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バイリンガル育児

漫画で育児!子どもの日本語を伸ばせる点と伸ばせない点

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルに育てています。

 

このブログを読んでいる方は、漫画はよく読むでしょうか。私は子どものころ、母に

 

漫画はダメ!

 

と言って育てられました。「漫画なんか読んでないで小説などの文字だけのものを読んで勉強して。」といった感じです。

 

そのため、小学生のころは推理小説や物語などをよく図書館で借りて読んでいました。私は決して親の言うことをよく聞く子どもではなかったのですが、本に関してはあまり疑問に思わず漫画は読まない小学生時代を過ごしていました。

 

しかし、それが変わったのは高校生の時でした。当時通っていた塾の世界史の先生が1冊の漫画を貸してくれたのです。題名は忘れたのですが中世ヨーロッパの話でした。そのシリーズを読んだらその時代の話が面白いほど頭に入り世界史のテストで自己ベストの点を更新しました。

 

その頃から考え方が変わり、現在では子どもに漫画を禁止しなくてもいいのではないかと思っています。今日は漫画(映像ではなく印刷されたもの)をバイリンガル子育てという目でみたらどんな利点があるか、気をつける点と共にお話ししたいと思います。




漫画で育児!子どもの日本語を伸ばせる点と伸ばせない点

「漫画」とひとことで言っても、実はいろいろな種類があります。恋愛もの、歴史漫画、料理関係の漫画、音楽関係の漫画、学園ものなどたくさんあります。

 

バイリンガル子育てという点から考えると、子どもが興味のある分野を選ぶと子供も楽しめると思います。やっぱりテストのための勉強のようなものは、子どもも大変ですよね...。

 

では、活字だけの本と比べて漫画にはどんな利点があるのでしょうか。例えば次の2つです。

  1. ストーリーがわかりやすい。
  2. 登場人物の言葉や表情などから人間関係がわかりやすい。

 

漫画を読んだことがある人ならわかると思いますが、文字を読まなくても(または文字がなくても)、描かれている場所が電車の駅なら、話の舞台が駅だということがすぐにわかります。これは、文字しかない小説なら・・・

 

「夕暮れ時の電車の駅。ここは家路に急ぐ人々で平日の夕方は混み合っている。」

 

と、文が2つぐらいないと読んでる人には状況がわかりません。

 

また、漫画は2.のように登場人物の言葉、外見や表情などから、「あ、この2人は親子だ。」や「この人はあの人が好きなんだ。」ということがわかります。

 

<漫画「ワンピース」から。ひと目で場面がわかります。>

 

そして、これらに加えて「海外でのバイリンガル子育て」という点から考えるとさらに次の2つがあると思います。この2つが「子どもの日本語が伸ばせる点」です。

  1. 場面にぴったり合う言葉が出てくる。
  2. 自然な擬態語や擬声語などが出てくる。

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漫画は、描かれている絵で場面や人間関係がわかるので、その場面によってぴったりの言葉が出てきます。例えば、友達同士で話してて

 

マジで~?!

 

という言葉が出てきたり、学園ものだと「先輩」「部活」や、料理だと「おいしい」だけでなく「おいしゅうございます。」と言う言葉が出てくるかもしれません。

 

そして、私が漫画をバイリンガル子育てと言う面から「いいな!」と思うのは「擬態語」や「擬声語」がとても自然だからです。

 

もう少しわかりやすく言うと、例えば次の文の赤い字が擬態語や擬声語と呼ばれるものです。

「風がビュービュー吹いている。」

「ごめんなさい、ともじもじしながら言った。」

「コップが、ガシャーンと割れた。」

 

もちろん、文字を読んだだけで意味が100%わかればそれに越したことはないのですが、日本語の力がまだ十分でない場合は、絵があればどのくらい風が吹いてるのか、もじもじしながら「ごめんなさい」と言うことはどんな風に言うことなのか、ガシャーンと割れるのは、どのくらい派手にガラスが飛び散るのかがすぐにわかります。

 

<漫画「ワンピース」から。指を鳴らす音は「パチン!」>




漫画はいいことだけ?日本語が伸ばせない点

このように書いていると私は漫画を大いに推薦しているように見えるかもしれません。しかし、必ずしもいいことだけではありません。それは、さっきの例でいうと・・・

 

「夕暮れ時の電車の駅。ここは家路に急ぐ人々で平日の夕方は混み合っている。」

 

と文字で書く代わりに、絵だけ表現されるので文字なら「夕暮れ」「家路」などの言葉を知らないとしても、絵だけをみていたらそのような言葉が漫画には文字として出てこなければ、自分がそんな言葉を知らないということにも気がつかない可能性がでてきます。そうすると、その子どもが知っている言葉や使うことができる言葉の量が増えないかもしれません。

 

つまり、漫画はイラストで状況がつかみやすく、自然な擬態語や擬音語が学べる代わりに状況を描写する日本語は見当たらないため、その部分が伸ばしにくい点だと思われます。

 

そう考えると、「子どもが楽しんでるから」や「興味を持っているから」という理由で、漫画ばかりを読ませるのも少々考えものです。しかし、日本語の勉強を嫌がる子何から始めたらいいかわからない時には、きっかけとして読ませるのはいいと思います。また、余裕があれば漫画と一緒に文字だけの本を並行して読ませることもできそうです。




まとめ

今回は、漫画についてバイリンガル子育てという点から、利点について書きました。また、利点だけでなく漫画ばかりを読んでいると伸びない力についても少し触れました。

 

ポイントじゃ次の通りです。

 

ポイント

★.漫画を使って子どもの日本語が伸ばせる点

1.場面にぴったり合う言葉。

2.自然な擬態語や擬音語。

.

★.漫画を使って子どもの日本語が伸ばせない点

1.場面や状況の描写を絵ではなく言葉で表現する能力。

 

そのため、漫画だけでなく文字だけの本を読むことを同時に進めたらよさそうです。ただ、子どもが嫌がってないかなど、子どもの様子も見ながら進めていけたら一番いいのではないかと思います。

 

電子書籍の漫画の読み放題などについては、↓の参考記事へ。





  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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