バイリンガルは何語で考えている?

普段を振り返ってみる

普段、何かを考える時は何語で考えているでしょうか。例えば「お腹すいた~」と思う時、それはいつも日本語でしょうか。またはその他の言語でしょうか。私の場合、日本語を使って周りと話をしている時は、日本語で考えています。親戚などと一緒に長い時間いる時は、韓国語で考えていることもありますがやはり基本的に日本語で考えて韓国語で発言していることも多いです。

 

何かを考える・・・ それはどんな時にするでしょうか。それは、単純に「今日は、どんな服を着ようかなぁ」や「腕時計、昨日の夜どこに置いたっけ???」「あの人は、どうしてあんなことを言ったんだろう」など、心の中で考えることは意識的または無意識にしていると思います。今日は、「考える」ということをテーマにバイリンガルの人達は何語で頭の中で考えていて、それは一体どんなことに繋がっているのかを考えてみたいと思います。

 

頭の中は覗けない

当然のことですが、他の人が何語を使って頭の中でどんなことを考えているか、覗いてみることはできません。そのため、何語を使って頭の中で考えているかを垣間見るためには以下のような方法をとることが考えられます。

 

  1. 単刀直入に質問してみる
  2. 独り言は何語かを観察してみる
  3. メモをする時は何語かを見てみてる

 

1.の方法は、ストレートに「頭の中で何か考える時って、何語ですか?」と質問してみる方法です。これは、今まで何度かしてみましたが、バイリンガルの人はたいていこのように答えます。

 

  • 「日本語」
  • 「○○語(日本語以外の言語)」
  • 「わからない。その時による。」
  • 「わからない。意識したことがない。」

 

次に、2.の場合は独り言はその人が考えていることが口に出たことだと考えられるので、もし「あ! 時間がない! 早く行かなきゃ!」や「○○さんにメール送らないと・・・」のような独り言が日本語なら日本語で考えている可能性があり、その他の言語ならその言語で考えている可能性が高いと思います。

 

3.も同じように忘れないようにするために自分のためにメモすることは、「あれ、やらなきゃ・・・」と考えながらそれを文字という形で表すのです。もちろん、「今、イタリア語を勉強中だから意識的にイタリア語でメモをする」などという場合もありますが、通常はやることを頭で考えてそれを目に見える形にするのがメモではないでしょうか。

 

 

どうしてそうなるの?!

では、どうしてバイリンガルの人の頭の中は日本語だったり他の言語だったりその時によったりするのでしょうか。理由はさまざまですが、例えばこんな理由ではないかと思います。

 

  1. 頭の中で考えていた内容が学校や職場の話で、そこで使う言語で頭の中でも考えてしまうから。
  2. バイリンガルといっても実は片方の方が得意だから。(バイリンガルの言語のバランスについてはこちら「バイリンガルの種類について」へ。)
  3. その場面にぴったり合う表現が他の言語だから。

 

1.の場面、子供が現地校に通い家で宿題をするとします。普段の学校での勉強や先生との会話が現地語であれば、家で宿題をする時も自然と現地語がでできそうです。

 

2.は、バイリンガルの人の場合は、考えたことややるべきことのリストなどを、頭の中で考えていた言語や自分が使いやすい言語でメモすることがあるようなので、それでではないかと思います。

 

3.は、「バイリンガルの頭の中にはコレがある?!」でもお話ししたような内容です。

 

ちなみに、小学3年生のうちの子については以下の通りです。

 

1.単刀直入に質問したら・・・?

  答え・・・

「わかんない。混ざる。例えば宿題やってる時に ’’이십오 곱하기 팔(25×8)、あれ? こんな問題やったっけ?’’ みたいに韓国語と日本語が入るよ。」

・・・だそうです。 日ごろ、韓国の学校で韓国語で授業を受けているから「25×8」は「にじゅうご かける はち」ではなく韓国語で頭に浮かぶのだそうです。

 

2.独り言は・・・

  これは、だんだんと韓国語が多くなってきました。やはり学校の勉強、友達、習い事などすべてを韓国語でやっているからかもしれません。

 

3.メモは・・・?

  これは、意外とまだ半分くらい日本語、半分韓国語です。時々、思いついたように「やることリスト」を作っていますが、それは韓国語です。 そして、日本のアニメなどの好きなキャラクターの絵を描いたりしている時は日本語で書いてあります。・・・ということは、「やること」などは韓国語で考えていて、日本のアニメは基本的に日本語で見ているので、その絵を描いている時は日本語で考えながら絵を描いているということかもしれません。

 

 

「頭の中は何語かな?」と思ったら観察を!

今日の話は子供だけではなく言語が2つ以上わかる大人にも当てはまると思います。考える時の言語は口からでる言葉やメモという形で表にでてきます。もし、大人でも子供でも身近にバイリンガルやトリリンガルの人がいて「頭の中は何語かな?」と思ったら観察してみてください。おもしろい発見につながるかもしれませんね!

 

 

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