こんにちは〜。韓国で2人の子供たちをバイリンガルに育てているまめちゃん(@mame_chang)です。これを読んでいる方はお子さんに「絵本読んで~。」と、せがまれたことがあるでしょうか。また、絵本の読み聞かせはいつからいつまでするべきか考えたことがあるでしょうか。うちは上の子が小学校高学年なので、今はもう言ってきませんが下の子が幼稚園児でまだ文字が全部きちんと読めないため、「絵本読んで~」と来ることが多いです。

 

また、海外に住んでいると絵本の読み聞かせは日本語で子供にお話を聞かせるいい機会でもあるので、「読んで」と言われたら読んであげるようにしています。しかし、同じ本を何回も読んで欲しいといわれると、「またこの本か・・・」と心の中で思ったり、つい眠くなってあくびをしてしまうところがあるダメな私です。

 

動画サイトを見ていると、絵本を読み上げてくれたり動画だけど紙芝居風になっていたりして「おお!これは私の代わりに読んでくれる動画だ! これは楽だ!」と、ついそっちに走ってしまいそうになることもあります。しかし・・・、果たして絵本の読み聞かせをするのとビデオ絵本を見せるのって、同じ効果が得られるのでしょうか。

 

今回は、そんな研究を見つけたのでご紹介したいと思います。また、最後にバイリンガル子育てを実践している親として考えたことを書いてみたいと思います。



絵本の読み聞かせについて・・・

絵本の読み聞かせをする時、この記事を読んでいる方はどのように読んでいるでしょうか。子供に絵本がよく見えるように広げながら指で絵や文字が隠れないように絵本の持ち方にも気をつけつつ、子供の反応を見ながら感情をいれたり声色を変えたりして読むパパやママが多いと思います。また、このブログでも紹介しましたが、紙の絵本だけでなくweb絵本なども登場しています(Web絵本については「読んであげる絵本や本に困ったらコレ!(保育園児~小学生用)へ)

 

このような読み聞かせについて、東京未来大学には「幼児や児童における未来型能力育成システムならびに指導者教育システムの開発」と題した研究がありました。その報告論文集は第1章から第13章まであって、内容は言葉の発達やコミュニケーション、表現、外国語能力、異文化理解、運動表現能力、メディア環境活用、道徳観など、いろいろです。

 

この中で、絵本の読み聞かせと関係しているのは第3章の2節と3節の部分です。そのタイトルは。。。

 

第2節 絵本の読み聞かせとビデオ絵本の視聴による物語理解度の違い

第3節 絵本の読み聞かせとこどもの視線

 

第2節は幼稚園児を対象に同じ内容のもので紙の媒体の「絵本」で絵み聞かせを行い、そして同じ内容の「ビデオ絵本」を見せたあとに幼児に質問をして、どのくらい理解しているかをみるものです。

 

研究方法などの詳しい内容は今日の話の一番下の「今日の話に関係があるホームページなど」を見ていただくことにして、結果だけをちらっと話すと紙の絵本とビデオ絵本では優れている点が違うとのことです。どのように違うかというと・・・

 

紙の絵本 → 文脈や内容の理解に優れている。

ビデオ絵本 → 画面の映像の記憶に優れている。

 

そして、3歳児や4歳児に関しては、ビデオ絵本を見たあとは大人と一緒に話して内容を確認すると効果があるようです。

 

次に第3節の絵本の読み聞かせと子供の視線についてですが、これはかねがね絵本の読み聞かせをしている時って子供は何をみて何を考えているんだろうと思ったことがあるので、とても興味深い内容です。

 

これも幼稚園児を対象にしていて、絵本の読み聞かせをしている間は子供の視線を追いかけることができる装置を使って絵本のどこを見ているかを測定しています。そして、読み聞かせが終わったら子供に質問をしてどのくらい理解しているかを見ています。

 

そして、質問に正しく答えることができた子供は絵本の読み聞かせをしている時に、質問の答えとなる部分を見ていた、しかし、正しく答えられなかった子供はみていなかった、そして質問には年齢が上がるほど正しく答えることができる、といった内容です。しかし、今後はもっと詳しい研究が必要であることも書かれています。

  • www.mamelingual.com
    「子供をバイリンガルに!」の始め方。

バイリンガル子育てから考えると・・・?!

今日ご紹介した論文の2つの節を読んで、バイリンガル子育てをしている親としていろいろと考えるところがあります。例えば・・・

 

「紙の絵本とビデオ絵本の優れた点の違いは言語が違っても同じなのかな?」

「ネイティブではない親が読み聞かせをしても同じ結果がでるのかな?」

「言語が違っても読み聞かせの時に絵本の中で子供がみる部分は同じなのかな?」

 

などです。読み聞かせをしている間に子供がどこを見ているかについての研究(今日の話では第3節)では、まだまだ今後の研究が待たれますが、第2節のような研究結果は、もしビデオ絵本やWeb絵本などを見せている親がいて自分が読まないでビデオに読んでもらっていることを後ろめたく思っている人がいたら、その優れた点について知って「ビデオ絵本を見た後に大人と内容について話し合う」ことが有効だとわかれば、もっと効果的な使い方ができると思います。

 

また、大人になってからは絵本の読み聞かせをするばかりで、読んでもらうことってなかなかないと思います。大人同士で絵本の読み聞かせをしあうなんてこともないですしね・・・。しかし、私は絵本講座を受けることによって絵本の読み聞かせの効果や、どう実践するべきか、そして講師の方に絵本を読んでもらうことによって子供目線で絵本についても見ることができました。

 

この体験は「絵本の読み聞かせ。どう考えて実践するのがいいの? プロの絵本講座「心が育つIQ絵本講座・IQが上がる読み方実践編」を受けてみた!」で詳しく説明してあります。私は地理的に講座を受けにいけなかったので、オンラインでの受講となりました。絵本の読み聞かせについて「今のままでいいのかな?!」と思っている方には、ぜひオススメの講座です。



結論として・・・

話がちょっと横にそれてしまいましたが、結論としては絵本の読み聞かせもビデオ絵本も、両方とも視覚と聴覚を使ったものです。しかし、読み聞かせが文脈や内容の理解に優れているのに対して、ビデオ絵本は画面(動画)の映像の記憶に優れているというのは驚きでした。

 

・・・とすると、子供に文脈や内容をちゃんと理解して欲しかったら親が自分の声で読み聞かせをし、とりあえずどんなものだったか絵だけでもわかってくれたらいいかな、という場合はビデオ絵本…というふうに使いわける方法もあるかと思います。また、ビデオ絵本の場合は視聴後に内容やおもしろかった場面、感想などを話すことを忘れずにすれば映像の記憶だけではなく、内容理解にももっていけるかもしれないと思います。

 

また、バイリンガル育児をしている親として知りたいことを上に3つ挙げましたが、このような親の素朴な疑問を取り上げて研究して科学的な結論などを導き出してくれる機関がもっとあればいいな、、、とも思います。



最後に・・・

今日は、東京未来大学の研究結果の論文集から絵本の読み聞かせに関連がある興味深い部分についてご紹介しました。「論文」と聞くと、何だか難しそうですが難しい場合は最初の「要約」や「要旨」だけを見てもなんとなくわかりそうです。

 

このような研究結果が、特にどんな点が優れているかは難しい論文ではなく「子育てをしている親が誰でも見られるところに掲載されているといいな!」と思いました。このブログ、「まめリンガル」ではそのような論文や研究結果を見つけたら、わかりやすい言葉でブログ記事として今後もお伝えしていきたいと思います^^!

 

合わせて読みたい・・・

・海外受講可能な絵本の定期購読について → 「童話館ぶっくくらぶ」で絵本の定期購読」「我が家の童話館ぶっくくらぶの定期購読退会とその4つの理由

・絵本に関連する記事一覧はここをクリック(約18記事)

 

 

今日の話に関係があるホームページなど

・東京未来大学「幼児や児童における未来型能力育成システムならびに指導者教育システムの開発」 → http://www.tokyomirai.ac.jp/research_report/essay/index.html

・「第2節 絵本の読み聞かせとビデオ絵本の視聴による物語理解度の違い」 → http://www.tokyomirai.ac.jp/research_report/essay/pdf/3-2.pdf 

・「第3節 絵本の読み聞かせとこどもの視線」 → http://www.tokyomirai.ac.jp/research_report/essay/pdf/3-3.pdf

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