こんにちは〜。韓国で2人の子供たちをバイリンガルに育てているまめちゃん(@mame_chang)です。1つの言語には色々な言葉があり、日本で生まれ育った日本人でさえ日本語として存在する単語を全部知ってるかな?と聞かれたらわからないものだと思います。私も日本語(というか国語)は、決して苦手なほうではないし、本も読みますがそれでもたまに知らない言葉に出会って辞書を引いて意味や使い方を確認するということもあります。

 

また、知らない言葉だけでなく「聞いたことがあるしなんとなく意味はわかるんだけど・・・。」という言葉もあると思います。例えば流行語や若者言葉などはきっとそのような言葉の一部で、テレビやインターネットで聞くようになったんだけど、はっきり意味はわからないし自分では使えないという言葉もあると思います。

 

このブログはバイリンガル育児がメインテーマですが、言語に関連する言葉などについてもたまに書いています。今回は、言語の「獲得」と「習得」について、聞いたことがあるようなないような、わかるようではっきりわからないような、そんな言葉の意味の違いについてとバイリンガル育児という面から思うことについて書きます。



聞いたことがあるような・・・?!

突然ですが、「◯◯語をマスターしたい!」と誰かが言ってるのを聞いたことがあるでしょうか。または、これ読んでいる方はそんなことを言ったことがあるでしょうか。

 

私は学生時代に「英語をマスターしたい!」と言ってがんばってました。と言っても、今思えばやってたのは受験勉強や資格を取るための勉強が主で、

 

「どれだけ知識を頭に詰め込むことができるか。」

 

に挑戦していたように思います。そしてその後英語のネイティブの友人を作ったりアメリカにちょっと住んでみたりして、詰め込んだ知識を使ってみるということもしてみました。 また、大人になってからは「韓国語をやりたい!」と思って始めましたが、やはり最初のうちは韓国語という言語で自分が言いたいことが言えるようになるために文法を勉強したり語彙を増やしたり韓国に住んだり・・・その後約10年という月日が経ち、いまに至ります。

 

ところで、「マスター」よりは聞かない言葉ですが、言語の世界には言葉の「習得」や「獲得」という言葉もあります。この「習得」や「獲得」って何が違うか・・・。では早速、例と共に違いを説明したいと思います。

  • www.mamelingual.com
    「子供をバイリンガルに!」の始め方。

 

どこで聞いたことがある?!

「獲得」という言葉は、クイズ番組などで正解した時に、

 

「おめでとうございます! 10ポイント獲得です!」

 

のように使うのを聞いたことはないでしょうか。これは、他の言葉に置き換えたら、

 

「おめでとうございます! 10ポイントゲットです!」

 

となるかもしれません。

 

そして、「習得」というのはあまり日常的に耳にする言葉ではないかも知れません。ちなみに、「獲得」と「習得」という言葉をそれぞれ辞書で見てみると次のように書いてあります。

 

まず「獲得」の方は・・・

手に入れること。努力して自分のものにすること。「自由を獲得する」「政権獲得」

「コトバンク」の「獲得」より

 

そして「習得」の方は・・・

経験を通して習い覚えること。「実務を習得する」

Weblio「習得」より

 

一般的にはこのような意味ですが、言語の世界でも同じように使うのでしょうか。



言語の世界での使われ方

言語の世界では、この二つの言葉は例えば次のように使われます。

 

  1. 「子供のころに獲得した言語。」
  2. 「大人になってからの言語習得。」

 

これはどんな意味かというと、この2つはどちらもかなり簡単に言うと「覚える」という言葉になると思います。

 

しかし、「獲得」の方はママのお腹の中で耳を澄ましながら聞いて生まれてからもママにずっと話しかけられて覚えたり、幼いころに外国などに住むことによって親でなくても周りが話す言葉を聞いて覚えることをいいます。

 

そして、「習得」の方は幼い時期ではなくある程度成長してから勉強して覚えることを指します。

 

つまり、子供のころ日本語だけのモノリンガルで育った私は日本語のみを「獲得」して、学校の授業や自分の興味で勉強して覚えた英語や韓国語は「習得」になります。



バイリンガル子育てをしていて思うことは?

このような「獲得」と「習得」ですが、海外で自分の子供に日本語を覚えてほしいと思う母の立場から考えると、韓国に住んでいても日本語は「獲得」してほしいと思います。「日本語」と言っても特に「聞くこと」や「話すこと」、そして日本語の音や日本人的な感覚の部分です。そして、「読むこと」や「書くこと」も獲得してくれたら嬉しいですが、これはある程度は「習得」でもいいかなと思います。

 

日本語を「獲得」してほしいと思うのは、ある程度成長してから言語の学習を始めると楽しくもあり苦しくもあるのを私自身が学校の勉強で英語、そして自分の興味で始めた韓国語で経験しているため、言えるのだと思います。

 

つまり、もっと言えば韓国に住んでいても日本語は「母語」になってくれたらうれしいと思いながら毎日バイリンガル子育てをしています(「母語」と「母国語」の違いについては「「母語」や「母国語」って何?!」へ)。

 

ところでうちの子について言えば、まず上の子(小学校高学年)は韓国生まれ韓国育ちなので韓国語は間違いなく「獲得」したと思います。

 

そして、日本語も「獲得した」と言えるように日々努力中です。しかし、やはり周りはみんな韓国人なので、たまにくじけそうな時もありますが「我が子をバイリンガルにしよう!」と上の子がお腹にいた時に一番最初に思ったことを忘れないようにしたいと思っています。

 

下の子は幼稚園児なので、まさにこの時期に触れて覚えた言語は「獲得した」と後で言えるので、下の子も韓国生まれ韓国育ちですが韓国にいる間もできるだけ日本語で会話をして日本語の動画なども見せて日本語に触れるということを意識的にしています。このまま幼児期が終わり成長した時に、日本語を「獲得した」と言えるように日々努力です。



「獲得」したのか「習得」したのかはどうやってわかる?

これは明確に「〇〇というテストに合格した」などの基準がないので、目でみてはっきりわかることもなく、かなりわかりにくいと思います。もしかしたら、あとになって「あれは獲得だった」と思ったり、バイリンガル子育てがうまくいくかも?と思ったら「獲得することになるだろう」と言えるのではないかと思います。

 

反対に「習得」の方は、幼い時期を過ぎてから勉強して身につけるものなので、こちらはわかりやすいですね。子供がその気になれば、日本語能力試験(JLPT)を受けてみたり、漢字能力検定を受けてみたりすることもできるので、これらの2つの試験を受けると習得の進み具合が確認できると思います。

 

我が家では、小学校高学年の上の子の日本語学習のモチベーションをどう保つか、やる気をどうアップさせるかでこれらの試験を受けさせてみようか検討中です。

 

最後に・・・

今日は、言語の世界における「獲得」と「習得」について、簡単にご紹介しました。海外に住んでいても子供には日本語を覚えて欲しいと思っている親の立場からすると、やはり「習得」よりも「獲得」の方に近づけたいと思います。

 

それらの方法については今までもこのブログで紹介していますし、これからも少しずつご紹介できたらと思います。

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