かないので現金でした。そのため、レシートは全部1か所に保管し、銀行アプリで振り込んだ分もメモしておきました。

 

今回は、夫が喪主だったので葬儀の間はずっと弔問客への対応で忙しく、香典のまとめや支出の把握をしている暇はありませんでした。そのため、その部分は私が義理の姉と協力してやっていました。




香典返しのない韓国

ところで、日本だと香典をもらったら香典返しをしますが、韓国には香典返しの習慣は基本的にはありません。ある韓国人の友人は、次のように言っていました。

 

封筒に入れて現金でもらうよりも、銀行口座に入れてもらった方がいい。その方が記録が残るし、次にその人に不幸があった時に同じぐらいの金額を香典として渡したらいいから。

 

それを聞いて

 

なるほど…。
まめちゃん

 

と思いました。とはいえ、私の周りで日本には香典返しの習慣があると知っている人は、日本人から香典をもらったらささやかな香典返しをしていた人もいました。




まとめ

今回は義父の葬儀について、費用の部分に焦点を当ててお話しました。今のところお葬式をする側になったのは1回だけなので、この金額が安いのか高いのかよくわかりません。

 

義父が亡くなって悲しいことは悲しいのですが、葬儀と納骨をスムーズに進めようと思ったらお金が必要となるので、支払い期限までに指定された金額を指定された場所に払うという現実がありました。

 

円滑に進めるには、香典の合計の把握、どこにどれだけ支払ったか、立て替えたかなどを記録しておき、後でもいいのでエクセルなどに整理しておくといいと思いました。

 

そして、親しい友人が言っていたように香典で全てをカバーできたのは、それだけ家族それぞれが職場や学校などで社会生活を営んでいるからだと思いました。

 

余談ですが今回製作した墓石には、まだ生きている義母の名前がなんとすでに彫ってありました。義母が他界した際には、少なくとも墓石製作代は要らないということでしょうか…。不謹慎にも、そんなことを考えてしましました。

 

韓国のお葬式の裏側(費用の面)、どなたかの参考になりますように。

ポイント

・お葬式と納骨の費用は香典だけでまかなえることがある。

・円滑に進めるためには係の人に心づけを渡すのも方法のひとつ。

・香典は現金または銀行振り込みでいただくことがあり銀行口座を教えるのは比較的一般的。

・エクセルで収入と支出をまとめておくとよい。




  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

-韓国のあれこれ

© 2022 バイリンガル育児★まめリンガル