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独り言

「経験は糧になる」はバイリンガル児にも当てはまるの?!

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で子どもたちを日韓バイリンガルにしようとがんばりながら、このブログを書いています。

 

「経験は糧となる」のような言葉を今まで何度か聞いたことがあります。人生において経験したことはかならずその人のためになる、といった意味の言葉で、いい経験も苦い経験も含まれるようです。

 

確かに、自分自身のウン十年の人生を振りかえってみると、楽しかった経験、うれしかった経験、悲しかった経験、辛かった経験などなどたくさんありました。

 

楽しかった経験、うれしかった経験の後は「またやろう!」という気になりますし、悲しかった経験、辛かった経験の後は「もう嫌!」と思うのと同時にどうすれば同じことを繰り返さないかを考えたものです。

 

 

そう言えば日本でOLをしていた遠い昔、仕事でミスをしたら先輩OLに「ミスをしても最初は許されるけど、2回おんなじことしたらダメだよ。」と言われてプレッシャーに感じたりもしました。

 

 

今回は、この「経験は糧となる」という言葉からバイリンガルに育てられているうちの子たちにとってはどうなのかな? とふと考えてみたことについてちょっと書いてみたいと思います。





「経験は糧になる」はバイリンガル児にも当てはまるの?!

さっきは、私の大昔のOL時代の話を出しましたが、うちの子どもたちがOLになるのはまだまた先の話です。今の段階で子どもたちは「どんな経験をしてるかな?」と考えると、例えばこんなことだと思います。

 

  1. ママと遊ぶ、絵本を読んでもらう。
  2. 欲しいお菓子を買ってもらう。
  3. ママやパパにほめられる。
  4. 幼稚園のお友達と遊ぶ。
  5. 家族旅行
  6. 日本に一時帰国、日本で日本の友達と遊ぶ。
  7. 日本の小学校に体験入学してみる
  8. 日本の保育園や幼稚園で一時保育
  9. ママやパパに叱られる。
  10. 幼稚園や小学校の友達となにかの理由で仲たがいをする。
  11. 宿題を忘れて学校や塾の先生に注意される。

 

こうやってリストにすると、まだまだ続きますが多分際限なく続くのでこの辺でストップします。一見、1.〜8.は、子どもにとって楽しい経験やうれしい経験だと思います。そして、9.〜11.は苦い経験やつらい経験です。

 

しかし、ママやパパが子どもと遊んでいてもスマホばっかり見てたら子供にはそれはさびしい経験になるだろうし、ママに叱られたとしても最後に「でも◯◯(←子どもの名前)のこと大好きだからね!」とギューっと抱きしめてあげればきっとそれは苦い経験だけど「これから気をつけようかな」と子供も思えると思います。

 

こうやって考えてみると、やっぱりなんでもが経験だと思います。

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    バイリンガル育児の始め方

バイリンガル児にとっての「経験」って?!

ここで話をバイリンガル児に焦点をあてると、バイリンガル児の言語に関する「経験」とはどんなものがあるでしょうか。例えば韓国に住んでいる日韓バイリンガル児と考えて・・・

 

  1. 2つの言語を使ってうまく通じたり通じなかったりした経験。
  2. 日本に一時帰国した時お店の人や知らない人に日本語で話しかけて通じた(通じなかった)経験。
  3. 周りのお友達はわからないのに自分にはわかる言葉があるという気がつく経験。
  4. 誰かのために通訳してあげるという経験。

 

言語について言えば、やはり2つの言語を使ってうまくいった経験やそうでない経験が主になると思います。そしてうまくいった経験は楽しい経験として自信に繋がり、うまくいかなかった経験は苦い経験となりまず。

 

 

そして、特に現地校に通っている場合は周りにモノリンガル(1つの言語だけわかる)友達がいることが予想され、周りの友達はわからないのに自分はわかる言語があるということにも気がつくと思います。




バイリンガル児にとって「経験は糧となる」ってどういうこと?

2つの言語が使えて、家族ではない誰かに通じるという経験はもちろんバイリンガル児にとっていい経験だし、自信にもつながると思います。しかし、それが自然であればあるほど、意識しないで至って普通のコトとして子どもの中に蓄積されていくと思います。

 

ときどき、「あまりよくない経験も糧となるのかな?」という疑問を持つこともありますが、苦い経験やつらい経験をさせたのではなく、してしまった場合はその後のフォローが大切かなぁと思います。

 

バイリンガル児の苦い経験やつらい経験とは、たとえば今思いつくのは「○○語がわかるの? じゃぁ、しゃべってみて~!」と漠然としたリクエストをされて、一体何をしゃべったらいいのやら?と思っていたら本当にその○○語が本当に話せるのか疑われた、とかでしょうか・・・(これは子どもだけではなく大人にもありそうな経験ですね。)




最後に・・・

今回は、「経験は糧となる」という言葉から、子どもにとっての経験について考え、そしてバイリンガル児にとってはどうなのかな?とも考えてみました。

 

なんとなくまとまりのない文章になってしまいましたが、結論としてはやはり「経験は糧になる」と思います。いい経験もそうでない経験も、糧にはなりますが、バイリンガル児に関してはきっとバイリンガル児ならではの経験もあると思うので親はしっかり見守ってフォローできるところはフォローできたらいいなと思います。




    • この記事を書いた人

    まめちゃん

    韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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