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バイリンガル育児

バイリンガル子育てで親が最初に意識すべき4つとは

投稿日:2020年2月4日 更新日:

 

こんにちは。

まめちゃん(@mame_chang)です。

韓国で2人の子供たちを日韓バイリンガルに育て始めて約10年が経ちました。今でも毎日が努力です。

 

Twitterで毎日バイリンガル育児や韓国情報などを発信している私ですが、先日は次のようなツイートをしました。

 

 

海外に住んでいる人もいれば日本国内にいる人もいるのですが、共通して言うことは

 

子供をバイリンガルにしたい!

 

ということです。私も同じように考えているので話が合う人も多いのですが、色々と話を進めていくと

 

まめちゃん
あれっ?!

 

と思う事があります。それは、私が思うバイリンガル子育てとは少し違うことがあるからです。それがTwitterでつぶやいた4つの内容です。本当はもっとたくさんあるのですが、Twitterは140文字という文字数の制限があるので、全部を書くことはできませんでしたが、これらはもっとも基本的な4つです。

 

今回、このブログでは「バイリンガル子育てで親が最初に意識すべき4つ」と題して、

・どうして意識するべきなのか?

・意識しないとどうなるのか?

 

について具体的に例をあげながらお話したいと思います。

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バイリンガル子育てで親が最初に意識すべき4つとは

親が最初に意識すべき4つの具体例をお話する前に、

 

最初」というのは具体的にいつのことだろう…?

 

と思う方もいるかもしれません。「最初」とは親が

 

子供をバイリンガルにしたい!

 

と思い立った瞬間のことです。そしてそれは子供が小さければ小さいほどやり易いと思います。

 

そして、意識すべき4つとはTwitterのとおりの次の4つです。

1.国語と日本語の区別をつけよう。

2.日本語教育式に教えたらいいんじゃない?

3.日本語がしゃべれたら読み書きもそのうちできるようになるよね?

4.日本語と現地語をちょっとぐらい混ぜてしゃべっても大丈夫。

 

では具体的な例をあげながら、どうしてこれら4つを意識した方がいいのかについて考えてみます。

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★1.国語と日本語の区別をつけよう。 

ここでまず、

 

えっ? 国語と日本語って違うんですね…。

 

と言う方に何人も会ったことがありました。日本で生まれ育ち日本の一般の小中学校や高校に通っていたら学校で勉強するのは「国語」であり「日本語」ではありません。そして「日本語」とは日本語が自分の言語ではない人たちが外国語として学ぶものです。

 

具体例をあげると小学校1年生の教科書をみたらわかりやすいと思います。

 

最近の国語の教科書にはどんな文が載っているか記憶にあまりないのですが、例えば次のような感じだったと思います。

さいた さいた

さくらが さいた

 

 

そして、日本語の場合は初級では、ひらがなやカタカナといった文字を学んだあとは挨拶ができてます。

こんにちは。

おはようございます。

さようなら。

すみません。

 

など。

 

そして次に「○○は、△△です(例:田中さんは日本人です。)」のような簡単な文法がでてきます。

 

これらの違いがわかるでしょうか。国語で出てきた「咲いた」というのは、過去形ですがこれは伝統的なやり方でいくと日本語の勉強を始めて半年後ぐらいに出てくる文法です。しかし国語ではいきなり出てきます。この違いは何でしょうか。

 

それは、国語は生まれてから小学校に入るまで家庭や周りと日本語でコミュニケーションを取っているので、

 

聞いたら意味はわかるけどきちんと書けない。

 

という子供達を対象としているからです。一方、外国語としての日本語は日本語に関する知識が全くない状態で1つずつ単語や文法を学んで積み上げていかないといけない人達を対象としています。日本語についてピンとこない人がもしいたら、英語に置き換えるとわかりすいかもしれません。




★2.日本語教育式に教えたらいいんじゃない? 

先ほどと多少かさなりますが、日本語教育とは外国語として日本語を学ぶ人のための教育方法です。そのため、子供に対して日本語教育のやり方で教えてしまうと次のような混乱が起こることが予測されます。

 

子供:この飛行機って夜は飛びないよね。

親 :「“飛ぶ”は、1グループの動詞で“ない形”を作る時は、辞書形の最後の平仮名を“あ段”に変えてから「ない」をつけたらいいよ。「飛 + ば + ない」で「飛ばない」ね。

子供 :えっ???

 

この説明でわかるのは、外国語として日本語を学んでいる大人の学習者です。そしてこれを全部日本語で説明するとしたらレベルが中級以上でないとわかりません(この説明をその学習者の母語でする時は日本語のレベルは関係ありません)。

 

しかし子供に親の言語を受け継いで欲しくて日本語を教える時は、この説明では子供は全く理解できないと思います。そのため特に子供が小学校低学年以下で国語の文法用語もよくわからない時は、ただ単に訂正して正しい言い方だけを教えて、それが定着するまで繰り返したらいいと思います。




★3.日本語がしゃべれたら読み書きもそのうちできるようになるよね? 

これは「聞く」「話す」「読む」「書く」という言語の4つの能力が、まったく別々のものであるということがわからない場合にでる発言です。日本での英語教育でも

 

読んだらわかるのに聞いたら全然聞き取れない。

 

のような話もよく出るので、英語教育に置き換えたらよくわかるかもしれません。日本で生まれ育った日本人もやはり生まれてから小学校に入るまでは、親や周りの人達との会話を通して「聞く」「話す」の部分を伸ばします。そして小学校に入ったら本格的に教科書を使って「読む」「書く」を練習します。そのため、海外育児で子供をバイリンガルにしようとしたら子供との会話を日本語にするのは徹底するべき部分なのですが、それだけだと「読む」「書く」の部分が伸びないのです。

 

 

★4.日本語と現地語をちょっとぐらい混ぜてしゃべっても大丈夫。 

ルー大柴が使う「ルー語」なんて言葉がありますが、海外で出会う日本人は日本人同士で会話をする時に日本語の文に現地語を混ぜて話す人がいます。私も以前はそんな1人でした。例えば次のように混ぜます。

 

お腹すいたしペダル(배달)しようか。

あ~!もうミッチゲッタ(미치겠다)って感じだね!

 

どちらもカタカナの部分が韓国語です。そして韓国語と日本語がわかる人ならどんな意味かすぐにわかります。しかし韓国語と日本語の区別もまだきちんとできていない子供にこれをしてしまうと、子供はどれが韓国語でどれが日本語かわからなくなってしまうことがあるようで、そのうち子供も言語を混ぜて使ってしまうようになります。

 

それに気付いてから、私は言語を混ぜて使うのを止めて日本語を話す時は日本語のみで話すようにしています。そのおかげかうちの子供たちは日本語で何と言うかわからない時以外は、言語をまぜません。

 

★参考記事

複数の言語を混ぜ混ぜにするとどうなる?

→「現地化した日本語に気をつけよう




意識したいけど私は専門家じゃない!という場合は?

具体的に例をあげながら意識すべき4つについてお話しましたが、特に日本語教育の部分については、

 

私は専門家じゃないし、私には無理かも…。

 

という声も聞こえてきそうです。しかし、世界のあちこちで子供にバイリンガル育児をしている方々を見ていると、日本語教育の専門家はどちらかと言うと少数派のような気がします。今から日本語教育の専門家を目指すよりも、いますぐできることもあります。それは次の3つではないかと思います。

 

1.専門的でなくてもいいので先輩ママや先輩パパの体験談を聞いて自分の知識とすること。

2.アンテナをいつも広げて情報を集めること。

3.子供にどんなバイリンガルになってほしいかという家族の目標や優先順位を決めること。

 

先輩ママや先輩パパの体験談はとても貴重で、うまくいった話も失敗した話もすべて参考になります。もちろん、すべての体験談が自分に当てはまるとは限りませんが、どんどん話を聞くことで自分の子供の役に立つようになります。

 

そのような意味で親が2.のようにいつもアンテナを広げてバイリンガル育児の情報を集めることはとても大切なことではないでしょうか。もし、自分で

 

…とはいえ、私はネットで検索するのも上手じゃないしなぁ…。

 

という場合はTwitterを活用したり、Facebookグループで海外育児やバイリンガル育児をしているグループに参加することもできるので、方法はいろいろあります。

 

関連

★Facebookグループには、「バイリンガル・日本語継承をめざす親の会」というのがあり、バイリンガル育児の経験者が情報を発信したりバイリンガル育児の真っ最中の方々が相談などを投稿しています。私も1週間に1度のペースでブログの記事を投稿しています。このブログ執筆時点(2020年2月)でメンバーは2000人を超えているので、どのFacebookグループに参加したらいいかわからない方はぜひ参考になさってください。

 




意識しないとどうなるの?

では、次にもしこの4つを意識しないとしたらどうなるのか、について考えてみたいと思います。

1.国語と日本語の区別をつけよう。

2.日本語教育式に教えたらいいんじゃない?

3.日本語がしゃべれたら読み書きもそのうちできるようになるよね?

4.日本語と現地語をちょっとぐらい混ぜてしゃべっても大丈夫。

 

まず、国語と日本語の区別がついていないと例えば子供には日本の国語の教科書で勉強させつつ、教える人は有償でプロの日本語教師… という状況になったりします。このプロの日本語教師が国語まで教えることができたら問題ないのですが、外国語人に対する方法をそのまま使ってしまったら子供も教師もお互いにかみ合わない、という事にもなりかねません。そして、2.は先ほども書いたように日本語教育の方法では子供には通じないので、結局「あれっ?」となってしまいます。

 

★参考記事

それでも専門知識が欲しい時は?

→「海外で日本語教師になる方法と注意点。そして求人サイトの紹介

 

そして、3.のように4つの能力が別々だとわからないと、

 

なんで毎日家の中では日本語で話してるのに日本語が読めないし書けないんだろう…?

 

となってしまいます。理由がわからないと親子でストレスになることもあるので、それだけは避けたいところですね。

 

そして最後に親が現地語と日本語を混ぜ混ぜでしゃべると、それがその家庭では普通になってしまいます。そして日本に一時帰国した時や現地語が分からない人と話す時は、聞いている人は「???」となるのです。それでは会話は成立しませんし子供が将来的にルー語しか話せないとなったら…。このように考えると日本語がネイティブの親は子供には日本語のお手本となるので、やっぱり混ぜ混ぜは禁止です。




意識を始めた親は何をしたらいい?

親がこれらの4つを意識したら、次は何をしたらいいのでしょうか。それは先ほどの「 意識したいけど私は専門家じゃない!という場合は?」の3つを利用したステップだと思います。

 

1.専門的でなくてもいいので先輩ママや先輩パパの体験談を聞いて自分の知識とすること。

2.アンテナをいつも広げて情報を集めること。

3.子供にどんなバイリンガルになってほしいかという家族の目標や優先順位を決めること。

 

これを3つ全部同時進行できたらいいのですが、ちょっと難しい… という場合は、下のように順番を変えてもよさそうです。

 

1.専門的でなくてもいいので先輩ママや先輩パパの体験談を聞いて自分の知識とすること。

3.子供にどんなバイリンガルになってほしいかという家族の目標や優先順位を決めること。

2.アンテナをいつも広げて情報を集めること。

 

または、

 

2.アンテナをいつも広げて情報を集めること。

1.専門的でなくてもいいので先輩ママや先輩パパの体験談を聞いて自分の知識とすること。

3.子供にどんなバイリンガルになってほしいかという家族の目標や優先順位を決めること。

 

アンテナをいつも広げて情報を集めることは、1.の先輩ママや先輩パパの体験談を聞くことにもつながります。そして情報を集めた上で、自分の子供にはどんなバイリンガルになってほしいかと決めるという方法もあります。

 

いずれにしても大切なのは次の2つです。

・情報を集めること。

・家族の目標や優先順位を決めること。




まとめ

今回は、「子供をバイリンガルにしたい!」という人に何人も出会ったことがありますが、「あれっ?」という考え方もあったことをきっかけにこのブログを書いてみました。

 

「子供をバイリンガルに!」と思う親が最初にすべき4つなど、今回のポイントは次の通りです。

 

ポイント

★.親が意識するべき4つのこと。

1.国語と日本語の区別をつけよう。

2.日本語教育式に教えたらいいんじゃない?

3.日本語がしゃべれたら読み書きもそのうちできるようになるよね?

4.日本語と現地語をちょっとぐらい混ぜてしゃべっても大丈夫。

.

★.意識を始めた親にできる3つのこと。

1.専門的でなくてもいいので先輩ママや先輩パパの体験談を聞いて自分の知識とすること。

2.アンテナをいつも広げて情報を集めること。

3.子供にどんなバイリンガルになってほしいかという家族の目標や優先順位を決めること。

 

1日や2日で子供はバイリンガルには育ちません。日々の努力、努力、そして努力です…。

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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