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幼稚園児のコトバ

「ママ〜、水!」言われて水を渡すのは、いいこと?良くないこと?

投稿日:2017年4月10日 更新日:

子供の先生との面談から思ったこと

子供がいると、保育園や幼稚園、小学校、中学校、高校などで保護者面談があります。韓国も同じで、保護者が担任の先生と教室で顔を見ながら、または電話でする面談があります。

 

うちの子供たちが通う保育園、幼稚園、小学校では、1学期間に2回の面談があります。電話も可能ですが、私はできるだけ教室に行って先生の顔をを見ながら面談を受けるようにしています。特に1学期はその方が先生の顔もわかるし、教室の雰囲気もわかるからです。

 

今日は、下の子の先生との保護者面談で話した内容をきっかけに自分が実践しているバイリンガル子育ての方法について、気がついたことについてお話ししようと思います。

 

「完全な文で話せます。」

韓国では新学期が3月に始まります。保護者面談は新学期が始まって3週間くらいたってからします。今回の保護者面談は、先生と対面で時間は20分くらいでした。園での様子やお友達との様子、活動に参加する様子など、先生は事細かに話してくださいました。

 

そして、「何か気になることはないか?」と聞かれたので、家では基本的に日本語ばかりで話しているので韓国語は同じクラスのお友達に比べると問題がないか聞いてみました。

 

すると、先生はこう答えました。

 

「問題ないですよ。むしろ、きちんとした文で話ができるほどです。」

 

「きちんとした文・・・?」と思い、具体的に礼をあげてもらうと次のようなことでした。例えば、水が飲みたい時に何と言うか他のお友達と比べると次のような違いがあるそうです。

 

他のお友達 : 「先生~、水~!」

 

それを聞いて、先生が子供に水を渡す。

 

しかし、うちの子は次のように言うそうです。

 

「先生、水飲みたいです。」または「水ください。」

 

日本語にすると、3歳児にしてはなんだかかたい気もしますが、いずれも実際は韓国語で先生に言っていて韓国にすると先生に対して言う言葉としては形式ばっているわけではありません。

 

 

「完全な文で話せるのはいいこと?」または「よくないこと?」

先生の話を聞いて、思い当たる節がありました。家では、次のような会話が私と子供の間でときどきあるからです。

 

子供 : ママ~、水!

ママ : 水? 水がどうしたの? ちゃんと言ってごらん。

子供 : ママ、水ちょうだい。

 

もちろん、最初に子供が「ママ~、水!」と言った時点で子供が水が欲しいことはわかっています。しかし、ちゃんとした文で言わせることは、日本語の文を作ることにつながると思い、「ママ、水ちょうだい」と文で言わせるようにしています。しかし、ふと「これで本当にいいのか?」という考えが頭をよぎりました。

 

 

日本人同士の会話はどのように進む?

実際、日本人同士(大人)が話をする時は、この手の会話はどのように進むのでしょうか。たとえば、誰かと一緒にいる時に「なんかこの部屋は暑いね。」や「のどが渇いたね。」と相手が言ったとします。そんな時、一緒にいる人はどう反応するでしょうか・・・。

 

  1. 「そうだね。この部屋って暑いね。」と言葉通りに理解して特に何もしない。
  2. 「窓を開けようか」「エアコンつけようか」や「水飲む?」と言って窓を開けようとしたりエアコンをつけようとしたりする。

 

もちろん、1.の人もいるし、2.の人もいると思います。しかし、1.のように言ったとしても何もしない人よりは、2.のように窓を開けたりエアコンをつけたりと、なんらかのアクションを起こす人が多いのではないでしょうか。

 

「部屋が暑いね」という言葉を聞いた人が「相手は部屋が暑いと言っている。たぶん涼しくなりたいということだろう。」と相手がどんなことを望んでいるかを察して、次の発言をするというのが会話のパターンのような気がします。

 

では、いま私が子供とときどきしているように、いつも完全な文で話すことに子供が慣れてしまうと将来どうなるのだろう・・・?と考えてみました。すると、「もしかしたら、相手の意図を察するのが苦手な人になったらどうしよう?!」という考えがよぎりました。例えば、次のような場合です。

 

うちの子 : Aさん、明日晩ごはん一緒に食べませんか。

Aさん :すみません、明日はちょっと・・・。

うちの子: ちょっと? ちょっとなんですか?

 

 

極端な例ですが、実際の日本人同士の会話では文が完全に終わらず途中までしか言わないことも多々あります。完全な文で話すことに慣れるのはいいのですが、慣れすぎると相手の雰囲気や言いよどみから察することができない大人になったら困るなぁ・・・と思いました。また、いつでも完全な文でばかり話していると、一般的に日本人なら文の途中までしか言わないことも全部言ってしまう「いつでも直球ストレート型」の話し方しかできない大人になると、それも困るなぁと思いました。

 

 

厳しくするのもほどほどに・・・

今日は、下の子の担任の先生との面談の中で出たで話から、「韓国語で完全な文で話すこと」は「普段、家の中で伝えたいことをちゃんと言葉(日本語)で伝える」ということをしているためだとわかりました。

 

これは、文を作って口に出して話す練習にはなるのですが、あまりに厳しくすると日本人なら文の途中までしか言わないで後は相手に察してもらうということをするのに、それができなくなってしまうかもしれない・・・と思いました。日本語で完全な文を作って言ってみる練習もいいのですが、ほどほどにしないといけないかなぁ。。。と思いました。

 

どんな大人になるかは大人になってみないとわからないのですが、それも予測しながらバイリンガル子育ては実践しないといけないんだなぁ、と面談をきっかけに感じました。

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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