こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。
「ママ〜、これ読んで〜〜。」や「パパ、これ読んで〜。」と、小さい子どもが親にせがむ姿はきっと国を問わず見られるものではないかと思います。
親にとってはすでに知ってる話で、時には同じ本を何度も読んでほしいと言われて、
と苦笑いしながら読んであげることもあるかも知れません。お気に入りの本は子どもの方も話の展開がわかってるのに読んでほしくなるみたいです。
子どもって絵本が大好きで、絵を見ながら親の声を聞きながら絵本の世界に入って行くようです。そして、絵本は親だけでなく、保育園や幼稚園の先生、そして子どもの集まりなどがあればそこでも読んでもらえる機会もあると思います。
絵本の世界の住人である子どもですが、いつも大人に読んでもらうのではなく、時には大人に読んであげたいと思うようです。
今回は、ときどきうちの子がママ(←私)にしてくれる絵本の読み聞かせについて、思ったことについてお話ししたいと思います。
文字が読めなくても絵本の読み聞かせ?! 絵本をママに読んでくれる子どもを見てて思うこと
ある時、幼稚園児のうちの子が1人でお絵かきをしていると思ったら、おもむろにぬいぐるみを一列に並べてその前に座りました。そして、1冊の絵本を持ってきてぬいぐるみに向かって絵本を開いて読み聞かせを始めたのです。
ちなみに言語は韓国語でした。ぬいぐるみの前にあぐらをかいて座って絵本を読んであげている姿をみていると、
というのがわかりました。なぜなら、私が幼稚園に授業参観に行った時と雰囲気が似ていたからです。
そしてある時は寝る前にに 私が、
と聞くと、絵本を自分で選んで持ってくるのですが、たまに、
と言って私に絵本を読んでくれます。たいてい、子どもが1冊私に読んでくれて、別の1冊を私が子供に読むという感じです。
どんな風に読んでくれる?
ぬいぐるみに絵本を読んであげる時は幼稚園での出来事を再現しているのか、言語は韓国語なのです。しかし、私に読んでくれる時は必ず日本語です。
うちには韓国語の絵本も日本語の絵本、そして数は少ないですが一部英語の絵本もあります。子どもが私に読んでくれると言って持ってくる絵本はいつも日本語の絵本です。
そして、まず絵をパラパラと見てから最初のページに戻り私に絵を見せながら読んでくれるのです。
しかし、それは、
「文字を正確に読む」
「内容が合っている」
「言ってることのつじつまが合う」
とはほど遠いものです。まず、日本語はひらがなを少し知ってるだけなので、ひらがな、カタカナ混じりの文章はちゃんと読むことができません。
また、
のように意味不明の文や、聞き取れない言葉か があったりもします。また話に脈絡がない場合も多く真剣に聞いていたら理解に苦しみます。
絵本をママに読んでくれてる時の様子はどうかな?
こんな読み方なのですが、子どもが私に本を読んでくれる時の様子をみていると、本当に楽しそうです。ニコニコしながら、そしてちょっとはにかみながら読んでくれます。
文字はほとんど読めないのに、それでも楽しく時にはぬいぐるみに、時には私に読んでくれます。
このような姿を見ていて思うことがいくつかあります。日本語の文字がまだ全部読めないことは子ども自身も分かっているので、ママのようにちゃんと読もうとは考えてないと思います。
きっとママや先生がいつも自分にしてくれる読み聞かせを自分が逆にしてあげるということ自体が楽しいのだと思います。
また、大人の場合は絵と文字がある本なら、絵を見て意味がわからなければ文字を見て内容を理解しようとします。
しかし、文字がわからないと文字から取ることができる情報がないので、絵を見てどんなお話なのか想像力を最大限に働かせるのだと思います。
(ちなみに、以前マレーシアに行った時にマレー語らしき本を現地で見て意味がまったくわからず、イラストだけ見て「わたしにはこれは絵本だなぁ」と思ったことがあります。)
また、知ってる本の場合はストーリーを一生懸命思い出しながら絵を見て話をつないでいくのだと思います。
絵本、そしてバイリンガル育児という面では・・・?
バイリンガル子育てをしているかどうかに関わらず、絵本の読み聞かせは大切なことだと思います。そして、バイリンガル子育てをしている親として考えると子どもが読み聞かせを韓国語と日本語の2つの言語ですることが重要だと思います。
そして、今回の話のように子どもがぬいぐるみやママに絵本を読んでくれるのは、自分が2つの言語で読んでもらった経験(インプット)があるからこそ、読んであげることができる(アウトプット)ではないかと思います。
そう考えると、たとえ前後に脈絡がなくても多少聞き取れない言葉が混じってても、意味不明な文を言ってたとしても、日本語でやる以上は子どもにとって意味のあることではないかと思いました。
まとめ
今回は、うちの幼稚園児が一人でぬいぐるみに絵本の読み聞かせをしている姿をみたり、私に絵本を読んでくれる様子をみて感じたことについて書いてみました。ひらがなやカタカナがまだ全部ちゃんと読めないので想像力を総動員してやっている場合や、記憶をたぐりよせながらやっている場合もあると思います。
バイリンガル子育てという面から考えると、子どもに絵本の読み聞かせをする言語が韓国語と日本語の2つというのはとても重要なことで、今後も続けていきたいと思います。インプットがあるから、アウトプットができるのではないかと考え、さらに子ども自身がニコニコしながら楽しんでやっているのを見ると、
や
と考えて思わずにっこりしてしまいます。
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