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バイリンガル育児

10歳の壁はバイリンガル育児にも共通する? 悩みはどうしたらいい?

投稿日:2018年12月1日 更新日:

 

こんにちは〜。韓国で2人の子供たちをバイリンガルに育てているまめちゃん(@mame_chang)です。子供って自分の子供であっても自分とは別の人格だし、たとえ赤ちゃんであっても親の思うようにならないこともあります。そのうち、言葉を発するようになると子供との会話も楽しくなりますがだんだんと大きくなって小学校に入るころになると今度は勉強や習い事、お友達との人間関係などが親の関心事や心配事となります。

 

以前どこかで「子育ては小学校でその80%が終わる」というのを読んだことがあります。

 

「子育てとは子供が成人するまでかな?」

 

と以前は漠然と考えていた私は、そこで小学生時代の重要性を痛感しました。そして、子供が小学生の間に訪れるのが、いわゆる「小3の壁」です。時には「小3」ではなく「小4」や「9歳」「10歳」と言われることもあります。

 

今回は、この10歳の壁についてバイリンガル育児と少し話をからめながらお話したいと思います。



10歳の壁とは?

ではまず、ちまたで言われる「10歳の壁」とは何でしょうか。

 

時に「小3の壁」「小4の壁」と呼ばれていたり、または年齢で「9歳の壁」や「10歳の壁」と言ったりもするようです。

 

他のサイトにもたくさんの情報が載っていますが、つまり小3や小4になると子供には例えば次のような変化が見られるとのことです。

  1. 勉強についていけなくなる。
  2. 思春期、反抗期
  3. 自分というものができてくる。
  4. 体に変化が見られ大人に近づいていく。

 

 

つまり、小学校に入ってそれまで勉強や運動などの活動について行ってた子供も突然難しくなってついていけなくなったり、「自分」という存在について考えるようになったり親に対して無性に腹が立つ反面甘えてきたり、大人になっていく自分の体の変化に戸惑いを覚えたりと、いろいろと複雑な時期のようです。

 

「小3」や「小4」、そして「9歳」「10歳」と見方や定義が多少異なることがありますが、今回のこのブログでは今回は「10歳の壁」という言葉で統一して書きたいと思います。

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『子どもの「10歳の壁」とは何か? 乗りこえるための発達心理学』によると・・・

最近読んだ本に『子供の10歳の壁』とは何か?乗りこえるための発達心理学』というのがあります。これは発達心理学、発達臨床心理学、学校心理学を研究している法政大学の渡辺弥生教授の著書です。発達心理学、発達臨床心理学、学校心理学なんて聞くとちょっと難しそうなのですが、平たく言えば、今日の話のポイントである発達心理学だと、

 

「人は成長し歳を重ねながら心理的にどのように変化していくのか」

 

ということのようです。

 

あまり詳しく書くとネタバレになってしまうのでおおまかに書くと、この本には「9歳の壁」や「10歳の壁」と言われる背景や今までの研究でわかっていること、わからないこと、そして9歳や10歳というのが心理的、肉体的、社会的、道徳的にどのような年齢なのかを説明しています。そして、どのように支援していくべきかもわかりやすく書かれています。

 

また、「壁」という言葉だと越えられない印象があるが他の言葉だとそうでもないといった話や、親としてどう子供に関わっていけばいいのか、10歳を超えると手遅れなのか、などこのぐらいの年齢の子供がいる親なら、バイリンガル育児云々以前に知っておきたい情報が満載です。

 

また、10歳を超えた場合とを比較する話や資料もあるので、子供が10歳を超えていても「もう遅いのか・・・」と思う必要は全然なく振り返りながら読める1冊です。

 

自分の子供について振り返ってみる

うちの子供たちの場合、下の子はまだ幼稚園児なのでこの「10歳の壁」にはまだ当てはまりません。しかし、上の子が現在11歳なのでこの「10歳の壁」は通り過ぎていることになります。そこで、ここではうちの上の子はどうだったか振り返ってみたいと思います。

 

思い返してみると、9~10歳辺りというのは、確かに分かれ目でした。それまで、小1、小2の頃は近くであってもまだ1人で街を歩くのに自信がなく学校も習い事も親や周りの送り迎えを必要としていました。うちは共働きなので給食が終わってほぼすぐ下校の小1のころは、共働きの子供たちを見てくれる小学校内の「トルボミ教室」などにお世話になっていました。

 

小学校3年生(8~9歳)になると小学校の方針により「トルボミ教室」が利用できなくなったので親が帰ってくる時間まで代わりにに習い事のはしごでもさせて親が帰ってくるまで時間を繋ごうかなと思っていたら子供が嫌がるようになり、結局暗くなるまで小学校の運動場で友達と遊んでいたようです。

 

今、振り返って思うのはうちの上の子は9歳ぐらい(小学校4年生辺り)の頃は、

  1. 「自分」というものができてきた。
  2. やりたいことがはっきりしてきた。
  3. 思春期や反抗期の兆候が見られた。

 

ということです。周りのみんなが国語、算数、英語などの学習塾に通うのに対してうちの子は一時的に算数の塾に通いましたが結局すぐにやめてしまい、代わりに美術を習ったりしてました。

 

また、「自分」というものができたり、友達関係も共通の趣味などで自ら作っていくようになったり、思春期や反抗期に繋がるような兆候が見られました。そして実際小4の時は、親に対する反抗が激しく、親である私たちも対応に慣れずについ激しいバトルとなり家の中が修羅場と化したこともありました。その後、対応を自分なりに見直して変えてからは修羅場らしい修羅場は迎えなくなりました。



個人差がある10歳の壁

ところで、10歳になるとみんながみんな同じように壁にぶつかるとは限らず、個人差や性別による差があることも事実のようです。周りを見回してみると「自分がやりたいことがはっきりしてくる」というのもそうで、やりたいことが特にないという子供も見かけます。

 

そのため、「さぁ、うちの子は今年10歳だからきっと壁にぶつかる!」

 

と構えるのではなく、子供をよく観察しながら壁にぶつかっているようなら手を差し伸べてヒントを与えたり、子供が親に話を聞いてほしいと思った時に話を真剣に聞いてあげるなどの対応が必要かなと思います。また、今回紹介した『 子どもの「10歳の壁」とは何か? 乗りこえるための発達心理学 』では10歳とは「飛躍の歳」や「」などとも表現されています。

 

使われる言葉によって受ける印象が違いますね。

  • 超えられそうにないもの → 壁
  • 大きくジャンプ!するもの → 飛躍の歳
  • 頑張れば通りこえられそうなもの → 峠

 

個人的にはやはり、「飛躍の歳」というのがいいなと思います。




バイリンガル育児と関連して私がとった対応は?

うちの上の子が「10歳の壁」らしきものにぶつかった時、私がとった対応は次ののようなものです。

  1. 無理強いしない。
  2. 子供がやりたいことをできるだけ尊重する。

 

基本的にシンプルにこれだけです。しかし、これだけ見たら「子供を野放し??」のように見えますが、以前からの「我が家の方針」は貫きました。それは、

 

「家では、そして家族とは日本語で話すこと」

 

です。幸い友達の前などでもママ(←私)が日本語で話すことを極端には嫌がらなかったので少し控えめにしつつ我が家の方針はだいたい徹底できています(だいたいというのは、私は徹底できても旦那(韓国人)が日本語と韓国語を混ぜ混ぜで子供達に使うことがあるからです・・・)。

 

そして、1.の無理強いしなかったことは、勉強です。それは家庭での日本語学習のみならず小学校の勉強についてもです。

 

「宿題でわからないことがあったらママかパパに聞いてね。」

 

というスタンスでした。また、子供が自分でやりたいと言った習い事は、まずどうして習いたいのか、うちの近くにそんな塾や教室があるのか。などを自分の言葉で日本語で説明させ、塾や教室の場所を調べてこさせます。そして実際に塾や教室の見学には子供と2人で行くと言った感じで自由にやらせていました。「やめたい」と言った時は、

 

「せめて月謝を払っている月末までは通ってよ・・・。」

 

と言ったこともありましたが、本人がその気がない場合はあっさりとやめてしまうこともありました。




9歳や10歳と聞いてもう一つ思いあたること

ところで、第二言語習得を研究したり日本語教師の経験がある私は、「9歳や10歳」と聞くと思い当たることがあります。

 

それは、「臨界期仮説」というものです。

 

臨界期仮説については、仮説の域を出ないことや学者によって多少が違うのですが、要は何歳ごろまでなら第1言語と同じように外国語でもネイティブになれるのか?という仮説です(「子供がネイティブになれるのはなぜ?」に詳しく書きました)。

 

学者や学説によって幅があるもののこの臨界期仮説で言われている年齢の幅が、今回の話に出てくる年齢と多少かぶるところがあります。このように考えていくと、バイリンガル育児であってもそうでなくても相通じるものがあるのではないかと思えてきます。

 

 

過ぎてしまった10歳

とはいうものの、9歳や10歳なんて過ぎてしまったうちの上の子。過ぎた時間は戻せません。

 

「残念〜」

「もう遅いのか・・・」

「下の子が9歳か10歳になったらがんばればいいか・・・」

 

などと思いたくもなります。しかし、前向きに考えると子育ての80%が終わる小学校6年間が全て終わったわけではありません。

 

11歳の今を大切に子供との対話も大切にしていきたいと思います。そのためにいつもながら思うことは、以下のようなことです。

  • 子供といる時は短い時間でもいいから子供とコミュニケーションを取り子供に関心を持つこと。
  • 親として知っておく情報はないか、できることは何かを考えながら常にアンテナを広げて情報を集めること。
  • ママ友との情報交換も大切ですが流されることなく自分の子育ての方針を持つこと。
  • 今回紹介した本のように、本やインターネットで得られる知識は積極的に身につける。

 

これらひとつひとつを丁寧にやっていきたいものだと思います。



まとめ

ちまたでは、小学校で子育ての8割は終わると言われています。そして、過ぎ去った時間はもう戻ってはきません。もし、これを読んでる方のお子さんが9歳や10歳を超えているとしても、きっとまだできることはあると思います。うちも10歳は越えましたが子供の意見や希望を尊重しつつ、しかし我が家の方針は変えないでバイリンガル子育てを実践しています。

 

このブログのメインテーマはバイリンガル育児なのですが、子供をバイリンガルやトリリンガル、マルチリンガルにすることも大切なのですが、今日の話のようにまず、

 

「このぐらいの歳って一体どんな歳なんだろう?」

 

ということを理解し、その上でバイリンガル育児とからめるといいのかなと思いました。もちろん、からめ方は家庭に合わせてカスタマイズするのが一番だと思います。

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々かんこくの義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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