こんにちは〜。 韓国で二児の母をしてるまめちゃん(@mame_chang)です。モノリンガル(1つの言語)で育った私が韓国に住むことになり、子どもたちを日韓バイリンガルにすべく奮闘しています。生まれる前から子どもたちには日本語で話しかけてきましたが、ふと思うこと、そしてたまに私のところに来る質問が、
と言うことです。
子どもはかわいいけど大変で睡眠不足で疲れる育児。それプラス言語が2つ......。いったいいつまで続くんだろう?! 今回はそんな、ふとした疑問について考え、私なりに思ったことを書いてみようと思います。
子どもをバイリンガルに!っていつまでなの?
子どもが大きくなっても親はいつまでも親、子はいつまでも子なんて言いますが、親子に関して一般的に言われることがいくつかあると思います。 例えば、
「この親にしてこの子」
「親は子の鏡、子は親の鏡」
「子をもって知る親の恩」
「親の心子知らず」
「親はなくとも子は育つ」
などなど、たくさんあります。子どもは時間が経てば大人となり、自分の人生を歩み始めますが何歳になっても親は親だし子どもは子どもで「親子」という関係は変わらないものだということを反映しているかのようにも見えます。
自分の親やシオモニ(義理の母)を見ていて「親ってありがたいなぁ。」「親って何歳になっても子どものことが心配なんだなぁ。」と思う一方で、私自身も親になり親子関係について考えることもあります。
そして、バイリンガル子育てをメインテーマとするこういうブログを書いていると私も、子どもが何歳になっても心配したりするのかなぁ、と思いました。そして「何歳になっても......」というところで考えたこと。それが、
「バイリンガル子育てって何歳までするものなんだろう?!」
です。では、前置きが長くなりましたが本題に・・・
一般的に「子育て」っていつまで?
「子育て中のママ」なんて言いますが、そもそも子育てっていつまでだろう?と考えたことがあるでしょうか。周りのママ友や先輩ママに聞いてみると・・・
- 中学生ぐらい?
- 大学生?
- 年齢ではなく大きくなって自分で自分の行動に責任が持てるようになるまで。
など、さまざまです。辞書などにも「子育て」という言葉の定義こそ書いてあるのですが、何歳までといったことはないようです。ちなみにWikipediaには、次のように載っています。
子育ては乳児期から青年期の子を対象とする。
Wikipedia「子育て」より
そして「青年期」とは、このWikipediaの同じページを見ていると「青年期」は、
青年期とは子どもから大人へと移行する12歳から25歳頃までをいう
と書かれています。25歳か......。つまり子どもが生まれてから25年。こう考えると長いかもしれません。個人的には大学に入るころまでかなぁと思いますが・・・。
バイリンガル子育ての場合は?
ところで、バイリンガル子育ての場合はどうなのでしょうか。2つの言語をバランスよく身につけて欲しいし、できれば2つの文化も同じように理解してくれたらいいなぁと思っている欲張りな私ですが、さきほどの一般的な子育てと同じように考えたらいいのでしょうか。思いついただけでも3つあります。
- 「臨界期」という考え方。
- 親または子どもが「もういい」と思うまで。
- 一生?!
では、この3つについて1つずつ考えていきます。
★1.「臨界期」という考え方
以前このブログでも少し触れましたがある程度の歳を越えると母語も外国語の習得もできなくなるという仮説があります。この「臨界期仮説」は、「本当に存在するのか?」や「存在するとしたら研究者が設定した年齢でいいのか?」という部分もあり仮説の域を出ません。
臨界期が本当に存在するとしたら、2つの言語を母語にしようと思ったら臨界期までに......と考えると思います。そうすると、臨界期までに子供をバイリンガルにすべくがんばるべきなのかな?と思います。
★2.親または子どもが「もういいか~。」と思うまで?
教育だけはないと思うのですが一方だけが一生懸命やっても、もう一方にあまり意欲がないとなかなか期待するような効果が得られないように思います。バイリンガル子育てもきっと似たような部分があって、親だけが一生懸命教えたり子供にやらせようとしても、子どもがついてこなければきっとどこかで行き詰ると思います。
そして反対に、子どもの方が「やりたい!」と思っても親が「別に〇〇語なんてやらなくてもいいよ。」という考え方であれば、そのように行動すると思うので子どもが思うほど語学力は伸びないものだと思います。
★3.一生?
さきほどのWikipediaでは「青年期まで」とありましたが、青年期を越えても海外に住む子どもが親に「〇〇って日本語で何ていうの?」と考えて親に聞いたりすると子どものころに比べたら本格的ではないかもしれませんが、バイリンガル子育てが続いていると言えるのかもしれません。
「人間死ぬまで勉強」
という言葉もあるので、親子でお互いに学ぶ気持ちがあればもしかしたら一生続くのかも知れません。
私が考える「いつまで?」の答え
現在バイリンガル子育てを実践している私の考えでは、、、
- 「臨界期」が存在するなら発音やイントネーションはきっと臨界期ごろまでにがんばる。
- 文化的なものは多分ずっと続く。
- 親は人生の先輩でもあるので言葉や言葉の使い方については子どもが知りたいと思う限り多分続く。
と思います。しかし海外に住んでいる場合子どもが大きくなって日本に留学したり住むことになった場合は、逆に子どもの方が日本語(特に流行語)に詳しくなるかもしれません。 そうなると「親が子どもに日本語や日本文化を教える」という立場が逆転して、「子どもが親に流行り言葉や新語などを教える。」ということもあるかもしれません(いや、実際にあります^^;)。
こう考えると、やはり「人間死ぬまで勉強......」なのかもしてません。
まとめ
今回は、「バイリンガル子育てって何歳までなんだろう?」と思ったことや、過去にも少しこのような質問をされたことがあったことなどから、自分の考えを書いてみました。
それをまとめると3つになります。
ポイント
- 「臨界期」という考え方。
- 親または子どもが「もういい」と思うまで。
- 一生?!
そして、この3つの考えに基づいて思うことは、
- 「臨界期」が存在するなら発音やイントネーションはきっと臨界期ごろまでにがんばる。
- 文化的なものは多分ずっと続く。
- 親は人生の先輩でもあるので言葉や言葉の使い方については子どもが知りたいと思う限り多分続く。
ということです。 我が家では「青年期」ごろに終わるのか、それとも親か子どもが「もういい」と思うのか、または一生続いていくのか......。今後、楽しみです。
・臨界期について ↓↓