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我が家でうまくいったのはこれ!【実践!みんなのバイリンガル子育て① ミス若竹さんの場合】

 

こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子どもたちを日韓バイリンガルにしようと毎日奮しています。

 

バイリンガル育児をしている方で、他の家庭のバイリンガル育児ってどうやってやってるんだろう?って気になったことがありますか? 海外に住んでバイリンガル子育てを実践している人は、世界にたくさんいます。そして、補習校や集まりなどに参加している人は、そこで情報交換ができると思います。

 

そのような集まりはもちろん役に立ちますが、世界の他の国や地域でバイリンガル子育てをしている人たちは、どんな方法でバイリンガル子育てをしてるんだろう・・・?うまくいったり、「ああすればよかった!ということがあるのかな?」と、気になったことはないでしょうか。

このブログでは、「事例」という形で何度かバイリンガル子育てをしている人たちの紹介をしてきました。しかし、1つの家庭だけにスポットを当ててご紹介したことはありません。そこで、「世界の他のご家庭のバイリンガル子育てについても知りたい!」という声を反映して少しずつインタビューを始めることにしました。

 

インタビューは、直接会える場合は会ってお話を聞き、地理的に遠いなどの理由で会って話せない場合は、SNSなどのボイストークで、またはSNSやメールでのやり取りを繰り返す形でお話を聞きます。

 

このインタビューは、ご本人に聞いた内容を元に書きますが、あまりにも詳しく話を聞きすぎて個人が特定される可能性がありそうな場合は、「非公開」という言葉を使うことにしようと思います。また、名前は、ご本人の意向に沿って、ニックネームで書いてあります。

ミス若竹さんのお子さんの本棚




我が家でうまくいったのはこれ!【実践!みんなのバイリンガル子育て① ミス若竹さんの場合】

記念すべき第1回目の今回は、シンガポール在住の「ミス若竹さん」です。まずは、基本的な含めていろいろと質問をしてみました。

 

★Q&A 「ミス若竹さんのバイリンガル子育てについて教えてください~。」

住んでいる国:シンガポール
夫婦がわかる言語:夫(中国語、英語)、妻(中国語語、英語、日本語)
子どもの数: 1人(中学生)

通っている学校のタイプ(現地校、日本人学校、インターナショナルスクールなど):非公開
目標としている言語:英語と中国語のバイリンガル。シンガポールではこの2つの言語を外しての生活は不可能。
どうしてバイリンガル子育てを始めましたか。:言語を1つに絞ると、どちらかの親戚とコミュニケーションがとれないから。
子どもにどんな大人になってほしいですか?: 目的意識を持って生きる人間。人を大切に聖書の教えを土台に生きる人。
どんな方法でバイリンガル子育てをしていますか。: 親がそれぞれ自分の言語で話しかける。

「うまく行った!という方法を教えてください。」: 父母で言語の役割を分けているので言語の切り替えが早いと思う。

「もうちょっとこうすればよかった・・・というのがありますか。」:もう少し読み書きに力を入れるべきだった。

世界のあちこちでバイリンガ子育てをしているみなさんへ一言お願いします!: 頑張ってください!

 

★お子さんが幼稚園児や小学生の頃は、どんな教材を使っていましたか。

英語 ・・・ 幼稚園からの宿題、一般の本屋さんで買った教材を使用(シンガポールは英語の教材が豊富なのだそうです)。

中国語 ・・・ 小学校低学年までは中国語の問題集をしていた。

<実際に使ってた本は捨ててしまったとのことで、同じような本の写真をいただきました。>

 

そして、一番大切にしてたのは「絵本の読み聞かせ」とのことでした。中国語の絵本はご主人にお任せし、そして義理のお母さんが来た時にもお願いしてたそうです。

 

また、幼稚園のころから「こどもちゃれんじ」を、小学校に入ってからは「進研ゼミ」をしていたそうです(←同じ会社から出ている教材ですね)。こう見ると、インタビューに答えてくださったミス若竹さんは英語と中国語のバイリンガルを目標としてるとのことでしたが、実際はそれに日本語が加わったトリリンガル子育てになっていたようです。

 

そして、ミス若竹さんのバイリンガル子育ての実践を見ていると「うまくいったこと」のポイントには、次のような点と理由があるように思います。

 

1.「父母がそれぞれの言語で話しかける」こと。

そして、それは、

2.「1人1言語の原則」に沿ってるのではないかと思います(詳細は↓↓の参考記事へ)。

 

そして、ミス若竹さんもおっしゃってますが、父母それぞれの言語だけで話しかけても伸びないのは、やはり「読み書き」です。

 

読み書きは、意識してやらないと難しいようです。ちなみにミス若竹さんのお子さんは、中国語の読み書きの読み書きの練習を面倒に感じてやりたがらないそうです。「書く練習が面倒くさい」というのは、残念ながら我が家にも共通するものがあります。

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    バイリンガル育児の始め方

先輩ママの実践は貴重!

私にとっては先輩ママになるミス若竹さん。「うまくいった!」も「こうすればよかった!」も、ぜひ参考にしたいです。なぜなら、子どもが小さい時は、

 

まめちゃん
早く大きくなってほしいなぁ~。

とか

まめちゃん
自分の時間が欲しいなぁ。

 

とか思うのですが、大きくなってきた子どもがまた小さくなってママのお腹に入るなんてありえないし、

 

まめちゃん
幼稚園の頃をもう一度!

 

と思ってもその時代は戻ってこないからです。また、ミス若竹さんの話を聞いてバイリンガル子育てをしているかどうかに関わらず、絵本の読み聞かせは大切だと思いました。絵本の読み聞かせを通して子どもの語彙が増え、絵本の世界を通して想像力が広がると思うからです。それを再確認したような気がします。

 

時間がなかったり子どもが寝てしまったり、正直に言うと面倒だと思うこともある絵本の読み聞かせ。これは子どもが子どもである時だけにするものだと思うので、今だけだと思って気分よく読み聞かせをしていきたいものだと思います。




まとめ

今回はシンガポールでバイリンガル子育て実践中の、ミス若竹さんの実践内容についてお伝えしました。中国語と英語のバイリンガル育児に日本語が加わりトリリンガル育児となったミス若竹さん。 ミス若竹さんの家庭でのバイリンガル(トリリンガル)育児のポイントは次のとおりです。

 

ポイント

「父母がそれぞれの言語で話しかける」こと。

 

実際には義理のお母さんがいらっしゃった時もあったとのことなので、正確には「父母と祖母がそれぞれの言語で話しかけること。」だと思います。 また、ミス若竹さんのご主人は日本語がわかりませんが、この方針さえしっかりしていれば、おそらく家庭の中では問題がないのではないかと思います。

 

最後になりましたが、第1弾のインタビューを快く引き受けてくれたミス若竹さん、本当にありがとうございました!

 

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  • この記事を書いた人

まめちゃん

韓国で2人の子供達をバイリンガルに育てています。大学院生の頃は第二言語習得を研究していました。日本語教師の経験が約20年。子供達のバイリンガル育児や国際結婚、バイリンガル育児について第二言語習得や日本語教師的な視点からブログを書いています。 時々韓国の義実家に関する泣き笑いネタもあります^^;

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