こんにちは〜。韓国で2人の子どもたち日韓バイリンガルにしようと毎日励んでいるまめちゃん(@mame_chang)です。子どもって大きくなると「自分」というものが芽生えてきますが、それは一時帰国中にも表れる。今回はそんなことを感じた日常のひとコマのお話です。
我が家は韓国から日本へ夏と冬に1年にだいたい2回一時帰国をします。子どもたちが小さかった時は、一時帰国を一番心待ちにしていたのはママ(←私)だったのですが、子どもたちも大きくなるにつれて
なんてことを言うようになりました。今回は、今年の夏の一時帰国を前に、家族で話したことについて私が感じことや、それとバイリンガル子育てとの関係についてお話ししたいと思います。
子どもに「この夏の一時帰国中、日本で何がしたい?」と聞いたら意外な答えが!
ある日、家族みんなで晩御飯を食べていた時のことです。まだ一時帰国の飛行機のチケットもとってないけど、なんとなく家族に聞いたことが、
ということでした。私が予測していた答えは、
★.夫
・山登り(韓国人は山登りが好きw)
・寿司を食べる
★.上の子(小学校高学年)
・買い物
・プリキュアのゲームの機械があるところに行く
・プール
・山登り
★.下の子(幼稚園児)
・アンパンマンミュージアム
・プール
・山登り
でした。実際に聞いてみたところ、返ってきた答えは次のようなものでした。
意外な答えとは?
★.旦那サマ
・まぁ、何でもいい
★.上の子(小学校高学年)
・日本の美術館に行ってみたい。
★.下の子(幼稚園児)
・アンパンマンミュージアム
・動物園
・プール
下の子の答えは予想通りでしたが、上の子の答えには、
と思わず言ってしまいました。絵を描くことや工作などは嫌いではないのは、もちろん知っていましたが、美術館に行きたいなんて言うのは初めて聞いたからです。
限られた一時帰国を最大限有効活用しよう
今年の一時帰国はどのくらいの期間になるか、まだわからないしそろそろ決めなきゃなのですが、多分3~4週間ほどかと思います(←去年もそのぐらいでした)。 3~4週間と聞いたら、「長い」と思う人もいるでしょうし「短い」と思う人もいると思います。しかし、その期間を有効に使おうと思ったら、今回はどのように過ごしたらいいのかを考えてみました。
まず、思ったのは・・・
- 一時帰国先に美術館ってどのくらいあるんだろう?
- 上の子のしたいこと、下の子のしたいことも全部カバーできるかな?
ということでした。
絵心もなく美術には興味がない私は、たとえ地元でも美術館がだいたい何軒くらいあるのか全くわかりませんでした。また、いつも思うのですが、一時帰国すると最初の数日は結構ゆっくりと時間が過ぎていきます。しかし、4日目辺りから時間が過ぎるのが早く感じて、あっという間に韓国に戻る数日前?!ということになります。
そのため、したいことがはっきりしているなら下調べをできるだけしておいた方が、一時帰国中の時間とお金を有効に使えると思います。
そして、私がしたことは・・・?
- 疑問に思った「一時帰国先に美術館はどのぐらいあるか?」など美術館に関することを調べる。
- 上の子がしたいことと下の子がしたいことを同じ日にするのは大変なので、「今日は誰がしたいことをする日だっけ?」というように日にちを決めて実行する。
まず、一時帰国先の関西について「関西 美術館」で検索してみました。すると、ついでに博物館もヒットしたのですが、上の子は博物館には興味がないとのことなので、美術館に絞って調べてみました。
調べた内容は・・・
美術館の場所、入場料、どんな美術館か、
しかし、結構な数の美術館があるので、ふと......
と思いました。調べてみると美術館同士で提携しているのか、ある美術館の入場券の半券を別の美術館に入る時に見せたら割引があるなど、いい情報が多少ありました。 また、美術館のホームページをひとつひとつ訪問して調べるのもいいのですが、ちょっと効率が悪いので、一気に色々な美術館の情報を得ようと思ったら、次のようなサイトも便利です(関西が中心の情報ばかりですが・・・)
一時帰国で美術館ってバイリンガル育児とどんな関係が?
ところで、このブログのメインテーマは「バイリンガル子育て」なのですが、では今回の一時帰国とバイリンガル子育てについて上の子が行きたいという「美術館巡り」という点で考えてみたいと思います。 ちなみに、上の子は韓国で美術教室に通ったことがあります(韓国の教室なので先生とはすべて韓国語で話していました)。そのため、美術に関することは韓国語では知っていることも多いです。
とすると、
- 美術に関して韓国語で知っていることを日本語で言えるようにする。
- 作品を見た感想を自然な日本語で詳しく表現することができる。
というのが今回の目標だと思います。 例えば、この前上の子と話していた時に
ということが日本語で言えず、
と、美術館の名前と「美術館」という言葉が韓国語でした。その辺もちゃんと日本語で言えるように練習したいと思います。 また美術作品を見たあと、
と聞いたときに
とひと言で終わらせるのではなく、
何がどうおもしろかったのか
作品を見て自分はどう感じたのか
などを具体的に日本語で言えるようになってほしいと思います。 もちろん、一時帰国中に集中的にやればきっと身につくと思うのですが、その後韓国に戻ってきたら忘れてしまわないように時々話題に出して覚えた言葉を使って欲しいと思います。
一時帰国では上の子と下の子がやりたいこのバランスを取る
さて、ここまで書くとまるで上の子のためだけの一時帰国ですが、決してそうではなく下の子がしたいことも実現してあげなきゃ(もちろん私がしたいことも!)です。
そのためには、上の子がしたいことと下の子がしたいことのバランスをうまく取った方がよさそうです。
まとめ
今回は、夏の一時帰国中に日本でしたいことを家族で話した時に、上の子が「美術館」と言った意外な発言から、一時帰国中に美術館巡りを盛り込むことを考えて調べたことや、それをバイリンガル子育てとどう繋げるかなどについて書いてみました。 今までの一時帰国は日本の小学校への体験入学だったり、日本の保育園への一時預かりだったりだったのですが、上の子に関しては、
子ども自身が興味を持っていることを中心に日本語で見たり聞いたりして日本語を使う。
ということにシフトしたような気がします。
言語はコミュニケーションの道具だと常々思っている私にとって、日本語というツールを使って興味があるものを見て感想を述べるというのは、言語の技能ばかりに焦点をあててその習得を目指すよりも内容や意味があるものだと考えられるのではないか、と思いました。
この夏の美術館巡りが、上の子の日本語だけでなく創造力や感性も伸ばしてくれますように。