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韓国のあれこれ

義両親の介護や世話は長男の嫁がするの?日本の場合、韓国の場合。

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こんにちは。

まめちゃん(@mame_chang)です。

韓国にお嫁に来て約15年。そのうち10年ほどは子供達を日韓バイリンガルに育てるために毎日頑張っています。

 

韓国にお嫁にきた頃は、嫁という立場で韓国に住むことや子育て、そしてフルタイムの仕事もしていて忙しく慌ただしいまま約15年の年月が過ぎていったように思います。

 

下の子はまだ幼稚園児で手がかかりますが、上の子が小学校高学年となり前よりは手がかからなくなってきたなぁ〜と思っていたら、今度は義両親が歳を取ってきて病院、手術、介護などなどの以前はなかった問題がでてきました。

 

歳は誰でも同じように取っていくものなので、それについては何も言えません。しかし、いずれは訪れるであろう問題の「介護」について今回は日本と韓国の事情について調べてみたことを書いてみたいと思います。

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義両親の介護や世話は長男の嫁がするの?日本の場合、韓国の場合。

韓国では毎年、秋に旧盆の連休があります。旧盆の連休には家族や親戚が集まって食事したりお墓まいりに行ったりします。その時、以前から体調不良を訴えていた義父の話が話題にでました。それに関する私のツイートは次の通りです。

 

 

症状を聞いても医者ではない私には原因なんてわかりません。しかしその症状を検索にかけてどんな病気の可能性があるかぐらいなら調べることができます。そこで、その場でスマホで検索してみたらいくつか、めぼしい情報が出てきました。もちろん、検索と言っても色んなサイトがあるので製薬会社や病院などの信頼できそうなサイトの内容を参考にしました。

 

...にしても、検索すらしない義理の兄弟達。これでは後々に介護なんでことになったらどうなるのだろう? という考えがよぎりました。

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介護って長男の嫁がすべき?

親の介護は長男の嫁がすべき...。こんな言葉を聞いたことがあるでしょうか。どんな兄弟、姉妹がいるかにもよりますがこのような価値観は今もそうなのか気になります。

 

現在韓国在住の私の周りはどうなのか、ちょっと思い出してみると次のようになっています。

 

・近所の方は、実の娘さんとお嫁さんが交代で家にきて生活全般のお手伝いをしています。

・知り合いの家ではみんな仕事してるので家ではみられないので高齢者ばかりが集まる病院に入っています。

 

 

周りと言っても例があまりないことにここで気づきます...。今まで私もそれほど関心がなかったことの表れのような気もします。

 

それでは、まずここで話を変えて介護って日本ではどうなってるのかをざっと見てみます。

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★.日本はどうなっているの?

日本で介護が必要になった場合、一般的には次のような方法があると思います。

 

・在宅介護(家族、ヘルパーさん)

・高齢者住宅に入居

・病院

 

また、介護といえば介護保険ですが、厚生労働省のサイトを見てみると情報満載です。また、情報が多く細かすぎてどれから見たらいいのやら...。

 

他のサイトを見ると、介護保険についてよくわからない人でもよくわかるサイトは次のサイトでした。ポイントだけ引用すると次のようになります。

 

介護保険は介護が必要な方に、その費用を給付してくれる保険です。

保険ですから、皆で保険料を負担して、必要な方に給付する仕組みになっています。どんな保険でもそうですが、給付を受けるには色々手続きをしなければなりませんし、受けられるかどうかの審査もあります。

LIFUL介護より

たったこれだけでも、介護保険のそもそもがわかってない人には、わかりやすいですね!そして保険料は、40歳以上は支払いが義務となっていて具体的には次のようになっています

 

・40歳〜64歳

→加入している健康保険と一緒に払う。職場の健康保険の場合は保険料を事業主と半分ずつ払う。国民健康保険の場合は自治体により保険料が異なる。

・65歳以上

→受給している年金から引かれる。引かれる金額は自治体により違う。

 

 

また、これらの年齢層のうち訪問介護サービスやショートステイなどのサービスが受けられるのは、基本的に65歳以上ですが、40〜64歳は特定の病気の場合はサービスが受けられます。

 

 

それでは韓国の場合はどうでしょうか。

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★.韓国の場合はどうかな?

日本のように高齢化社会となっている韓国でも、やはり介護は問題となっています。そこで、2008年に日本やドイツなどの介護保険を参考にした「老人長期療養保険制度(노인장기요양보장제도)」が始まりました。この制度は国民年金公団によって運営されています。以下に概要をまとめます。

 

対象者:韓国の健康保険に加入している人は長期療養保険の加入者となります。これは法律上、定められていることで健康保険と同じく加入は義務とのことです(老人長期療養保険法第7条第3項による)。

保険料:健康保険料に長期療養保険料率(2018年現在7.38%)をかけて算出。

サービスを受けられる人:介護が必要な65歳以上、または65歳未満で認知症などの者。所得水準に関係なく介護認定を受けた者にサービスが提供される。

노인장기요양보험より(原文は韓国語)

 

 

この介護サービスをうけるには、介護認定をうけなければなりません。その手続きの流れは次のとおりです。

 

1.長期療養認定申請(ここからダウンロード可能)申請書と共に医師の診断書も必要。

2.評価判定(看護士や社会福祉士などが家を訪問して52個の項目をチェックし6段階で判定)

3.長期療養認定書などを受け取ったら「長期療養等級」「有効期間」などを確認する。

4.長期療養機関(病院、療養病院等)と契約、料金を支払い利用開始。

 

また、必ずしも長期療養機関に入らないといけないというわけではなく、在宅介護の場合は、訪問医療サービス、訪問入力サービス、ショートステイ、などのサービスも受けることができます。

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私の義両親を見て予測してみる

ここで私の韓国の義実家を冷静な目でみて、そう遠くない将来を予測してみようかと思います。義両親は現在元気なことは元気ですが、2人とも80代です。しかし体は丈夫な方で、認知症などにもかかっていません。また、ちょこちょこ小さい病気やケガはあるものの、今のところは体力こそ落ちてきたものの介護は要らない状況です。

 

とはいえ、人間の将来はわからないものです。国民健康保険には加入しているはずなので、いよいよ自分で色んなことができなくなって来たら誰かに助けてもらわないといけなくなります。そうなった時に先ほどの2つで考えるとどちらを選ぶでしょうか。

 

1. 在宅介護にする

2. 長期療養機関に入る

 

もし、1.の在宅介護となると、見てくれる家族や親戚が必要となります。または助けてくれる人を個人的に雇わないといけなくなると思います。しかし、義両親は2人だけで住んでいることや長男夫婦(←私たち夫婦)は、離れて住んでいるし子育ての真っ最中に加えフルタイムの共稼ぎなので、きっと話は回ってきても実際に介護する可能性は低いと思います(あと、義両親も看てもらうのを嫌がるかも...?!)。夫の兄弟から介護のために義両親との同居の話や、でなければ助けてくれる人を雇う費用負担などの話は私達に来そうです。

 

次に長期療養機関に入ることは可能性としてはありえると思います。在宅よりも周りに人がいるし、有料で介護をしてもらえるので夫や夫の兄弟は会いたい時に会いにいけばいいので、気分的にも楽なはずです。私達長男夫婦には、きっと先ほどのように費用負担の話が真っ先にきそうです。理由は「長男」だからです。「長男」ということで色々と押し付けられる夫は、かなりストレスが溜まりそうです。

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実際韓国の親戚はこうしている

ところで、義実家ですがシオモニ(義母)は、兄弟が多いです。私は会ったことのない人もいます。そして会った事がある何人かも、もう高齢で、少なくとも70代ぐらいです。そのシオモニの兄弟の1人は私が住んでいるところから、そう遠くないところに住んでいるのですが、長期療養機関(療養病院)に入ってもう数年が経ちます。

 

そして、シオモニや夫の兄弟は自分が時間ができた時や、会いたい時に会いにいっています。そこの家族もやはり夫婦は共働きで子供は成人済みで、もう自分の人生を歩んでいるといった感じです。一時は在宅介護をしていたり、歳を取ったら生まれ育った田舎に住みたいということで夫婦だけで文字通りのどかな田舎に引っ越して余生を過ごそうとしていましたが、在宅介護は仕事をしながらではやはり大変だったことや、歳を取った両親をすでに誰も知り合いもいない田舎に二人だけでおいておくのは子供達が不安だということもあり、要介護認定を受けてまちなかの療養病院に入ったようです。

 

こうやって見ていると、

 

「歳を取ったら田舎でゆっくり晴耕雨読の生活をしたい…。」

 

という話を聞くことがあっても、介護が必要な状況になったら実際に子供達のもとを離れて田舎で生活するよりも都市部の療養病院の方が子供達も安心というのが、現実なんだなぁと思います。

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まとめ

今回は、「介護保険」ということをキーワードにまず日本はどうなっているのか、さっと見ました。そして韓国の場合も調べてみました。韓国のは、ドイツや日本のものを参考にして作られたとのことなので、似ている部分もあります。

 

ポイントは次のとおりです。

 

ポイント

1.韓国では国民健康保険公団によって運営されている。 健康保険に加入者=長期療養保険加入者。保険料は、健康保険料 × 長期療養保険料率(2018年現在7.38%)。

2.在宅介護もまだまだ多いが、療養病院も老人長期療養保険のサイトから検索することができる。

3.介護サービスを受けられるのは原則65歳以上(要介護認定)。または65歳未満で指定の疾病にかかっている場合。

 

また、「義両親の介護や世話は長男がみるの?」という問いですが、これはその家庭の事情、経済状態、人間関係などによると思います。しかし、時代は変わったとは言え「長男」という言葉は今でもプレッシャーを与える言葉なのかもしれません。

 

遅かれ早かれ、いずれは誰にでも訪れる可能性のある「高齢」や「介護」。親の世代が近づいてきたら、バタバタするのではなく、あらかじめシステムを理解して申請方法や受けられるサービスを知っておけたらいいなと思います。

  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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