こんにちは。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようとしているまめちゃん(@mame_chang)です。 海外に住んでいて子どもが生まれると、子どもには日本語を教えるぞ〜! と、意気込んだものの周りの環境が合わずくじけそうになったという人もいるかもしれません。
赤ちゃんの時期を経て、言葉を発しはじめ保育園や幼稚園に通いだすと途端に現地の言葉のほうが、あっという間に上手になってビックリ!という話もよく聞きます。 小学校に上がると、それはさらにエスカレートして現地語では言えるけど、日本語では言えない言葉が増えてきます。
せめて家の中だけでも日本語だけにしたいな〜、と思いながらもなかなか親の思う通りにならないのが子ども。 そこで、今回は私が試してみてうまくいった方法とうまくいかななかった方法のご紹介です。
海外育児!子どもに現地語を使わせたくない時の方法はコレ!
子どもたちを見ていて、「どんなときに現地語(韓国語)が出でるかな?」というのを、まず観察してみることにしました。 すると・・・
- 韓国のキャラクターやテレビ番組について話す時
- 保育園や学校で習ったことを話す時
- 感情やとっさのひとこと
- パパと話す時
では、具体的にどうなのか、ひとつずつもうちょっと詳しく見ていきます
★.1.韓国のキャラクターやテレビ番組について話す時
韓国のテレビに出てくるキャラクターやテレビ番組について話す時・・・
「あ~! ママ見て~ 타요타요の에어가 있어요..」
これは下の子の言葉です。「타요타요」は子どものキャラクターで「에어」はその中にでてくる車の名前です。 「タヨタヨ(アニメの名前)のエアーがいるよ!」と言いたいのですが、途中から韓国語になってます。
★.2.保育園や学校で習ったことを話す時
これは、単語単位で現地語が入ることもあれば文で入ることもあります。
<上の子、小3>
①「先生が、明日までに설문조사やっといてって。」
②「(算数の宿題をしながら)ここって、희정이 몸무게가 29kg니까 오빠 몸무게랑 차이는….」
<下の子、保育園児>
③「保育園のお友達も상어 가족 の歌、知ってるって。」
④「눈이 많이 오면 산타 할아버지가 오신대요.って先生が言ってた。」
①の「설문조사」とは、「アンケート」のことで、時々学校から保護者アンケートが来るのでその話です。 ②は、宿題も韓国ではやはり韓国語で書いてあるので頭の中が韓国語になるらしく、途中から韓国語になっています。ちなみに「희정이 몸무게가 29kg니까 오빠 몸무게랑 차이는….」は、「ヒジョン(名前)の体重が29キロだから、お兄ちゃんとの体重の差は、、、」という意味です。
③の「상어 가족」は「サメの家族」という意味で、保育園児が好きそうな歌のタイトルです。 ④は、保育園の先生が言ったことをそのまま覚えていたみたいです。「눈이 많이 오면 산타 할아버지가 오신대요.」とは「雪がたくさん降ったらサンタさんが来るんだって」という意味です。
上の子も下の子も韓国語を聞いたり韓国語で書かれたものを読むと途中で韓国語に頭が切り替わるようです。
★.3.感情やとっさのひとこと
例えば、痛いときや熱いものを触ってしまった時、うれしい時やムッときた時などのとっさにでるひとことです。 これは特に上の子が多いです。 例えばうれしい時は、「아싸~(やった~!)」や、家で下の子にムッときた時に「야~!(”おい!”とか”ちょっと!”)」などです。
とっさのひと言が日本語なら嬉しいのですが、韓国語だと何だか苦笑いをしてしまいます。
★.4.パパと話す時
夫は、決して日本語がわからないわけではなく「家では日本語」という話に一応なってはいるのですが、やはり韓国語の方が楽みたいで余裕がない時などは韓国語が多くなってしまいます。 しかも子どもたちも学校の話をする時は、いちいち日本語に訳したり日本語でわからないことを韓国語で代用するよりもそのまま韓国語でネイティブ同士話した方が楽だからです。
「家の中は日本語で。」 これは最初は徹底できていたのですが、子どもが現地の学校に通い始めて韓国語の方が強くなると段々ときつくなっていきます。
やってみてうまく行ったことと行かなかったこと
・・・というわけで、どうしようかと思いいろいろ試してみました。うまく行った方法と行かなかった方法は以下のとおりです。まずはうまく行かなかったことから。
<うまく行かなかったこと>
・「に~ほ~ん~ご~で~!」と言い続ける
・「韓国語は禁止~」と言う
やっぱり、ただ言うだけだったり禁止するだけでは、その場は効果があっても長続きしません。
<うまく行ったこと>
・ポイント制にする
シンプルにこれだけです^^; まずは、「家では韓国語は話さない」から「できるだけ話さない」にしました。そして、がんばったら何かがもらえるようなスタイルでやってみました。 具体的には、何をしたらポイントがもらえるかを決めました。そして紙に書いてポイントを貯めていきました。ただし、下の子はまだ数字の概念もよくわからないので、ポイントではなくわかりやすくスタンプがいくつもらえるという形を取りました。
韓国語だけではなく、ポイントにするならと上の子と話して他の内容も盛り込みました。上の子にとっては文字を書く練習にもなり、楽しくできたようです。
子どもたちのポイント活用方法
貯めたポイントは以下のように交換できるようにしました。
1.お小遣い(と言っても小額)
2.iPadで動画を見る時間(と言っても短時間)
上の子は、その月のお小遣いが足りなかったらお金でもらい、でなければIPadなどで動画を見ています。動画は、韓国のものを見ることもあるのですが、「ご褒美」という名目なのでここは目をつぶることにしています。 下の子は、お小遣いといってもまだお金についてもよくわかってないので、もっぱらiPadでアンパンマンの動画や韓国の童謡などを聴いています。 下の子についてもやっぱり「ご褒美」なので韓国の童謡でも何も言わないことにしています。
まとめ
今回は、「家の中では日本語で!」を徹底したいのにうまくいかなくなった時に、どのようにしたら日本語だけの環境にできるかなと考えて試行錯誤し、うまくいった方法とうまく行かなかった方法をご紹介しました。
ただ単に「韓国語禁止」や「だめ!」だと、親に叱られたという気持ちだけが残るのですが、ポイント制にすると少しは頑張れるようです。 この方法がベストかどうかはわかりませんが、親子で楽しくできる方法が一番かなと思います。 またマンネリ化したりこの方法でうまく行かなくなってしまった時にはまた別の方法を考えようと思っています。