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バイリンガル育児

答えのない質問を子どもにされたら......?

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルに育てています。

 

子どもはよく親や周りに質問をするのはよく知られていることだと思います。小さい子どもが、親に

 

あれ、な~に~?

 

と聞く「何?」という種類の質問や・・・

 

どうして、お空は青いの?

 

といった大人がみんな即答できるとは限らない質問もあります。以前、育児書でこんなことを読みました。

 

「子どもの”どうして?”に答えることができなくても、答えようとする姿勢を子どもに見せよう。」

 

というのです。つまり、子どもに聞かれたことが内容的にわからなくても、

 

ん~、どうしてだろうね......。
まめちゃん

 

や、ひと言、

 

わかんない。
まめちゃん

 

で、終わらせるのではななんとか答えようとする姿を見せましょう、というものです。今回は最近の上の子の質問から「調べたらすぐに答えられなくはないけど一緒に考えてみた」ことについて書いてみようと思います。





答えのない質問を子どもにされたら......?

子どもが2人いて年齢が違うと子どもたちの質問内容や実習の仕方が違います。現在幼稚園児の下の子は「あれ、な〜に?」の「何?!」の時期が過ぎ、

 

どうして??

 

とよくきようになって来ました。大人には当たり前のことでも子どもの目を通して見るこの世界はなんだか新鮮だな〜(←大げさ?!)と思ったりします。

 

一方、小学高学年の上の子も「どうして?!」を聞いてきますが、最近は思春期と反抗期にさしかかってきたためか、

 

ママは、○歳ぐらいの時、どうだった?!

 

といった、子どもが今から体験するであろうことを私の過去と照らし合わせそうとします。そして、バイリンガル子育てならではの質問もあります。例えば・・・

 

 

どうしてシートベルトはシートベルトっていうの? シートって何?!(シートベルトを)締めるって韓国語だとなんだろう?

 

といった質問です。このような質問はひとつひとつ覚えていけばいいことなので、すぐに教えます。

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ちょっと大きい質問も!

先日、上の子がこんなことを聞いてきました。

 

ママ、日本語とか韓国語とかって、誰がどうやって作ったの?

 

モノリンガル(1つの言語)、モノカルチャー(1つの文化)で育った私は、この手の質問は私が小学生だったころは全く考えもつかなかったものでした。私は小学生だったころは日本語、しかも関西弁しか知らなく日本語以外の言語についてはまったく知りませんでした。

 

こんな質問が出るとはやっぱりバイリンガル環境で育てているからかなぁ、と思います。

 

ここで話を戻すと、子どもの質問は漢字やひらがな、カタカナ、ハングル文字のことかと思ったのですがそうではなく子どもは日本語と韓国語という言語自体のことを言っていました。

 

ここで、文字についてならある程度答えらると思いましたが、言葉自体については専門家の間でも学説が分かれるところなので、はっきりとした答えは出せません。とりあえず、質問が大きい気がしたこともあり、文字の話は一旦出さないでまずは一緒に考えてみることにしました。



質問について一緒に考えてみたこと

子どもの質問に対して私はまず、、、

 

 

まめちゃん
誰が作ったんだろうね......?誰がどうやって作ったんだと思う?

 

と聞いてみました。

 

もちろん、子どもには答えはわかりません(私にもわかりません)。

 

ここで、すぐに「じゃ、ネットで検索!」と言って検索すれば情報はたくさんでてきます。しかし、ここは言語に関する質問なのであえてすぐに検索をして答えを探すことはせず、子どもと二人で考えてみました。

 

子どもは、、、

 

 

昔、昔の王様が作ったのかな?

 

となんとも子どもらしい想像をしていました。私は、

 

まめちゃん
何かを誰かに伝えるために使った音などが、変化を繰り返して言語になったのかなぁ.....?

 

と思いましたが、こんな言い方は小学生にはわかりません。なので、こういいました。

 

まめちゃん
むかしむかしの人が、誰かに何かを言いたくてあー、とかわーとか言ったのが、どんどん変わっていて言葉になったのかもしれないね。

 

これが正しいかどうかわかりませんし、親子でそれぞれ考えたことを言ってみましたが結局「わからない」という結論になりました。専門家の間でも意見が分かれるなら素人が考えても想像の域を出ませんね・・・。



質問について一緒に考えることにの意味は?

「シートベルト」の「シート」ってどんな意味? と聞かれたような時は、特に深く考えても考えなくてもいいと思います。もちろん「シートベルト」はいつ使う物かや、なにを固定するものなのかなどを子どもに考えさせて、「いす」という答えを導きだしてもいいと思います。

 

一方、たとえ答えがでないものでも、特に言語に関する質問ならゆっくり考えてみたいと個人的には思っています。それは子どもの想像力を少しでも刺激するかもしれないと思ったり、少しでも自分で「考える」ということをして欲しいと思うからです。



まとめ

今回は上の子の質問から、インターネットで検索したらすぐに答えが出るそうなものでも、またはたとえ答えがないように見えるものでも「考える」ということをして欲しいなぁ、と思った経験についてお話しました。

 

毎日が忙しくてめまぐるしく過ぎて行っても、こういう時間は大切にしたいものですね。




  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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