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韓国の義実家

義実家との距離!私はこれでストレスフリーに!

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国に嫁いできて約15年がたちました。その15年の間に子どもが2人生まれ、子ども達を日韓バイリンガルにしようと奮闘を始めて約10年が経ちました。

 

結婚って恋愛結婚の場合だと、相手は見るけどその背景にあるもの(どんな義実家か、どんな家庭で育ったか、兄弟関係はいいかなど)は、あまり深く見ないまま結婚する人もいると思います。また、国際結婚でお互いの国以外で出会った場合は、お互いの国の考え方や習慣をよく知らないまま結婚するパターンもあります。

 

今回は、韓国人と結婚した私が過去約15年の間に試行錯誤を重ねてたどり着いた、義実家にストレスを感じなくなった方法について、私の経験と考え方をお話したいと思います。





義実家との距離!私はこれでストレスフリーに!

まず、早速なのですが結論は先日の私のツイート(Twitter)に書いた通りです。

 

 

ここに書いてある通りに私がたどり着いたストレスフリーの方法は次の4つです。

 

・つかず離れを保つ

・息子と孫には会う機会を作ってあげる

・変だと思ったら我慢しないで主張

・盆正月は諦めて連泊

 

では、これらの結論について、それに至った経緯を私の経験談を交えてお話します。

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    バイリンガル育児の始め方

距離感がわからなかった新婚時代

夫には兄弟はいるものの、全て女兄弟なので夫は長男であり後継であり、私は唯一の嫁となります。義実家にとっても私が初めての、そして唯一の嫁なので最初はお互いに自分達の育った文化(母文化)を頼りにした言動が多かったです。

 

例えば、新婚の時にシオモニ(義母)に夫を介して言われたのは、

 

なんで毎日電話して来ないの?

 

でした。日本にいる実母にも毎日連絡しないのに、シオモニに毎日するでしょうか...?

 

この辺は話すと長くなるので過去のブログをご覧ください。

 

・新婚時代の義実家への電話 ↓↓

 

また、結婚してしばらくして韓国に移住して来ましたが、それから上の子が生まれました。

 

すると、「待ってました!!」

 

とばかりに初孫の世話を自分の経験(子ども4人、孫5人育てたので経験豊富!)のみで、しようとするシオモニ(義母)と、育児書やインターネットの最新情報をもとに初めての子を育てようとする私との間に時代の差、考え方の差がぶつかり私は玉砕しました。

 

この辺も語り出すともうキリがないのでよかったら過去のブログをご覧下さい。最終的にどう解決したかも書いてあります。

 

 

また、「家」に対する考え方もかなり違いました。私は結婚後もフルタイムの仕事をしてたので、子どもの世話をとシオモニ(義母)を家に呼ぶと、遠方から来ることもあり基本的に1〜2泊します。そして必ず私のいない時に義姉を呼んで飲み食いしていきました。

 

またこの義姉がシオモニ(義母)を上回る人で、まるでドラえもんに出でくるジャイアンです........。

 

つまり、

 

「お前のものはオレの物。オレの物もオレの物」

 

という姿勢を地でいくのです。自分の家には車がないので義実家から家に帰る時はうちの車に姪っ子と一緒に乗せて(定員オーバーなのに無理に乗ってくる。家まで所要時間は約2時間)とか、義実家におかずとかもらったけど全部食べたから空になったタッパーの山を私の家に持ってくる(いないと玄関前に置いていって後で義実家に持っていけと電話がくる)、旧正月や旧盆の前に自分が食べたい物をあらかじめ私の家に持ってきて勝手に冷凍室を満杯にする、などなど、、。

これ以上書いたら愚痴のオンパレードになるのでこの辺にします(泣)。



義実家に対する自分なり試行錯誤

最初は距離感が分からず、そして韓国式にされるがままだった気がします。また、夫も

 

理解してあげて。

 

とか

 

お母さん呼んだのに、なんでお母さんの食事の準備してから出かけないの?

 

 

といかにも韓国人らしい事を言ってきました。最初はわからなかったので、全部言われるままやっていましたが、ある時

 

やってらんね〜~ぜ!!
まめちゃん

 

と、何か私の中で吹っ切れました(突然の荒い言葉遣い、失礼しました)。

 

 

そこから、言いなりにならず私の試行錯誤が始まりました。



こうしてストレスフリーに!

ここからが私がやったことです。まずは、夫には私は韓国人ではないので理解してくれと言われても全部そのまま理解はできない事を伝えました。

 

そしてシオモニ(義母)の食事を準備しろというから何度もしたけど、結局私が作った料理には手は一切つけず自分が持ってきたおかずしか食べないこと。そのため、結局作っても義母が持ってきた物が冷蔵庫に並んでいて私が作ったものは冷蔵庫の奥に追いやられてしまうことも伝えました。

 

そのため、

 

まめちゃん
簡単に子ども達のためなら作るけど、どうせ食べないならお義母さんのためには作らない。

 

と宣言しました。

 

そしてここからは先ほどのリストの具体的な方法です。

 

★つかず離れを保つ 

ジャイアン(義姉)対策は、やはり

 

「シオモニ(義母)を、うちに呼ばない事」

 

です。なぜなら、義姉はシオモニが来ないかぎりうちには来ないし、私達が家にいる時はうちに来ても用事だけでさっと帰ってしまうからです。

 

というわけで、シオモニを本当に、本当に、(注:強調してます)必要な時以外はうちに呼ばないことにしました。新婚当初は電話もナシにシオモニがうちに突撃訪問(しかも泊まりで)というのもあったのですが私が難色を示したのでさすがにしばらくしたら無くなりました。

 

そして、

 

「必要以外は電話しない」

 

です。

 

「必要」とは例えば私も夫も両方忙しいので子供のお迎えに行けない、出張で夜は子ども達しかいないみたいな場合です。

 

その結果、シオモニがうちに来るのは1ヶ月に1回あるかないか程度になりました。ちなみに私達家族がシデク(義実家)に行くのは3ヶ月に1回ぐらいです。




★息子と孫には会う機会を作ってあげる

私にとっては義理であっても義父と義母にとっては私の夫は息子であり、私の子ども達はかわいい内孫になります。会う機会や必要以外の連絡を断つと、私はストレスフリーですが、義両親は息子と孫に会いたくてたまらなくなります。

 

それは義母からの電話の様子を聞いてるとよくわかります。詳しくは過去記事をご覧ください。

 

・義母の電話の様子はこちら ↓↓

 

また、義父は孫ではなく夫と話がしたいみたいなので、義父には夫と、義母には孫と話す機会を時々作るようにしています。

 

例えば電話をしてみて義母がでたらすぐ孫に代わったり、シデク(義実家)に行く前に夫に義父とたくさん話をするよう伝えておいたりです。

 

それから、それまでは家族そろって義実家にいくのが我が家の暗黙の了解でしたが、私が仕事で行けない時は私抜きや、夫と下の子だけでも行ってもらうようにしました。なぜなら、正確に言うと義父と義母が会いたいのは、

 

義父 → 夫

義母 → 下の子

 

だからで、上の子もそれがわかってるからです。




★変だと思ったら我慢しないで主張 

最初はよく分からなかったのですが、義実家をよく観察してみると、

 

義実家のルール?!

1.息子を大切にする。

2.年上というだけで偉い!(但し年配者に限る)

3.年上は年下のために我慢しないといけない(2.と軽く矛盾するけど、特に若い人や子どもが対象の模様)

4.義母は家では家族のためになんでもするのに義父には下に見られていて家政婦状態(男尊女卑??)。

 

 

と言った感じです。長年それで成り立ってきた義実家にとやかく言うつもりはないのですが、私が我慢しないと決めたのは

 

「この義実家のルールが私の家族に影響を及ぼした時

 

です。特に子ども達は3.のルールのせいで

 

お姉ちゃんなんだから、下の子の譲りなさい!

 

みたいな事が上の子に何度か起こりました。これは

 

「兄弟仲良く、平等に。」

 

という私の子育ての方針に反します

 

そのため義父、義母に真っ向から反論、盾をついて家庭に修羅場を作ったこともあります(詳細は過去記事)。

 

・義父、義母に縦をついて修羅場を作った時の話はこちら ↓↓

 

所詮、私は嫁だし気に入られようとは最初から思ってないし自分の子を守るなら鬼でも蛇にでもなりますって感じです。




★盆正月は諦めて連泊 

夫婦で共働き、付かず離れずを保つ私。とはいえ、旧盆と旧正月は逆に諦めて義実家に連泊することにしています。普段老人2人で住んでる家なのでパソコンもなければwifiもありません。自分のスマホを持ってる上の子はWifiがないため義実家に行くのを嫌がりますが、その辺は

 

まめちゃん
お小遣いもらえるかもよ!

 

と釣ったりしてます。また、義実家では極力

 

働かない嫁

 

を演出してるのですが、さすがに夫の家族・親戚が約20人ほど集まると食事の準備や片付けがいつもの10倍となるので、アシスタント的にお手伝いすることにしています。

 

また、連泊を終えて帰る時は必ず義母には

 

まめちゃん
美味しいものをたくさんありがとうございました!ゆっくり休んでくださいね。

 

とお礼も言うことにしています(もちろん毎回お小遣いも渡してます)。

 

そして、Wifiなしのアナログでも楽しめる本を持っていったり時にはノートパソコン持参で行くこともあります。

 

こんな感じで約15年が過ぎましたが試行錯誤の後、だいたい結婚後約10年ほどでようやくお互いに距離の取り方がわかってきた感じです。ってもしかしたらストレスフリーなのは私だけで、義実家側は私にストレスを感じてるかもしれませんが......(笑)。



まとめ

今回は以前のTweetをさらに詳しくブログに書いてみました。義実家に対してストレスフリーになるまで約10年ほどかかったように思います。お互いに距離の取り方がわかったら、後は心理的に楽になりました。

 

最後にもう一度、私が義実家にストレスフリーになった方法は次の通りです。

 

ポイント

・つかず離れを保つ

・息子と孫には会う機会を作ってあげる

・変だと思ったら我慢しないで主張

・盆正月は諦めて連泊

 

ただ、どこの家庭にも当てはまるのか、そして繰り返しになりますが私はストレスフリーでも義実家は私がストレスかもしれないので様子を見ながら参考にしていただけると嬉しいです。ミョヌリ(嫁)のみなさん、がんばりましょう~。




  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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