こんにちは。まめちゃん(@mame_chang)です。韓国で2人の子ども達を日韓バイリンガルに育てるべく、努力の毎日を続けています。
約2年3か月前に、うちの子たちに
①「日本語と韓国語がわかってよかったと思ったことある?」
②「反対に日本語と韓国語の両方わからなくてもいいか〜、って思ったことある?」
という質問をました。そして質問の答えの予測と結果についてこのブログに書きました(詳細は↓過去記事へ)。
・うちの子はバイリンガルに育てられていることをどう思ってる? ↓↓
結果だけ書くと、
・上の子
①「日本語と韓国語がわかってよかったと思ったことある?」
→友達のお母さんに“すごいね”と言われることが時々あるから、そういう時に日本語と韓国語がわかってよかったと思う。
②「反対に日本語と韓国語の両方わからなくてもいいか〜、って思ったことある?」
→特にないかな。
・下の子
①「日本語と韓国語がわかってよかったと思ったことある?」
→う~ん......
②「反対に日本語と韓国語の両方わからなくてもいいか〜、って思ったことある?」
→......
上の子は、それなりに答えていますが、当時4歳の下の子には少々現実味のない難しい質問だったようです。では、あれから約2年3か月経った今、同じ質問をしたら子どもたちはどう答えるのかな?と思いました。
今回は、約2年3か月前にした質問と同じ質問を子どもたちにしてみた結果をこのブログに書いてみたいと思います。
子どもにバイリンガル育児!子どもの感想と親にできる3つの事
我が家では、私の方針で子ども達との会話は日本語です。お腹にいた頃から日本語で話しかけているので、子ども達は物心がついた頃には
幼稚園では韓国語、家では日本語
というのが習慣になっていました。そのため、周りの人たちから
どうして日本語を聞いたらわかるの?
どうして日本語が話せるの?
と聞かれたら、きっと正確に答えられないか
とでも答えると思います。それでは、約2年3か月前と比べつつ、親である私の思いと今回の子どもの答えについてご紹介したいと思います。
親の思いと子どもの感想
親である私の思いは、子ども達がお腹にいたころから大きい枠組みでみたら変わっていません。それは、
ということです。しかし、理想は理想でしかなく現実は現地校(小学校)の授業が入ると、宿題、習い事、友達関係すべて韓国語なので韓国語がどんどん伸びていく一方で日本語は本当に本当に意識しないと衰退していき、気が付いたら日本語ができなくなっているという状態にも陥りかねません。
ところが親と子どもは別の人格で、親の思いを子供に強制することはできません。万が一強制すると、どこかでひずみが生じてしまい
と自爆してしまいます(そのような例をいくつか見ました)。そうならないためには、微調整や方向転換が必要です。
私の話はこの辺にして、今回の質問の上の子(12歳)、下の子(6歳)答えについてご紹介します。
★.上の子
①「日本語と韓国語がわかってよかったと思ったことある?」
→友達にすごいと言われること。
→日本のアニメが字幕ではなく日本語で聞いてわかること。
②「反対に日本語と韓国語の両方わからなくてもいいか〜、って思ったことある?」
→日本語なんてわからなくても良かったっていう瞬間はないかな。
★.下の子
①「日本語と韓国語がわかってよかったと思ったことある?」
→ママと話せるから。
→日本のおばあちゃんと話せるから。
②「反対に日本語と韓国語の両方わからなくてもいいか〜、って思ったことある?」
→ない。
上の子は、約2年3か月前は「友達のお母さんにすごいと言われる」と言ってましたが、今回は「友達に」と言っています。韓国は外国語熱(と言っても主に英語ばかりですが…)が高いので、約2年3か月前は友達の親が先に気づいて
と言い、今回は周りの友達も英語の学習などに苦労している子もいることから友達に
と言われたのだと思います。もちろん、外国語としての日本語と家庭で親の言語を引き継ぐ国語(継承語)としての日本語は違うのですが、子どもの友達にはわからないのでその辺は一緒にされても仕方がないと思います。
・国語と日本語の違いは? ↓↓
そして、いつからか一時帰国の時にはTSUTAYAで漫画を大量にレンタルして読み漁り、インターネットでは日本のアニメを見ることを始めた上の子。韓国語で日本のアニメを検索すると動画に韓国語訳が付いたものがたくさんでてきますが、それに頼らず日本語でアニメを見る(聞く)ことができるから日本語がわかってよかったと感じてくれて私もよかったと思いました。
今回の質問でも、②「反対に日本語と韓国語の両方わからなくてもいいか〜、って思ったことある?」という質問には「特にない」なので、これには正直ホッとしました。
そして下の子です。約2年3か月前は、私の質問にはちゃんと答えることができませんでした。やはり年齢的なものや、自分が日本語と韓国語がわかるという実感がなかったのではないかと思います。今回の答えですが、
→ママと話せるから。
→日本のおばあちゃんと話せるから。
ママとは実は韓国語でも話せないことはないのですが、ここはあえて何も言わないことにしました。そして「日本のおばあちゃんと話せるから」は、なんとも幼稚園児らしい回答だと思いました。一時帰国の時でなくても、時々LINEなどでビデオチャットなどをする時は、かならず会話に入ってきたがる下の子…。日本のおばあちゃん(私の母)は、韓国語はできないので子ども達が日本語ができなかったら
・会話が成り立たないので会話をしない。
・私が通訳する。
となります。しかし、私(親)が通訳するとさらに子ども達は日本語を使う機会がなくなっていき、結果的に子どもの日本語が伸びないのは過去の例からわかっています。なので、やはり子ども達には日本語ができるように育てておいてよかったと思ました。
・親が通訳すると子どもの日本語が伸びない理由 ↓↓
今後はどんなバイリンガル育児をしようかな
これらの回答、そして状況を踏まえて今後はどのようなバイリンガル育児をしようかと考えてみました。それは、例えば次のようなことです。
★.上の子
・自分のやりたいことを見つけているのでそれに日本語をどんどん絡めていく。
・高校、大学などの進路の選択肢に日本や日本語を入れる。
★.下の子
・小学校に入ったら学習言語が韓国語なので韓国語がさらに強くなることを念頭に置いて「ママとは日本語」を今まで通り徹底する。
・日本語の読み書きも進めていく。
同じ親のもとに生まれたうちの子どもたちですが、年齢も違うしやりたい事があるかどうかも違うので、それぞれの子どもたちにあった対応が必要となりそうです…。
今後のバイリンガル育児のために親ができる3つの事
では、親である私にはもっと具体的にどんなことができるかを考えてみました。それは次の3つのことではないかと思います。
・情報収集を続ける事
・下の子は上の子とは違うので下の子の性格も見ながら進めていく(体験入学など)
・お金を貯めておくこと。
情報収集は、インターネットで収集できる情報もあれば先輩ママに聞いた方がいい情報もあります。インターネット、国や市などのサイトから情報を収集し、 そして先輩ママ、そしてママ友などの経験談も参考にしたらいいと思います。
そしてそれは、子どもに選択肢を与えることに繋がります。子供達の将来にどのような選択肢があって、どれを選ぶべきか、選びたいか…。子どもと話し合って決めることができたらと思います。子どもに選択肢を与えて最終的には家族会議で決める…。これはすでに上の子の中学校を決める時に経験したことです。今後もこのようなやり方を続けて行きたいと思います(詳細は↓参考記事から)。
・親が情報収集し子どもに選択肢を提示した例 ↓↓
また、上の子の子育て経験が下の子にそのまま当てはまるとは限らないので、下の子の意見を聞いたり様子を観察したりしながら進めていこうと思います。
そして最後に「お金!」です。お金がすべてではありませんが、お金がないとできることが限られるのがこの世の中。子どもがどんな選択肢を選んだとしても、親としてサポートできるよう貯金は必要だなぁと思いました。
まとめ
今回は、約2年3か月前に子供たちに聞いた質問と同じ質問をしてみて、子ども達の答えがどう変わったかや親として私ができること3つについて考えてみました。今回のポイントは次の通りです。
ポイント
・上の子の答えは「友達のお母さんからすごいと言われる」から「友達にすごいと言われる」となった。
・日本の漫画やアニメを見るようになったので、それが日本語がわかってよかったという回答に繋がった。
・下の子の答えは以前より少し具体的になった。
.
そして親としてできることは次の3つです。
・情報収集を続ける事
・下の子は上の子とは違うので下の子の性格も見ながら進めていく(体験入学など)
・お金を貯めておくこと。
バイリンガル育児、今後もまだまだ続きます…。