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ネイティブなのに自分の母語で子供達に話しかけないママ達の話

投稿日:2016年9月30日 更新日:

 

こんにちは。韓国で2人の子供を日韓バイリンガルに育てている、まめちゃん(@mame_chang)です。韓国在住の私ですが、子供には日本語はちゃんとわかって欲しい・・・という気持ちでうちの子たちには日本語がわかるように育てています。 そして、このようなブログを書いていると、同じように海外在住で子供を現地の言語と日本語のバイリンガルやトリリンガルに育てようとしている方とも知り合うことができました。 また、反対にいろいろな理由で自分の母語で自分の子供に話しかけないママ達というのもいます。

 

環境や考え方は人それぞれで、正解はあってないようなものです。 しかし、子供をバイリンガルやトリリンガル、マルチリンガルに育てようとしている立場にいると、どうして自分の母語で話しかけないママやパパ達がいるのだろうと思うこともあります。

 

それは、きっと私自身がバイリンガル児として育てられたわけではなく、中学生になってから英語を始めてその後自分の興味で韓国語の勉強も始めたため、どうがんばっても日本語のなまりや日本語の影響を受けた間違いをしてしまうという事実があるのと同時に、外国語学習の楽しさも知っているからそんな風に思うんだと思います。

 

今日は、ふとしたきっかけで自分の言語で話しかけないママに思い切ってその理由を聞いてみたことや、その他の事例を2つご紹介して私なりの考えを書いてみたいと思います。




ネイティブなのに自分の母語で子供達に話しかけないママ達の話

では、まずネイティブなのに自分の母語で子供(達)に話しかけないママ達について1人ずつご紹介します。 ネイティブなのに自分の母語で子供(達)に話しかけないのには、いったいどんな理由や目的、事情があるのでしょうか。

飛行機の中で出会ったベトナム人ママ

原罪、小学校高学年の上の子が4~5歳ぐらいの時に、二人で10日間ほどの旅行に行きました。 パパは韓国でお留守番です(笑)。 私たちの行き先はベトナム(ハノイとホーチミンシティ)経由のシンガポール行きでした。

 

ベトナム経由なので、韓国からハノイに行く便もホーチミンから韓国に戻る便にもベトナム人親子が何人もいました。 なぜかホーチミンから韓国行きの方が多かったように思います。 それはさておき、あるベトナム人のママが一生懸命韓国語で3〜4歳のお子さんに話しかけているのが聞こえてきました。

 

内容は「울지마~!(ウルジマ~!/泣くな〜)」や「빨리 먹어~(パッリモゴ~/早く食べなさい)」、「가만 있어!(カマンイッソ!/じっとしてなさい)」などなど、

 

普通に親が子供に言うことばかりです。 そして失礼ながら、外国人である私でもわかるほどベトナム語なまりの韓国語でした。 もちろん、私が韓国語を話す時も日本語なまりが出るので、「同じように韓国語を話しても、母語によって違いがあるなぁ」と思いました。 しかし、もし私が同じような状況になったらきっと韓国語ではなく日本語で子供に話しかけたと思います。

 

そこで、私は思い切って韓国語でそのママに聞いてみました。

 

どうしてベトナム語で話しかけないんですか。」

 

するとそのママは、こう答えました。

 

だってうちの家族は誰もベトナム語わからないから。」

 

そしてもう1つ聞いてみました。

 

ベトナム語を教えようと思ったことはないんですか?」

 

ときくと「周りがみんな韓国語だから私も韓国語にした方が楽なの。」という回答でした。 なるほど・・・確かに私も義理の両親や韓国側の親戚がいると旦那も子供も韓国語になるので私も韓国語にした方が楽です。

 

そんなわけでこのママの場合、子供にそれでもベトナム語がわかるようになってほしいという方向には行かず、韓国語一色になる道を選んだようです。

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アメリカに住む韓国人ママ

これは私がアメリカの南部に住む、知り合いの韓国人ママと話してた時の話です。 この方は私が韓国からアメリカに行く飛行機の中でたまたま隣の席になった韓国人の60代の方でした。この時も、私は上の子と二人で飛行機に乗ってたのですが、最初は私たちが日本語でしゃべってたので言葉が通じないと思ったようでした。

 

しかし、客室乗務員の方と私が韓国語で話しているのを聞いて、なんとなくおしゃべりが始まりアメリカまでの長いフライトの間、初対面でしたが色んな話をしました。 この方ののご主人はアメリカ人で韓国語がわかりません。 そして子供さんは成人してアメリカで働いています。

 

子供さんの話になった時に気になったので聞いてみました。

 

で、子供さんって韓国語はわかるんですか。」

 

答えは、

 

う〜〜ん。多少・・・かなぁ。こっち(アメリカ)では英語の方が重要だからね。」

 

聞くと、小さい頃から韓国語で少しずつ話しかけてきたけどアメリカでずっと住むなら韓国語より英語かな、と思ったそうです。 そのため、娘さんは韓国語は聞いたら多少はわかるけど、ほんとにちょっとだけという感じでした。

 

ご主人も韓国語がわかるというわけでもないということで、特に韓国語は意識せずほとんど英語だけで子育てをしたそうです。 ちなみに、このママはアメリカ在住20年を超え、私と韓国語で話してる間も、単語や文で英語がはいってました^_^;

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日本に住む中国人ママ

以前、仕事関係で出会った人の中に日本在住の中国人ママがいました。 このママはご主人が日本人で日本語が非常に達者な方です。 当時の記憶では、お子さんが2人いていずれも小学生とのことでした。

 

そして、やっぱり私が聞いてみたいことは、

 

お子さんは中国語がわかるんですか。」

 

と聞くと、

 

いや、わからないですね。小さい時は中国語で話しかけてたのに幼稚園くらいからママ、中国語話さないで!”って言われたんですよね〜。それ以来日本語だけです。」

 

と非常に流暢な日本語で答えてくださいました。 なんでも、お子さん達は中国語をママが話すことで注目をあびたり、みんなと違うと思われるのが嫌だったのかもしれないとのことでした。 そして、なんと家でもママが中国語を話すことは嫌がったそうです。 ちなみに日本人のご主人は中国語がわかりません。

 

子供が赤ちゃんの頃から中国語で話しかけないで、ある程度大きくなってからちょっとしゃべったら子供にこのように言われてしまったのか、またはたまたまママが中国語をしゃべっているところを友達に見られて何か言われたのかはわかりません。

 

私も中国の勉強を少ししたことがありますが、何が難しいって発音です。 何をどうしたらあんな発音ができるのか・・・。 ママが中国語のネイティブなのに非常にもったいない!と私は思うのですが、子供には子供なりの理由があるということのようです。




まとめ

今日は、ネイティブなのに自分の母語で話しかけないママたち3人の話をしました。 ひと言で「自分の母語で話しかけない」とは言っても、このように1人ずつ見ていくと実は、親の考え方や子供の受け取り方、そしてママがどんな環境が海外育児をしているかによっても違うということがわかります。

 

海外で子育てをしながら、その国では使われていない言語(親の母語)を受け継いでもらおうと思ったら、親の考え方、子供の反応そして、その親子を取り巻く社会的な環境が相まって実現できるものなのかもしれないと思いました。

 

または、子供が反応することすら知らない赤ちゃんの頃やママのお腹の中にいるころからママの母語で話しかけて「ママは●●語を話す」というのを習慣化してしまうと、また少し違うのではないかと思います。

 

子育ての環境と子供の反応を見ながら、日々努力・・・です。




  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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