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韓国の義実家

電話が恐怖だった新婚時代。私の克服方法。

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。 韓国で2人の子供たちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。

 

さて、私は韓国語は日本で少し勉強してそのあと、韓国に語学留学に来ました。......と言ってもたった3ヶ月だけ。 あとは生活しながら韓国語を覚えました。

 

ある程度は韓国語がわかるようになってから結婚したのですが、新婚時代は電話が恐怖でした...。それは外国語で電話をしないといけないという以上のものがあったように思います。

 

今回は、「電話」をテーマに私の新婚時代(思い起こせば約15年前)に、何がそんなに恐怖だったのかお話したいと思います。




電話が恐怖だった新婚時代

結婚してから何度も電話で会話してますが、新婚の頃はかなり恐怖でした。まず、シオモニ(義理の母)の韓国語が全然聞き取れなかったのです。

 

私が話す、つたない韓国語はなんとか聞き取ってもらえるのですが、それに対する義母の言葉が「はい」「いいえ」以外は全然聞き取れないのです。

 

大きな理由は方言です。 義理の母は韓国の慶尚南道(釜山を含む地図で見たら右下の方)の出身で方言を話します。もちろん、旦那もそうなのですが、レベルが違いました~~~ 泣。

 

使う言葉にイントネーションなど、聞いたことがないものばかり。顔を見て話すならジェスチャーなどを交えたりしてわかることもあるのですが、電話だとそうもいかず質問に答えられず不自然な沈黙が1回の通話で何度も......。

 

当時はスマホも持ってなかったので、ビデオチャットもできず...。(いまもシオモニはガラケーなので、ビデオチャットできませんが......。)

 

その場に旦那がいたら、さっさと電話を渡すのですが、いない時は1人でどうにかするしかなく冷や汗の嵐。

 

まめちゃん
意味がわかりません。それってどういう意味ですか。

 

と聞いたり、夫に

 

方言は使わないで。

 

とお願いしてもらったりしました。でも今まで半世紀以上も使ってきた言葉をいきなり変えるのは無理ですよね・・・-。-;。

 

結局、「方言は使わないで」は、あまり効果がありませんでした。

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どうやって「電話」を克服した?

あれから、約15年の年月が経ちました。周りに聞いたりわからないところは書いて覚えたりして努力した結果、今までは全部は聞き取れなくても少なくとも大切なポイントだけは聞き取ってわからないところは、どんどん質問し解決できるようになりました。

 

韓国語がネイティブとはいえ、韓国語の先生ではないシオモニ(義母)。わからない言葉の説明を求めると、時々

 

なんて説明したらいいかなぁ...(汗)。

 

と困っていることもありました。そんな時は、夫に聞いたり、カタカナでメモをして他の韓国人の方に教えてもらったりしました。韓国語でメモをせずカタカナでメモしたのは、知らない言葉なので韓国語のスペルがただしいかどうか判断が出来なかったからです。

 

そしてメモを取って他の人に聞く時に気をつけたのは、次の2つです。

・どんな時(場面)でシオモニ(義母)が言った言葉であったかもメモすること。

・カタカナのメモにイントネーションのマークもつけておくこと。

 

私の発音やイントネーションだと、韓国人の方に質問した時にうまく伝わらないかも?と思い、「どんな時(場面)」ででた言葉だったかまでメモしておくと聞かれた韓国人の方も答えやすかったようです。




いまでも電話は恐怖?

あれから約15年...。 多分、シオモニ(義母)も外国人(←私)にどう話せばいいか、多少は学んだかもしれません。今では、文字では書けないけど意味がわかり自分も使える言葉もたくさん増えました。

 

こういう時は、こう言えば通じる。
まめちゃん

 

みたいな感じで覚えていった表現がたくさんあります。そして、シオモニ(義母)との電話もいつのまにか、恐怖ではなくなって普通に話せています。また、外国人だから韓国人とは違うというのを逆手(?)にとって自分の意見(特に子どもに関すること)は、はっきりと言うようにしています。

 

子育ての方針が合わなくて、義両親に盾をついて修羅場を作ったこともあります(詳しくは↓↓の「参考記事」から)。

 

 

言葉って不思議ですね......。




電話で鍛えられた韓国語?

そんなこんなで電話で韓国語で電話することが恐怖ではなくなり、その後、子どもたちが大きくなると保育園、幼稚園、小学校の先生方とも電話で話す機会もできてきました。

 

子どもたちの先生たちは、私が韓国人ではないというのはわかっていますが、特にゆっくり話すのではなく普通に話して来ます。ただの連絡ならいいのですが、保護者面談の時などに単語がわからない時は、意味がわからないとちゃんと言って教えてもらったりもしました。

 

そして学校の先生たちも、シオモニ(義母)ほどひどくないですが、方言を使います。そのため、私は一番最初はソウルの言葉で韓国語を学んだはずなのですが、いつの間にか釜山やその周辺の方言もある程度は聞き取れるし、

 

この人、釜山の人じゃないなぁ。言葉が違うもん。
まめちゃん

 

のように区別もなんとなくつくようになりました。これもきっと電話で新婚時代に鍛えられたからかもしれません。だとしたら、シオモニ(義母)に感謝??でしょうか...(笑)。




まとめ

今回は、韓国語をある程度勉強したあとに結婚して韓国に住み始めたにも関わらず、シオモニ(義母)の言葉が全然聞き取れず新婚時代は特に電話が恐怖だった話をしました。

 

その後、自分でも努力をした結果、まだまだ完璧ではないですがポイントはつかめるし、的外れな返答はしなくなりました。これは子どもたちの先生たちと、後に電話で話すようになった時にも役立ったように思います。

 

電話は恐怖でした...。

 

しかし、聞き流さすメモをしてシオモニ(義母)本人が説明できなければ他の人に聞く、というのを繰り返した結果がいまなのだと思います。

 

もう一度、私がやったこと2つを最後に書いておきます。

ポイント

・どんな時(場面)でシオモニ(義母)が言った言葉であったかもメモすること。

・カタカナのメモにイントネーションのマークもつけておくこと。

 

日々、努力ですね......。

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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