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バイリンガル育児

理由はコレ!4歳の下の子と上の子が4歳だった頃の日本語の間違いが違うコト。

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮闘しています。

 

こブログでは、私が過去約10年間にやってきたうちの子たちに対するバイリンガル子育ての方法や、事例、そして韓国在住ということで韓国に関するあれこれについても書いています。

 

バイリンガル子育てについては、上の子がお腹にいた時に始めたので下の子が生まれた時は上の子の経験から

 

まめちゃん
多分、だいじょうぶじゃないかな。

 

と軽く考えてたのですが、上の子の時とは違うなぁと思うことが多いです。

 

前にも下の子の日本語について書いたことがあるのですが、その時は上の子がする日本語の間違いと下の子がする日本語の間違いについて書きました(詳しくは「合わせて読みたい」からご覧ください~)。今回は下の子のする日本語の間違いについて「上の子が同じ歳だった時と比べて何が違うか」について考えたことを書いてみたいと思います。

 

・上の子がする日本語の間違いと下の子がする日本語の間違いについて ↓↓





理由はコレ!4歳の下の子と上の子が4歳だった頃の日本語の間違いが違うコト。

現在4歳の下の子は、韓国生まれで韓国の幼稚園に通っています。韓国生まれで韓国の幼稚園に通っているというのは上の子も同じでした。そして、上の子が幼稚園児だったころ、育児の経験がなかった私は、育児書やインターネットを参考にしながら子育てをしていたように思います。

 

上の子が4歳のころも家では日本語、外では韓国語でした。私が子どもにずっと日本語で話しかけているのを見て、幼稚園の他のお母さんの中には私は韓国語がわからないと思ってた人もいると後で幼稚園の先生から聞いたほどです。

 

今も同じように下の子には家では日本語、外では韓国語なのですが4歳児の今、上の子が4歳だったころに比べると日本語を話す時の間違いがちょっと違うのです。

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下の子はどんな日本語を話す?!

4歳の子供が話す日本語というのは完璧ではなく、それは日本で生まれ育っていて日本人を両親に持つ子供もきっと同じだと思います。しかし、私が感じたのは間違いと言っても上の子が4歳だったころに比べると間違え方が違うのです。

 

例えば、下の子がする日本語の間違いとは次のようなものです。

 

  1. タバコは私たちに痛くするの?
  2. ここ痛い時に来るんだよね。
  3. ◯◯おねえちゃんに行ってもいい?
  4. かばいところ踏んだらダメだよ。

 

一体何が言いたかったのかと言うと・・・

 

★1.タバコは私たちに痛くするの?

これは韓国語の直訳です。「タバコは私たちの体調を悪くするの?」や「タバコは私たちの体を悪くするの?」ぐらいが自然だと思います。 体調が悪い時に「今日は痛いです」のような言い方をするのは、韓国語が母語の人がよくする間違いです。

 

 

★2.ここ痛い時に来るんだよね。

これも「痛い」ですね・・・。病院の前を通った時に下の子が言ったひと言なのですが、これもやはり韓国語の直訳で「ここ、体調(具合)が悪い時に来るんだよね。」や「ここ、風邪を引いた時に来るんだよね。」が自然です。




★3.◯◯おねえちゃんに行ってもいい?

親戚で集まっていた時に、全員韓国語で話していた時に下の子が私のところに来て親戚のお姉ちゃんのところに行きたいと思って言ったひと言です。これも韓国語直訳なのですが、日本語だと、「〇〇おねえちゃんのところに行く」が自然ですが、韓国語だと「ママに行く」「パパに行く」という言い方が自然なのです。

 

 

★4.かばいところ踏んだらダメだよ。

これだけ見たら何が言いたいのかさっぱりわかりませんね。公園で遊んだ後、子どもと家に帰る途中にアスファルトの駐車場を歩いていた時のことでした。駐車場には通常白い線で駐車スペースが書かれていたり、黄色い字で「緊急車両」と書いてあったり線が引いてあったりします。

 

その中で「黒いところを踏んだらダメ」というゲームを2人でしながら家に帰ってきてたのですが、そこで子供が「黒いところを踏んだらダメだよ。」と言いたいのに、「かばいところ・・・」と言ったのです。

 

私は、一瞬何のことか考えました。「黒いところ」と言いたいのは状況的にすぐにわかったのですが、なぜ「かばいところ」と言ったのかがわからなかったのです。しかし、しばらく考えてみると・・・

 

まめちゃん
あ、そういうことか!

 

とわかりました。「黒い」は韓国語でいくつか言い方があるのですが「까만색」という言い方が頭に浮かびました。カタカナにしにくい音なのですが敢えてすると「ッカマンセッ」ぐらいでしょうか。この韓国語と日本語の「黒い」が合わさって、

 

「까만(カマン)」+ 「~い」 = 「かまい」

 

となったのです。しかし、さらに発音を間違えて「かまい」が「かばい」となったというわけです。理由がわかった私はかなり納得してしまいました。




間違いの原因は何?!

他にも間違いはいくつかあるのですが、私が「上の子と違う」と思ったのは、このような韓国語からの直訳や韓国語に影響されたような間違いが上の子が4歳のころに比べたら断然多いのです。

 

まめちゃん
どうしてこうなのかな?

 

と考えてみると理由は家庭の言語環境にあると思いました。外で韓国語だけの生活をしているのは上の子が4歳の時と同じですが、家に帰ってくると100%日本語だけの生活が上の子の時と比べて徹底できていないのです。

 

上の子が4歳の時は、家の中では私はもちろん日本語のみで旦那にもできるだけ日本語を使うようにしてもらっていました。しかし、今は夫も上の子と韓国語で話すこともありますし、下の子に韓国語で話すこともあります。そして上の子も下の子と話す時は韓国語だったり日本語だったりします。

 

夫も上の子も、さすがに1つの文の中に韓国語と日本語を混ぜたり、「かまい」のような使い方はせず、あくまでも文単位で日本語だったり韓国語だったりします。をそのため、上の子が4歳の時のように、

 

「家は日本語、外は韓国語」

「ママとは日本語、パパとも日本語」

 

が徹底されてないため、同じ人(旦那と上の子)が日本語を話したり韓国語を話したりするので下の子は知らず知らずのうちに言語が混ざりやすくなっているのではないかと思います。



原因がわかったら、今後はどうしたらいいかな?!

旦那にも上の子にも「家の中では韓国語を禁止」とすれば、早いです。しかし、普段は家の外で韓国語だけで社会生活を送っている旦那と上の子は、もちろん韓国語の方が上手なので韓国語で言えても日本語では言えないことがあります。

 

上の子が幼稚園ぐらいの時まではそれでも何とか日本語のみでやっていけたのですが、小学校の勉強や趣味の話などなど話の内容に幼稚園の時よりバラエティがでて来ると、いくら日本語で日常会話ができても語彙や表現追いつかなくなってしまうのだと思います。

 

そのため、旦那と上の子の韓国語は家の中で100%封印してもらうのはかなり難しいと思うので、、、

 

  1. せめて下の子には日本語のみで話しかけてもらうこと。
  2. 下の子の間違いに気がついたらすぐに直す。

 

ぐらいではないかと思います。日本語のネイティブが家の中に私1人しかいないので、私が一番気を付けるのがいいのかな、と思います。



まとめ

今回は、下の子が話す日本語を聞いていて「上の子が4歳だった時と比べたら間違え方が違うな」と思ったことから、下の子の日本語の間違いの内容やその理由と私ができる簡単な対策などについてお話しました。

 

このままいくと旦那と上の子がさらに韓国語が増えそうな気もしますが、そうならないように旦那と上の子にも協力してもらえたらと思います。

     




    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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