バイリンガル育児

子供をバイリンガルに育てる! 注意する事5つ

投稿日:2019年1月6日 更新日:

 

こんにちは。韓国で2人の子供たちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。日本で育児をしていても海外で育児をしていても、「子供をバイリンガルにしたい!」と考えても具体的な方法を思いつかないこともあると思います。親がモノリンガル(1つの言語だけで育った)場合や、大人になってから外国語を勉強してバイリンガルやトリリンガルやマルチリンガルになった場合も、

 

「子供のころから言語を2つとか3つやってたらもっと上手になってたかなぁ。」

 

と考える人もいると思います。今回は、海外育児に絞って「海外で育つ子供が現地の言葉と日本語のバイリンガルになるにはどんなことを気をつけたらいいか」ということにして詳しく書いていきます。



子供をバイリンガルに育てる! 気をつけること5つ

「自分の子供をバイリンガルに育てたい!」と思っても、残念ながらただがむしゃらにやっても途中で壁にぶつかってしまいます。国際結婚であっても海外在住であっても自動的に均等バイリンガルにならないのが実情です(「均等バイリンガルって何?!」という方は、バイリンガルの種類についてをご覧ください)。

 

先日のツイート(@mame_chang)で、以下のようにつぶやきました。

 

もういちど・・・気をつけること5つとは以下のとおりです。

  1.  親は自分の母語で話しかける
  2.  現地語と親の母語を混ぜない
  3.  一時帰国では一時保育か体験入学
  4. 親が頑張りすぎない
  5. 子供自身がバイリンガルになりたいか見極める

 

では、これらの5つの項目について詳しく見ていくことにします。

 

1. 親は自分の母語で話しかける

まず、よく混同されがちなのですが「母語」とは「母国語」ではありません。海外で育児をする上で重要なのは、親が自分の母語で話しかけることが一番最初にすることです(「母語」と「母国語」って何がちがうの?という方は、「母語」や「母国語」って何?!へ)。

 

一番最初というのは、ママの場合はお腹に赤ちゃんがやってきた頃から、そしてパパの場合もママのお腹に赤ちゃんがやってきた頃や赤ちゃんが生まれてからです。なぜなら人間は生まれてすぐ読み書きができるわけではなく、まず耳でたくさん聞いてから話せるようになり、そして幼稚園の年長組や小学校に入ってやっと本格的に読み書きを習うからです。

 

また、海外に住んでいても「●●という国に住んでいるけどママ/パパとは△△語で話す」、具体的には例えば韓国で日韓バイリンガル育児をしている私の場合だと「韓国に住んでいるけどママ(←日本人)とは日本語で話す」を習慣化しておき、徹底しておくと韓国人の親戚が来た時でもブレません。

 

そして、小学校に入って子供が現地校に通い出すとその現地校で使われている言語が段々強くなっていき、家に帰ってきても現地校の言語を使おうとすることがあります。具体的には韓国在住で韓国の一般的な小学校に通い出すと日本語よりも韓国語の方が強くなり、家でも韓国語が子供の口から出てくるということです。

 

しかし、「親=日本語」を徹底しておくと、最初は詰まりながらでも言いたいことを日本語で話してくれます。ただし、韓国語では知っているけど日本語では言えない言葉というのが増えていくので、日本語の語彙も同時に増やしていく必要があります。

 

ちなみに親が自分の母語で話しかけない事例を集めた「自分の言葉で話しかけないママ達」の意見も必読で、みんなそれぞれの環境と理由があります。




2. 現地語と親の母語を混ぜない

海外生活が長くなり現地の生活に慣れてしまうと、現地語と親の母語(例えば日本語)をつい混ぜて使ってしまいます。例えば韓国在住の私だと、同じ韓国在住の日本人の友人と一緒にご飯を食べたとして割り勘するとします。その時に、

 

「私デビットカードあるからまとめて払おうか。」

 

と言うよりも

 

「私チェックカードあるからまとめて払おうか。」

 

という方が楽です。それはチェックカードという言葉が韓国では使われているし、自分も韓国語を話す時はチェックカードという言葉を使うので使いやすいし便利だからです。そして、日本に一時帰国した時に、

 

「あ、え~っと、チェックカードじゃなくて、、、、デビットカード。」

 

と記憶を手繰り寄せながら、日本語の単語を頭の中で探すのです。これは、後々に子供に影響を与えてしまうのでやらない方がいいです。この混ぜ混ぜが子供に与える影響は「私の日本語、大丈夫かな?!」に書きました。

 

海外生活が長くなればなるほど一般的には現地の生活にどっぷりとつかってしまうので現地語が出てきそうなら、グッと我慢です・・・。



3. 一時帰国では一時保育か体験入学

日本への一時帰国は親はワクワク楽しみです。そして、日本に子供のいとこなどで同じぐらいの年齢の子供達がいたら子供同士で日本語でコミュニケーションするので、遊びを通して日本語が上達しそうです。しかし、日本に一時帰国してもいとこがいない場合や、いても数が少なかったり、タイミングが合わなくて会えないこともあります。

 

そうするとせっかく一時帰国しても結局一緒にいるメンバーは韓国にいる時とたいして変わらず・・・ということにもなります。日本にいられる期間が限られている一時帰国。最大限子供のために使いたい!と思ったら、以下の方法がベストです。

  • 保育園児と幼稚園児 → 一時保育
  • 小学生と中学生 → 体験入学

 

なぜこれらがベストか?というと、おおまかに次の理由が挙げられます。

  • 生活する日本語と学習する日本語は違うから。
  • 日本のお友達ができるから。
  • 日本式の教育を受け、学校生活を体験することができるから。

 

えっ?!」と思うかもしれませんが、生活に使う言葉と学習する時の言葉は違います。海外で日ごろから「親=日本語」が徹底されていても補足仕切れない部分を補うことができる・・・。それが一時保育や体験入学なのです。

 

保育園の一時保育については、「【まとめ】一時保育で子供を日本の保育園に!お役立ち記事8選。」、小学生の体験入学については「体験入学」にまとめてあります。



4,親が頑張りすぎない

「うちの子をバイリンガルに!」と思うのは子供ではなく親の方で、子供が生まれてから日本語で話しかけ日本人の集まりに参加し日本の童謡を家で聞かせて日本文化を受け継いでもらうべく各種行事を家でもやる・・・。

 

子供が小学生になり高学年辺りになってくると、だんだんと子供にも「自分」というものが確立されてきて子供自身がやりたいことや興味の対象というのがでてきます。

 

また、女の子の場合は小学校高学年あたり、男の子は中学生あたりになると思春期や反抗期も重なり親の思うとおりには子供が動いてくれなかったり、やろうとしても反抗してきたりすることもあります。思春期や反抗期は海外在住の子供に限ったことではありませんが、子供が嫌がったり反抗してきた時に「日本語やろう~!!!」と親が頑張りすぎてしまうとあまりいい結果には繋がりません。

 

私の周りの日本人先輩ママも、親の頑張りに子供がついていけず(または親の頑張りに子供が反抗したりして)、結局親が爆発してしまい

 

「もう日本語なんてわかんなくてもいいよ(怒)!」

 

となるケースを耳にします。そのため、子供の様子を見ながら適度に頑張るのがいいのですが、その力の入れ具合の調節が最も難しいところです。



5.子供自身がバイリンガルになりたいか見極める

先ほどの「親が頑張りすぎない」に通じるものがあるのが、この「子供自身がバイリンガルになりたいか見極める」です。なぜなら、子供にその気がないのに日本語をやろう!と言っても、子供には負担になるし嫌々やって日本語や日本文化へのイメージが良くないものとなってしまったら悲しいと思うからです。

 

子供自身がバイリンガルになりたいかを見極める方法にはいくつかあると思います。例えば・・・

  • 子供に単刀直入に「バイリンガルになりたい?」と聞いてみる。
  • 子供がどんなものに興味を持っているか観察してみる。
  • 子供に将来の夢は何か聞いてみる。

 

もし、子供に聞いてみた結果や観察から「バイリンガルになりたい」となれば、子供の様子を見ながらどんんどん進めていけばいいし、「あんまりなりたくないなぁ・・・」という場合は、子供の様子を見ながら緩く進めていくか「ここだけは日本語で!」というポイントを決めておけばいいと思います。

 

ちなみにこんなことを書いている私ですが、我が家での日韓バイリンガル育児は順風満帆というわけではなく何度か壁にぶつかりその度に考え直したり調べたり軌道修正の必要も感じています。その一例は「海外在住でも家族とは日本語で! これがうまくいかなくなった時に考えてみた軌道修正とは?!」に書きました。



最後に・・・

www.mamelingual.com

今回は、以前ツイートした内容を細かく説明する形で子供をバイリンガルに育てないなら気をつけるべき5つのことについて書きました。国際結婚でも海外在住でも子供は自動的にバイリンガルにはなりません。しかも均等バイリンガルにしようと思ったら、親にもかなりの意識と知識、そして根気も必要になってきます。

 

今日の話は親の立場というか心構えの話なので、具体的に日本語や日本文化に触れる方法については書いていません。またそれは別の機会に・・・。

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々かんこくの義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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