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「パパ、英語でしゃべらないで」から思うこと。

投稿日:2017年3月29日 更新日:

 

こんにちは! 韓国でバイリンガル子育て奮闘中のまめちゃん( @mame_chang )です。

バイリンガル子育てって、親ばかりががんばってもうまくいかないし、子供だけががんばってもうまくいかないですね。

「子供がバイリンガルになつたらいいな。」という気持ちで、親は子供をバイリンガルに育てようとします。バイリンガル子育ては、親だけががんばってもできることではなく、子供だけががんばってもできることではないと思います。

 

家庭によっては、親子の二人三脚や家庭内での協力がうまくいって子供がバイリンガルになることもありますが、そうではないこともあります。

 

理由はさまざまで、親がバイリンガル子育てをしないということを選んだり、親がバイリンガル子育てはできないと考えたりする他に子供自身がバイリンガルに育てられるのを拒む場合があります。

 

今日は、バイリンガル子育ての中でも「子供がバイリンガルに育てられるのを拒否」した例を挙げてその理由と共に、どうすればいいかを考えてみます。

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「パパ、英語でしゃべらないで」から思うこと。

今日はまず、次の国際結婚家庭の例を挙げたいと思います。

 

★<Aさんのご家庭>

 

  • 住んでいる国:日本
  • 夫婦がわかる言語:夫はアメリカ人(英語と日本語)、妻は日本人(日本語と英語)
  • 子供の数:  2人(小学生)
  • 通っている学校:子供たちは日本生まれの日本育ちでアメリカには旅行で訪れた程度。

 

このご家庭では、夫婦共に英語と日本語がわかるので夫婦間では英語を使ったり日本語を使ったりしているそうです。

 

子供さんは小学生で、上のお子さんが幼稚園児の時にショックなことを言われたそうです。それは幼稚園に迎えに行った時のことでした。

 

「パパ、みんなの前で英語しゃべらないで。」

 

それまで子供さんとは英語と日本語で話していたので、このひと言には驚いたそうです。

 

詳しくはわかりませんが、その後は英語で話しかけても日本語で答えるようになってしまったとのことです。

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「みんなの前で◯◯語でしゃべらないで」?!

 

この他にも日本在住の日本人と父と中国人の母を持つお子さんも、「ママ、みんなの前で中国語でしゃべらないで」と言われたという話を聞いたことがあります(Bさんのご家庭)。

 

また、うちは韓国在住の日韓夫婦ですが、上の子が小学生になりたてのころに「ママ、みんなの前で日本語使わないで。」と言われたことがあります。

 

このようなことは、どうして起こるのでしょうか。あいにくAさんは子供さんとそれについてゆっくり話す機会がなかったそうで、理由はわからないそうです。

 

またBさんの家庭では、それ以来人前はもちろん家庭でも母親が中国語を話すのを嫌がり、結局日本語のみで育てているそうです。理由を聞いてみたら「恥ずかしいよ〜!」と言われたそうです。

 

うちの子にも理由を尋ねたら「恥ずかしいから。目立ちたくないから。」と言っていました。その後、私も気をつけるようになったことと、小学校のクラスで担任の先生がうまくカミングアウトする機会を作ってくれたことにより、だんだんといわなくなりました。

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なぜ「みんなの前で◯◯語でしゃべらないで」?!

それでは、子供たちが「恥ずかしい」や「目立ちたくない」と思ったのはどうしてでしょうか。

 

それは多分、このAさんやBさん、そしてうちの子が置かれた環境がほとんど日本語のみ、または韓国語のみなので違う言語を話していると目立って恥ずかしいと子供たちは感じたからのようです。

 

そしてこの「みんなの前で○○語でしゃべらないで」は、「みんなと同じでいたい」「目立ちたくない」と言う子供たちの気持ちの表れなのだと思います。きっとこれは多くの民族が暮らす国や地域で育つ子供には見られないことではないかと思います。

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家族で話し合いと臨機応変がカギ

バイリンガル子育てをしようと思って実践している親にとって、子供の「ママ(またはパパ)、みんなの前で◯◯語しゃべらないで。」はショックですが、これはきっと子供をバイリンガルにしたい親の気持ちと、みんなと同じでいたい子供の気持ちがうまく噛み合ってないことから生じるのだと思います。

 

しかし、どちらかの思いを強く全面に押し出してしまうと、親子の間で多分摩擦が起こると思います。親がみんなの前で話しかけても黙ってしまったり、子供の言うことに100%合わせるとバイリンガルになってほしい言語が伸び悩んだりするかも知れません。

 

やはり、家族との話し合いで「いつでもどこでもバイリンガルになって欲しい言語(うちの場合は日本語)で話しかける」のか、または「状況によって臨機応変に使い分ける」のかを決めておくといいかも知れません。

 

うちでは、家の外で子供が小学校の友達といる時は韓国語で子供に話しかけることもあります。特に母親が日本人だと知らない友達と一緒にいる時です。この方法は、バイリンガル教育の「1人1言語の原則」に反するとも考えられるのですが、子供自身がちゃんと理解しているので、混乱にはいたってはいません。

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まとめ

今日は、「パパ、みんなの前で英語しゃべらないで。」というAさんのお子さんの発言をきっかけに、バイリンガル子育てを拒む子供の話をうちの子も含めて3つお話しました。

 

今日のような話は、いくら親子といっても子供は親の思うとおりにはならないし、子供には子供の考えや感じ方があることを示しているようにも見えます。

 

バイリンガル子育てがうまくいくには、家族との話し合いと状況によって柔軟に対応していくことが大切なのではないかと思います。

 

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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