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現地語を話そうとしない子供達(事例集)

投稿日:2016年12月6日 更新日:

 

こんにちは。韓国で2人の子供たちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。 このブログでは、海外で子供を育てながら日本語を子供にどう教えるかという話を主にしています。 韓国が主になりますが、韓国で子育てをしながらいろいろな子供達を見てきました。

 

その中で、以前は「日本語を忘れていく子供達というタイトルで、海外生まれではなく親の仕事の都合などである程度大きくなった子供達が海外に住み始めた後に日本語を忘れていくという現象について、事例を紹介しました。  今日は、その反対に海外生まれではなく日本やその他の国で生まれた子供が別の国に住むことになった場合に現地の言葉を話そうとしない現象についてその原因と親ができることについてお話ししたいと思います。

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現地語を話そうとしない子供達(事例集)

Aちゃんの場合

韓国に来た時の年齢 : 7歳

両親                  : 父親はイギリス人(英語、韓国語は多少)、母親は韓国人(韓国語、英語が担当)

家の中の言語    : 英語

 

韓国に来る前はイギリスにいて、家の中では英語を話していました。 親の仕事の都合で韓国に来ましたが、家の中では習慣となって英語ばかりです。 お母さんが韓国語で話しかけても英語で答えます。 周りの大人が韓国語で話しかけたら、わかっているようでうなずくのですが自分からは韓国語を話そうとしません。 学校には別の英語圏から来た子供と一緒にいるので韓国にはいますが英語ばかりを使っています。

 

B君の場合

韓国に来た時の年齢 :3歳

両親                  : 父親は韓国人、母親は日本人

家の中の言語    : 日本語

 

韓国に来る前は日本に住んでいました。家の中も日本語でB君も毎日日本語で生活していました。韓国に引っ越してきてから、まだ保育園にも預けずずっと家にいます。 韓国の親戚は日本語が通じないので韓国語でたくさん話しかけられるのですが、B君は日本語で答えて韓国語では答えません。 答えが的外れな内容ではないところを見ると聞いたらわかっているようです。




 

なぜ現地語を話さない?

ある程度大きくなってから海外に住むようになって現地の言語を話し始め、日本語を忘れてしまう子供たちがいる一方で、このように聞いたらわかるのに、現地の言語を話そうとしない子供たちがいるのはどうしてでしょうか。

 

これには、いくつかの理由が考えられます。

 

  1. 聞いたらわかるけど、まだ自分から話せる段階ではない。
  2. 周りに助けてくれる人がいるので現地の言葉を話す必要性がない。
  3. 現地語を話したことがあるが、苦い経験のせいで現地の言語を話したくない。

 

1.の理由として言葉を覚えるプロセスの途中にいて、まだアウトプットができる段階ではないため、質問に答えようとしても文をまだうまく作ることができないので、ついできる言語で答えてしまうのだと思います。

 

言葉を覚えるプロセスについては →言葉を覚えるプロセスって?!

 

 

また、2.のように周りが自主的に通訳をすると、子供本人は自分から話さないようになります。 子供が現地の言葉がわからず困っているように見えても、場合によってはすぐに通訳という形で助け舟を出さずに見守ることも必要です。

 

そして3.は、例えば現地の言葉をしゃべったときに、周りの子供から発音がおかしい、言葉がおかしいなどと笑われた経験があるとその嫌な経験からしゃべりたくなくなるのではないかと思います。 これはもしかしたら大人でも子供でも同じなのかもしれません・・・。

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親ができるコト

それでは、親はこのような状況になったらどうしたらいいのでしょうか。 ただ、なにもせず見ていればいいのでしょうか。 このような場合、親にはこんなことができるのではないかと思います。

 

  1. 現地の言葉を話すことを強制しない。
  2. 子供が自ら話し始めるまで子供のペースに合わせて待つ。
  3. 時には現地の言葉しか通じない環境に子供を置いてみる。

 

無理に現地の言葉を話させようとしないのはもちろんですが、もし、子供が現地語を覚えるプロセスにいたとしたら・・・ まだ自分から現地の言葉で話すので大変です。 まずは、様子を見て聞き取って理解しているかどうかをみます

 

そして、正しく聞き取って行動しているようなら一度現地の言葉が聞いてわかることを褒めてください。 そして、子供が自分のペースでしゃべりだすまで、様子を見て待ちます。 個人差があるのではっきりと何週間や何ヶ月とは言えませんがもし、なかなか現地の言葉を話さないような環境にずっといるなら現地の言葉しかわからない子供と遊ばせてみたり現地の子供達が通う習い事に通わせて見るのも方法です。

 

また、今日の事例のAちゃんぐらいの年齢なら、親が子供になぜ現地の言語をしゃべらないのか(またはしゃべれないのか)を聞いてみてもいいと思います。 もし、元の国に戻る予定があって子供があまりにも現地の言語を話したがらないようであれば、思い切って現地の言語を子供に覚えてもらうのは止めるというのもアリです。 子供にも親にもストレスにならないように、親子のペースで進めていけたらいいですね。




まとめ

今回は、海外生まれではなく日本やその他の国で生まれた子供が別の国に住むことになった場合に、現地の言葉を話そうとしない現象についてその原因と親ができることについてお話ししました。 事例は2つしかありませんが、それでもこのような例を見ていると親がバイリンガル育児をやろう!と思って始めても、子供はいくつかの理由により現地の言葉を話そうとしないこともあるものだと思います。

 

その理由が、まだ子供自身が準備ができていないからなら時間が解決してくれそうでいいのですが、もしちょっと現地の言葉をしゃべった時に周りに笑われたりして嫌な思い出がトラウマになったせいでしゃべりたくないのであれば悲しいし親は待っていても子供は現地の言葉を話し出さないと思います。

 

繰り返しになりますが、親ができることは以下の3つです。

  1. 現地の言葉を話すことを強制しない。
  2. 子供が自ら話し始めるまで子供のペースに合わせて待つ。
  3. 時には現地の言葉しか通じない環境に子供を置いてみる。

 

温かい目で見守りつつ、子供が親の助けを必要としているなら手を差し伸べるぐらいがいいのではないかと思います。

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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