こんにちは。韓国で2人の子どもを日韓バイリンガルに育てている、まめちゃん(@mame_chang)です。子どもと比べて親は人生経験が長く内容も豊富なものだとしたら、その経験を子育てに役立てることってできるのでしょうか?
子どもの親となった今、自分が育てられていた時代を振り返りつつ、親が自分にしてくれたようなことが子どもにもできていて、それが子どものためになっているのかな・・・? と思うことがありました。
親は何歳で子どもを産んだとしても子どもから見たら何年も多く生きていてそれだけいろいろな経験をしています。人生の先輩ともいうべき親はうまくいったことも失敗も子育てに役立てようとする傾向があると思います。
子どもだったころは気がつきませんでしたが、子どもを持つ親となり10年以上が経ちました。自分が子どもだった頃のことなんて随分昔のことで思い出すのが精一杯の部分もありますが、振り返ると私のためにいろいろな選択肢を親は与えてくれてたんだなと感謝しています。
今回は私の親が私に与えてくれた選択肢を振り返りながら、私が自分の子どもに与えている(またはそう思っている)選択肢について考えてみて、「どこまで子どものためになるのかな? 」について思ったことを書いてみます。
「子どもをバイリンガルに!」子どもの習い事ってどこまで子どものためになるの?
私が覚えている限り、私の親が私に与えてくれた選択肢は小学校の時でした。特にひいでた才能もなくぼーっとした小学生だったので、自分で「やりたい!」と言った記憶はなく親(と言ってももっぱら父親ではなく母親でしたが・・・)に「やってごらん」と言われて通い始めた習い事がいくつかありました。それは、、、
- ピアノ
- 書道(硬筆、毛筆)
- 水泳
- 公文式(算数のみ)
- 学習塾(国語、算数など)
親は「この中で何かひとつでも伸びたらいいなっ!」と思ったらしいのですが、結局ピアノは弾けないし、書く字は汚いし、何とか死なない程度にしか泳げないし、算数は今でも苦手・・・。という残念な結果です。しかも行くのがイヤでサボることもありました(お母さん、ごめんなさい!)。そんな中で唯一ましだったのは国語で本や文章を読むのが楽しかったことです。
その後、中学生になって学校で英語を習い始め、小学校にはなかった科目が加わると、だんだんと自分が、「できること」がわかって来ました。
国語、英語、歴史、生物などの語学や記憶中心のものは少しの努力でそれなりの成績が取れるのに、数学、物理などはいくら補習をうけても努力しても全然覚えられなかったのです。
どこまで私のためになった?!
簡単ですが、私については親が与えてくれた選択肢の中で芽が出たものは残念ながらほとんどなかったですが、芽がでないとわかったのは親が選択肢を与えてくれたからだと思います。
そして、中学生になってからは、
「どうやら私は語学や覚えたりすることが得意かも?」
と考えその後、高校も大学も語学や記憶力を活かせる道を選んでここまで来ました。
私が自分の子どもに与えている(またはそう思っている)選択肢とは?!
私の話はこのぐらいにしていて、私は自分の子どもにどんな選択肢を与えてるかお話したいと思います。
下の子はまだまだなので上の子(小学校高学年)に関していえば、、
★.<保育園や幼稚園の時>
- バレエ
- テコンドー
- レゴ
- ピアノ
- 英語
- 日本に一時帰国中に保育園に一時保育
★.<小学校に入ってから>
- 美術、スケッチ
- 工作
- ピアノ
- バドミントン
- 算数
- 英語
- 料理教室
- 日本に一時帰国中に小学校に体験入学
- 日本に一時帰国中に子供キャンプに参加
- 日本に一時帰国中に日本の学習塾で国語
などです。
まだあと少しあったような気もしますが、今思いつくのはこれだけです。どれをとっても周りの子どもたちに人気だとか、私が強制したものはなく、子どもがやりたいと言うので、「じゃ、やってみる?」といった具合に始まったものです。
そのため、やってみたものの1ヶ月もしないうちに「やっぱりやめる」と言いだしてやめたものもあります。そして子どもが「やめる」と言ったものは無理に続けさせることはせず、やめさせることにしています。なぜならお金もかかりますし、無理に続けてもきっと効果はないと思うからです。
またバイリンガル子育てということで、言語についても子どもに選択肢を与えるべく、一時帰国中に保育園や小学校、キャンプなどに行かせています。
どこまで子どものためになっている?!
では、私が子どもに与えた(または与えたと私が思ってる)選択肢は、うちの子にとってどこまでためになってるのでしょう?
★.<ためになった! と思うこと>
ためになったと思うのは次のようなことです。
美術、レゴ、体験入学など子どもが喜んで取り組み、上手になっていっているものがあります。特に美術(工作、水彩画、スケッチ)は、小学校に入ってから教室に通い始めましたが楽しいらしく、大会などで表彰状をよくもらってきます。どうやら旦那サマの家系は美術関係がみんな上手なのでそれを引き継いでいるのかもしれません。
また、日本の小学校の体験入学は、子どもにとっては日本の友達もでき日本の学校も体験できて大いにためになったようです。
★.<いい経験でした・・・^^; と思ったこと>
「ためにならなかった」は、いい過ぎなので子供自身がやってみたくてやってみたけど、どうやらあまり縁がなさそうなもの、という意味では英語、算数、ピアノなどがあります。
ピアノは幼稚園のころからやっているのに、興味がイマイチなのか小学校から始めた美術より伸びてないような気がします。このように考えてみると、親が子どもに選択肢を与えると、子どもがどんなことに興味があってしかもそれが伸びるかどうかが浮き彫りになると思います。
最近の子どもの興味は?
ちなみに最近子どもが興味を持ってるのは、なんと「ダンス」。踊りたいそうです・・・。踊れない、歌えないママとはまったく逆です。なんでもK-Popに影響を受けたらしく、そういうK-Popダンスを習いたいのだとか・・・。
最初は、「え〜。またお金かかるし。」と正直、あまり気がすすまなかったのですが、やってみて自分に合わないとわかったら辞めるだろうし、芽がでたらそれはそれで子供ができることがひとつ増えるってことかな、と思い現在ダンスを習えるところがないか調べてるところです。↓↓
【追記!2017年 7/6(木)】
その後すぐにとなり町あたりにダンススクールを見つけて早速受講開始となりました。夏の一時帰国や送り迎えの都合で1ヶ月ほどしか受講できませんが子どもは大満足・・・。一時帰国が終わって韓国に戻ってきてもまだ子どもがやりたいというならなんとか通わせたいと思っています。
【さらに追記!2018年 10/7(日)】
ダンスは、結局1年以上続いています。足を少し痛めた時期があったので休んでいたこともありますが、楽しく踊っているようで上達もしているみたいです。しかし・・・ K-Popダンスって激しいのでまた足を痛めないか親としてはハラハラしながら見守ってます。
まとめ
韓国でバイリンガル子育てをしている私ですが、私の親がしてくれたように私も子どもに選択肢をいろいろと与えています(またはそうしてるつもり?!)。
子どものためになるかどうかは、やってみないとわからない部分もありますが、例え芽がでなかったとしてもやらないよりはいいのかな、と思います。また、バイリンガル子育てをがんばってるつもりの私ですが、子どもの興味は言語以外のところにあるのが悲しいようなうれしいような気分です。
なぜなら、いつも思うのは言葉はコミュニケーションの手段であるので、その言葉を上達させるに越したことはないのですが、言葉だけに興味を持つと先が限られてくることもあります。また、韓国という国で生まれ育ち、韓国語と日本語ができるようになることでバイリンガルとなり、2つの言語を土台にして自分が上手にできることを使って生きていってくれればそれでいいのではないかと思います。
こうやって考えてみると、親は子どもの希望も聞きつつ選択肢を与えて無理強いをせず伸びそうなものを伸ばす手伝いを子供が巣立つまでする・・・。こんな役割なのかなぁと改めて考えたりもしました。