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外国語は子供や学生の頃に学べば完璧?2つの例からわかる親が意識すべき事

投稿日:2019年9月16日 更新日:

 

こんにちは。

まめちゃん(@mame_chang)です。

韓国に住んで約15年。そのうち約10年は子供たちを日韓バイリンガルにしようと毎日努力しながらこのブログも書いています。

 

早速ですが、ある人が一番自由に使える言語は母語(注:母国語ではありません)や第一言語と言います。

 

★参考記事

母語と母国語の違い

→「「母語」や「母国語」って何?!

 

外国語は年齢が低いうちに学んだ方がいい、自然に身につく、発音やイントネーションがうまくなるとちまたでは言われています。そのため、早期留学に行かせたり親の仕事で子供も一緒に数年の間海外に、という話もよくあります。

 

しかし、早期留学や幼い頃の外国語学習には否定的な考えも存在することもあります。例えば早期留学させても後で忘れてしまうとか、本人の意志ではないのでそれほど身に付かないとかいう意見です。

 

賛否両論分かれてはいますが、やはり発音、イントネーション、聴き取りなどの点では年齢が低い方がいいように思います。それが完璧かどうかというのは難しいところで、その後その人がどのぐらい学んだ言語に接する機会があるかという事も大切です。

 

今回このブログでは、外国語は子供や学生時代に学んだら完璧なのか、2つの実例を挙げながら考えてみたいと思います。

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外国語は子供や学生の頃に学べば完璧?2つの例からわかる親が意識すべき事

今回このブログにでてくる人達は2人で、いずれも私が学生時代に出会った人達です。この2人は日本で出会い、一緒に勉強した仲なのですが、周りから見て

 

「流暢だなぁ。いいなぁ」

 

と思うのと、ネイティブの先生(語学教師)の目で見るのとは違うんだなと思いました。

 

では、早速この2人について簡単にお話します。

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子供の頃アメリカにいたAさん

まず、1人目はAさんです。まずは概要を少し書きます。

 

海外滞在歴:アメリカ数年

滞在理由:親の仕事

滞在中の学校:アメリカの小学校

日本帰国後:大学で英語専攻

 

Aさんは、親の仕事なので自分の意思ではなく親の都合でアメリカに数年住んでいました。そして現地ではアメリカの小学校に数年通い、親の仕事の都合で完全帰国しました。Aさんによると、その後長い間英語を使う機会はなかったといいます。

 

そして大学受験となった時に、他の生徒よりも英語ができたので英語専攻にしたそうです。このAさんについて私は先日以下のようなツイートをしました。

 

 

私は同じクラスにいてまだ留学前でしたが、発音が綺麗でイントネーションもネイティブっぽい(少なくとも私にはそう聞こえた)Aさんが、とても羨ましかったです。

 

そして、私もAさんのように留学して英語を頑張ろう!と思ったものです。しかし、そのクラスの英語のネイティブの先生のひと言が私に別の衝撃を与えました。

 

「確かに発音とかイントネーションは上手なんだけど、しゃべり方が小学生みたいだからそこを直したらもっとうまくなると思いますよ。」

 

これを聞いて、

 

「えっ?! しゃべり方が小学生ってどういうこと??」

 

と思いました。自分でも考えてみましたが何だかわかるようではっきりとはわからない先生のコメントでした。また、Aさんは英語圏への留学選抜試験にも応募しており、当然のように合格していました。しかし、意外なことに自分は実はあまり行きたくないのだといい派遣前に辞退してしまいました。

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英語専攻でアメリカに留学経験のあるBさん

では次にBさんの話です。Bさんについてもまずは概要をご紹介します。

 

海外滞在歴:アメリカ1年

滞在理由:交換留学

滞在中の学校:アメリカの大学

日本帰国後:もとの大学に戻り勉強

 

 

BさんはAさんとは違い、大学生になってからアメリカに行っています。大学生といえばだいたい満18〜22歳で言語的には第1言語(母語)は完成している年齢です。そのBさんはその後大学院に進んで英語の授業を取った時、ネイティブの先生に

 

「学生みたいな話し方だね。それは教授に対する言い方ではないよ。」

 

といわれたそうです。つまり大学の時に留学してたとはいえ、もしかしたら友達と話す言葉ばかりを覚えてきてきちんとした話し方を身につけて来なかったのかもしれません。

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日本語で考えると?

ここまで、子供の頃と大学生の頃にアメリカで1〜数年間現地の学校で勉強していた2人の話をしました。では、この2人に共通することはなんでしょうか。

 

それは、現地に行って本場の英語を身につけて来たのに自分の年齢や相手に合った使い方ができてないことです。そしてそれを周りで見ているネイティブではない人には、わかる人もいればわからない人もいます。

 

ちょっとピンとこ来ない人のためにこれを日本語でやるとどうなるか、やってみたいと思います。

 

Aさんは大学生で、大学の授業でクラスメートの前で自己紹介をしていました。

 

大学生なら、

 

「初めまして。私は◯◯です。出身は◯◯県です。趣味は音楽鑑賞と旅行で、最近では旅行に関するブログを書いています。よろしくお願いします。」

 

のはずが、

 

「初めまして。私は◯◯です。出身は◯◯県です。趣味はね、音楽聴いたり旅行したりすることで最近は旅行のブログを書いたりしてます。よろしくお願いします。」

 

文字にするとなかなか雰囲気を出すのが難しいですが、例えば

 

「趣味はね、」

 

には違和感を感じていただけたでしょうか…。Aさんの場合は、アメリカから完全帰国してそのまま英語を使う機会のないまま日本で生活を続け、体は大人なのにしゃべり方は子供のままということになってしまったようです。

 

次にBさんの場合は自分の意志でアメリカに留学して、1年の留学生活を終えて英語にも自信をつけて日本に帰ったそうです。しかしその後進学した大学院の授業で英語のネイティブの先生に

 

「学生みたいな話し方だね。それは教授に対する言い方ではないよ。」

 

と言われてショックだったそうです。Bさんの場合、留学中に英語をできるだけたくさん吸収しようと友達を作ったまでは良かったのですが、それはある意味友達言葉で止まっていたというのとのようです。日本語で例えると大学院の授業中、教授に貸して欲しい本や文献があったとして

 

「すみませんが、この資料を見せていただいてもよろしいでしょうか。」

 

と言うべきところを

 

「悪いけど、この資料を見せてもらってもいい(ですか)。」

 

 

ぐらいの言い方をしたのではないかと思います。日本語で考えると、確かに目上に対する言い方ではないですね。

 

そせではこの2人の例を参考にして、次にバイリンガル育児をしている親はどうしたらいいのか考えてみたいと思います。

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バイリンガル育児をしている親が意識すべきは?

まず、バイリンガル育児をしている親と言っても大きく3つに分けられると思います。

 

1.海外育児で現地の言葉と共に自分の言語である日本語も子供に覚えてもらおうとする場合。

2.日本在住の国際結婚の夫婦で、住んでいる国の言語(日本語)と共に日本人ではない配偶者の言語を教える場合。

3.日本在住の日本人夫婦が夫婦の言語ではない外国語を子供に教える場合。

 

 

海外在住とは他のパターンもありますが、それは過去の記事を参考にしていただくことにして、今回はこの3つのパターンについて考えます。

 

★過去記事

海外在住の種類は9つのパターンに分けられると思います。

→「海外在住って?

 

1.は親が日本語がネイティブなら、子供が使う日本語が子供っぽいか年相応かは聞いたらすぐにわかるので、直しやすいと思います。

実際、私は現在1.のパターンで、海外で子供に日本語を受け継いで欲しくて日本語を教えてますが、ふと気づいたのは日本語に触れる機会が少ないと、例えば幼児語などは意識して普通の言葉へ変えていくべきで、それをするのは親だと思いました。

 

次に、2.と3.は親がネイティブではない場合は大変だと思います。もちろん、ネイティブでなくてもネイティブ並みの語学力があれば問題ないかと思いますが、そうでない場合は歳相応のしゃべり方、単語の選択、微妙なニュアンスへの判断が難しいような気がします。

 

それでは、2.や3.の場合はどうしたらいいのでしょうか。

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日本で英語やその他の言語を子供に教えてる場合は?

正確に、どのぐらいの人数がいるかわからいのですが、先ほどの2.や3.の場合で自分の言語ではない言語を子供に教える場合、国際結婚で配偶者の言語だと配偶者と協力しながらがいいと思います。そして夫婦共にネイティブではない場合は、目標としている言語を習いに行かせたり、ネイティブとの接触の機会を作ってみたり、その国に少し行かせてみたりと、色々な方法がとれると思います。

 

ネイティブではない親が100%教えるとしたら、その親にかなりの語学力と語学の勘や感覚があるといいと思います。ちなみに私は韓国語が一応できますが、細かいニュアンスまではわからないこともあります。韓国語にも敬語や友達言葉があるので、その違いもわかりますが完璧かといわれると答えは「いいえ」です。

 

そのため、韓国在住で子供は現地校に通っていますが日本語はもちろんのこと、

 

「あの子は親が外国人だから目上の人に対する韓国語ちゃんと教えてもらえてない。」

 

と子供が言われないように、気になったことは必ず周りの韓国語のネイティブに聞くようにしています。しかし…、気になることはそのように周りに聞くのでいいのですが、気付かない部分があったらそこがこわいと思います。

 

最後はちょっと話が私の話となりそれてしまいました…。

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まとめ

今回は、「子供の時や学生の時に外国語を学んでおけば、あとは完璧なのか?」という問いについて、2人の実例を挙げながらお話をしました。結論としては、完璧ではありません。それには、次のような問題があるからです。

 

ポイント

1.幼い頃学んだ外国語は、その時の年齢には合っていても後々合わなくなることがあるから。

2.学生の頃学んだ外国語は目上の人やビジネスで使うには適していないこともあるから。

 

そして、海外で子育てをしている場合、幼児語から一般の言葉にシフトさせていくのは日本語がネイティブの親の役割だと思います。なぜなら、日本だと「汚い」ということを「ばっちい」と言っている人は、たとえ中学生であってもいないと思うからです。

 

今回のブログは長くなりましたが、私自身も含め子供が年齢に合った言葉が話せるように気をつけていけたらいいなと思います。

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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